「私に飽きる」や「私は飽きた」など、「飽きる」は日本語のみならず、英語でも使用する機会が多い表現です。
しかし、事前知識がないとスムーズに英訳できない言い回しでもあります。
そこで今回は、「〜に飽きる」や「〜に飽きている」を意味する英語の言い回しについて解説します。
また「飽きる」に関連するスラングもまとめて取り上げますよ!
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「飽きる」を英語で何と言う?
それでは、早速「飽きる」を意味する定番の英語を紹介します。それぞれの表現から感じ取れるニュアンスの違いも、まとめて覚えてしまいましょう。
tired
最初に紹介するのは tired です。tired は「疲れた」という意味で使用されるのが一般的ですが、get tired of 〜 の 形で使用すると「もう飽きた」「すぐ飽きる」という意味になります。
tired of 〜 には、継続して行動したため飽きるというニュアンスがあります。
私は味に飽きる。
I get tired of the taste.
私は聞き飽きた。
I got tired of hearing.
彼女は見飽きた。
She got tired of seeing.
彼は勉強に飽きた。
He got tired of studying.
私はあなたに飽きた。
I got tired of you.
ちなみに、tired from 〜 の場合は「〜に疲れた」という意味になるため、前置詞の使い方に注意してください。
私は仕事で疲れています。
I’m tired from my work.
bored
tired と同じく、bored も「飽きる」や「つまらない」を意味する定番の単語で、get bored with 〜 の形で使用されるケースが多いです。
こちらは、tiredと異なり最初から興味がない、つまらないと感じているため飽きているというニュアンスがあります。
彼はゲームに飽きた。
He got bored with the game.
私は彼の小説に飽きることがない。
I never get bored with his novels.
私が思うに彼は飽きるまでそのゲームをやめないでしょう。
I think he never stops playing the game until he gets bored with it.
get bored easilyという形にすると「すぐに飽きる」という意味になります。
彼女はすぐ飽きる。
She gets bored with things easily.
ちなみに、bored は boring と混同されて使用されやすいですが、bored は気持ちを表現し、boring は人やもの、何かがつまらないときに使用するという違いがあります。
彼はつまらない人間だ。
He is boring.
彼はつまらなく感じている。
He is bored.
「飽きる」に関連するスラング
「飽きる」を意味する基本的なワードについて理解できたところで、次は「飽きる」に関連するスラングを順番にチェックしていきましょう。
例文も取り上げているため、ぜひ使い方もまとめて覚えてください。
I’m sick and tired of
I’m sick and tired of 〜 はtired of 〜 を強調した言い回しで、愛想が尽きたというニュアンスがあります。
彼の嘘にはうんざりだ。
I’m sick and tired of his lies.
burn out on eating
こちらは食べ物について使われる表現で「食べ飽きる」という意味のフレーズです。
毎日ピザを食べていたら、私はピザを食べるのに飽きるでしょう。
I’ll burn out on eating pizza if I eat it every day.
have plenty to talk about
こちらのフレーズは、about 以下について「飽きることなく語る」という意味で使用されます。
彼女はそのフィギュアスケーターについて飽きることなく語る。
She has plenty to talk about the figure skater.
lame
「退屈」「ダサい」など、ネガティブな意味があるスラングです。
ちなみに、lame には「足が不自由な」という意味があり、人に対して使用すると侮辱的な印象を与えるため、注意してください。
その映画は退屈だと思う。
I think the movie is lame.
「飽きる」を英語で?tiredとboredの違いから食べ物に使えるスラングのまとめ
英語で「飽きる」を表現する際に使用する単語やスラングについて取り上げてきました。
同じ「飽きる」を意味する表現でも、細かいニュアンスの違いがあります。
そのため、場面によって適切な言い回しを都度選択できれば、より正確にこちらの意図を相手に伝えられるようになるでしょう。
使い分けを学ぶにあたって、おすすめなのはやはり実際の英会話で積極的に使用することです。
トライアンドエラーを繰り返して、適切な表現の使い分けができるようになりましょう!