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deliveryの意味は「話しぶり」?ビジネスで使える配達用語も例文解説!

コロナ禍を経て、さらに身近な存在となったデリバリーサービス。

お店で調理された食事だけでなく、スナック菓子や飲料といった食料品、トイレットペーパーをはじめとする日用品など、あらゆるカテゴリーのデリバリーサービスが展開されています。頻繁に利用しているよ!という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、deliveryという英単語について詳しくみていきます。deliveryの基本的な意味はもちろん、動詞形deliverの意味やdeliveryを用いた表現も例文で解説!日常生活やビジネスで使える言葉が盛りだくさんですよ。


deliveryの意味と使い方

deliveryは「配達」「配達物」という意味の名詞で、読み方はカタカナ英語でもおなじみの「デリバリー」です。複数形の場合はdeliveriesという形ですので、つづりに注意しましょう!

彼らは食品の配達サービスを利用している。
They use food delivery services.

配達物が紛失した。
My delivery was lost.

deliverの意味と使い方

deliverは「配達する」という意味の動詞。deliveryとは品詞の違いがありますが、意味合いとしては大きく変わりません。過去形・過去分詞形はdeliveredです。

郵便配達員が小包を配達する。
The postman delivers the package.

郵便が毎日配達される。
The mail is delivered every day.

deliveryとdeliverの幅広い用法

deliveryとdeliverは相手に届けるというニュアンスを持っています。そこから転じて生まれた用法が、声や考えを届ける=演説する・話しぶり、良い成果を届ける=期待に応える、といった表現なんです。例文をみてみましょう。

彼女の話しぶりは素晴らしいものだった。
Her delivery was excellent.

来週の会議でスピーチをする。
I will deliver a speech next week at the conference.

さらに、deliveryとdeliverには出産という意味もあります。ラテン語の意味に由来するものですが、コウノトリが赤ちゃんを運んでくる=届けにくる、という説もあるんですよ。

彼女は赤ちゃんを産んだ。
She delivered the baby.

deliveryを使った表現

普段使いできるものからビジネスシーンにぴったりなものまで、さまざまな表現に用いることができるdelivery。その代表的なものをピックアップし、例文と一緒に紹介します。

deliveryを使った表現①荷物の配達に関する言葉

まずは、「出荷済み」という意味のout for delivery。配送状況をサイトで確認したときにout for deliveryと表示されていたら、品物は配達中ということですね。

「行き先」という意味のdestinationを冒頭につけたdestination out for deliveryならば、「目的地に向けて配達中」ということになります。

その小包は配達中だ。
The parcel is out for delivery.

同じく荷物の配送シーンで使えるのが「配達済み」という意味のdelivered。配達したにも関わらず不在だった場合に使う言葉はattempted delivery。attemptは「試みる」という意味です。

商品は12時間以内に配達される。
The products will be delivered within 12 hours.

また、「配達日」を表す言葉はdelivery dateです。納品日・引渡日といった意味が含まれるため、ビジネスシーンでは契約書でも用いられます。ちなみに、前述の通りdeliveryには出産の意味もあるので「出産予定日」として使われる場合もあるんですよ。

配達日をご指定ください。
Please specify delivery date.

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deliveryを使った表現②貿易でも使われる言葉

「代金引換払い」という意味のcash-on-delivery。頭文字を取ってCODと表記される場合があります。日常生活はもちろん、貿易用語としても使われているんですよ。

支払いは代引きでお願いします。
Please pay by cash on delivery.

もう一つ挙げられる貿易用語がdelivered duty paidです。輸送費や関税を売主が負担する取引条件のことで、DDPと略されるのが一般的。輸入側が費用を負担するdelivered duty unpaid(DDU)という言葉もありましたが、現在は無くなっています。

deliveryを使った表現③日常生活で見かける言葉

メールを送ったのに、delivery status notification (failure)というエラーメッセージが届いた経験はありませんか?これは直訳をすると「配送状況の通知(失敗)」となり、なんらかの原因によりメールの送信に失敗した、ということです。

また、デリバリーサービスをよく利用されている方はdelivery unavailableという言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか?直訳をすると「配達を利用できない」となり、なんらかの事情でサービスをご利用いただけません、というメッセージです。

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deliveryの意味は「話しぶり」?ビジネスで使える配達用語も例文解説!まとめ

「配達」を意味するdelivery。カタカナ英語のデリバリーが広く浸透していますが、とても幅広い意味を持ち、言葉を使うシーンもさまざまなんです。

まずは、物理的な品物に限らず「相手に届ける」という基本的なニュアンスを意識してみましょう!「配達」以外の使いどころがみえてくれば、日常生活のみならずビジネスでもdeliveryを活用できるようになりますよ。