英語のネイティブスピーカーや、英語が話せる人たちの英会話を聞いていると、会話中に「ya(ヤ)」という発音が出てくることがありますよね。
「ya」なんて英単語、習ったことない!と思うかもしれません。ですが、実はこの表現は、皆さんもよく知っている「Yes」や「You」の短縮表現、スラング表現なのです。
ここでは、yaの基本的な意味と使い方について、例文つきで紹介します。
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yaの意味は「Yes」か「You」のスラング表現
ya(ヤ)には、YesとYouを表す2パターンがあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。
Yesの意味になるとき
Yesと同じ意味で使われる英語表現にYeah(イェア)があるのはご存知でしょうか。以下のような文脈で使われる表現です。
A:あの映画好きなの?
B:あぁ、とても好きだよ。
A:Do you like that movie?
B:Yeah, I really like it.
このYeahも、Yesのラフな英語表現として使われています。そしてyaは、このYeahのさらにくだけた表現として使われます。
A:あの映画好きなの?
B:ん、とても好きだよ。
A:Do you like that movie?
B:Ya, I really like it.
このようにyaは、友人同士の挨拶や会話などのカジュアルな場面において、Yesの意味で使われています。
Youの意味になるとき
「それではYouを意味するyaは、どういう時に使うのか?」と思いますよね。こちらも、二つの会話文を比較してみましょう。
A:今日はありがとう。楽しかった。
B:はい、楽しかったですね。それではまた!
A:Thank you for today. It was really fun.
B:Yes, I had fun too. See you later!
A:今日はありがとう。楽しかった。
B:うん、楽しかったね。じゃあまた!
A:Thank you for today. It was really fun.
B:Yeah, I had fun too. See ya later!
上記の文章を比較すると分かる通り、yaの方がくだけたスラング表現となっています。
また、Youに関係する短縮表現には他にも、yourをurと短く発音するスラング表現もあります。
A:あなたの新しいプロフィール写真、めっちゃいいね!
B:ありがとう!旅行先で撮ったんだよ。
A:I love ur new profile picture!
B:Thanks! I took it on my trip.
yaという表現はこのように、Yesという意味で使われる場合も、Youという意味で使われる場合も、カジュアルな場面で使用されます。フォーマルな場面には適さない表現なので、その点には注意が必要です。
また、英会話中に出てくるyaが、YesであるかYouであるかは文脈で読み取るしかありません。英文や英語リスニングの知識をつけて、「今の会話で出てきたyaは、Yes / Youだろう」と推測できるようにしていくことが大切です。
yaの似た意味の英語表現
カジュアルな英会話の場面では、yaと似た意味で使える英語表現がいくつかあります。ここでは、Yeah、Yup、Yepの意味と例文を紹介します。
yaの類語表現①Yeah
Yeahは「Yesの意味になるとき」でも取り上げましたが、気分が高揚して「やったー!」「よっしゃー!」と言いたいような場面では、yeeeeah!のように伸ばして使われることがあります。
A:明日はビーチに行くぞ!
B:やったー!待ちきれない!
A:We’re going to the beach tomorrow!
B:Yeeeeah! I can’t wait!
yaの類語表現②Yup / Yep
yaとかなり似た表現にYup / Yep(ヤップ / イェップ)があります。友人や家族など親しい人に対して「うん」「そう」と返すときの返し方、返事の仕方のひとつです。
A:宿題終わった?
B:うん、全部終わったよ。
A:Did you finish your homework?
B:Yup, all done.
yaの意味はYesかYou!yepやyeahなどくだけたスラング表現も例文解説まとめ
yaという英語表現について説明しました。
yaは、YesやYouを意味するカジュアルな表現であるということと、英会話中のyaの意味を推測するためには英文の知識やリスニング経験が必要であるということを押さえて、ぜひ今後の学習に活かしてみてください。