TOEICやTOIFL、英検など英語関連の資格から、国際弁護士やMBA(Master of Business Administrationの略)など仕事に直結する資格まで、資格にはさまざまなものがあります。
海外で仕事をしたい、あるいは英語を使った仕事をしたいと考えている方には、資格を取ることについて英語で話す機会もあるでしょう。
そこで今回は、資格を取ることを英語で何というのか、具体的な資格の種類も含めて紹介します。
Contents
「資格を取る」を英語で言うと?
日本語 | 英語 | |
① | 資格 / 資格を与える | qualification / qualify |
資格を取る | be qualified get a qualification |
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② | 認定 / 認定する | certification / certify |
認定される | be certified get a certification |
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③ | 免許 | license |
免許を取る | be licensed get a license |
資格に近い言葉を英語で言うと、3種類あります。それぞれ、どのように使われるのかを見ていきましょう。
「資格を取る」の英語表現①be qualified
一般的に資格は英語でqualificationと言います。発音はkwɑ̀ləfikéiʃən、読み方はカタカナでクオリフィケーションです。品質という意味のqualに、~化という意味の接尾語ificationが付いて品質化、つまり資格は一定基準の品質を保つという意味ですね。
さらに、qualifyは動詞で、資格を与える、適格とする、という意味になるので、覚えておきましょう。
通訳の資格を取りたい。
I want to get a qualification as an interpreter.
彼女は保育士の資格を持っているそうです。
She is said to be qualified as a nursery teacher.
「資格を取る」の英語表現②be certified
資格に近い言葉に、証明や認可という言葉があります。資格は合格によってその能力が認められるものに対し、認定は主に行政機関などから承認がおりることを指すことが多いです。
certifyも同様に、行政機関などから認められた資格を取得したときに使用します。発音はsə́ːrtifài、読み方はカタカナでサーティファイです。また、certificateは名詞で証明書の意味を表します。
私は公認国際弁護士です。
I am a certified international lawyer.
公認会計士の証明書を見せてください。
Please show me your certified public accountant certificate.
「資格を取る」の英語表現③be licensed
資格を取ると聞いて、ライセンスを思い浮かべた方もいるかもしれません。ライセンスは英語でlicenseと表し、láisənsと発音します。
qualifyよりも法的に許可が必要なものの意味合いが強く、名詞ではqualificationが知識や経験の資格に対し、licenseは免許や鑑札などを示します。
アメリカで運転する免許を持っています。
I am licensed to drive in the United States.
運転免許を取得しました。
I got my driver’s license.
資格の英語表現
ここからは、具体的にさまざまな種類の資格の英語表現を見ていきましょう。実際にあなたが取りたい資格もあるかもしれません。
資格の英語表現①英検
英検は固有名詞なので、英語の試験という意味ではthe English testでいいでしょう。
ただし、公益財団法人 日本英語検定協会が実施する英語の検定試験だということがわかる相手であれば、EIKENでも可能です。日本英語検定協会が公開している正式名称としては、The EIKEN Test in Practical English Proficiencyですが、日本語同様、略すことが多いでしょう。
英語の資格を取るだろう。
I will qualify for the English test.
英検の資格を取るために勉強する。
I’m studying to get the Eiken qualification.
資格の英語表現②簿記
簿記は、経理や会計の資格でbookkeepingと言います。また、帳簿係のことをbookkeeperと呼び、専門的な知識が必要です。
簿記の資格を取るつもりです。
I will get a bookkeeping qualification.
資格の英語表現③通訳
通訳になるために資格は必要ありません。しかし、一般通訳検定やビジネス通訳検定など、いくつか検定試験は実施されているので、目的に応じて資格を取ることもよいかもしれません。通訳する、解釈する、はInterpretなので、通訳、通訳者はinterpreterと表記します。
通訳の資格を取る予定です。
I am planning to get an interpreter qualification.
資格の英語表現④翻訳
同様に、翻訳家になるためにも資格は必要ありません。翻訳するはtranslateなので、翻訳家はtranslatorと言います。通訳と同じように翻訳にも、民間資格はいくつかあるので、翻訳家になるために資格を取得することもあるでしょう。
翻訳家になるために、たくさんの資格を取るつもりです。
In order to become a translator, I plan to obtain many qualifications.
資格の英語表現⑤無資格
逆に、今資格がないことを表すには、反対の意味を示す接頭語のunをqualifyに付けて、unqualifiedで示します。
今は無資格なので、私は資格を取るつもりです。
I’m currently unqualified, so I’m planning on getting certified.
「資格を取る」を英語で?ライセンスの発音&読み方や通訳・翻訳の言い方まとめ
資格を英語で言うと、基本的にはqualificationが使われることが多いですが、例文などを読み込んで他の2つの単語も使えるようになるといいですね。
ニュアンスの違いは、覚えるより慣れる方が、早いかもしれません。本記事や英語の文章を読み込んで、資格関連の言葉の違いを感じてみましょう。