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副反応を英語で?「ワクチンを打つ」「副反応が軽かった」など、ワクチンの英語表現を徹底解説

『昨日コロナのワクチンを打ったんだ』
『ワクチンの副反応が強くて困ったよ』
『副反応が気になるから、ワクチンを打とうか迷っているんだ』

などなど…新型コロナウィルスの感染拡大により、こんな会話が、日本でも日常的に交わされるようになりました。もちろんこれは日本に限ったことではなく、ワクチンやその副反応についての話題は、今や世界共通の関心事です。ワクチンの話題につきものの、副反応、発熱、腕が腫れる…などの用語をあなたは英語で説明できますか?

今回はそんなワクチンに対する副反応と、ぜひ覚えておきたい症状などの英語を紹介します!


副反応を英語で

ワクチンによって引き起こされる副反応や、薬による副作用を、英語ではside effectといいます。side-effectと間にダッシュ「‐」を入れて記載されることもあります。

コロナワクチンを受けた後に出るかもしれない副反応
Possible side effects after getting a COVID-19 vaccine.

副反応は誰にでも出るというわけではなく、出ない人もいますので、ここでは可能性を意味するpossibleを使用します。そして、副反応は一つと限らず、いくつか出る可能性もあるので、effectではなくeffectsと複数形になっています。

ワクチンを打つを英語で

そもそもワクチンを打つとは英語で何というのでしょうか?

「ワクチンを打つ」は、get a vaccine、receive a vaccine、have a vaccineなどget、have、receiveを使って言い表すことができます。ワクチンは英語でvaccine(ヴァクスィーン)ですが、アメリカではshot(ショット)、イギリスではJab(ジャブ)という単語がよく使われます。

例文をいくつかみてみましょう。


例文
あなたはコロナのワクチンを接種する予定ですか?
Are you going to get a COVID vaccine?

私はすでにコロナワクチン接種済みです。
I am vaccinated against COVID. またはI got vaccinated against COVID.
※get vaccinatedで予防接種を受けるという意味

ワクチンを打ちましたか?
Did you get vaccinated?

一般的な副反応の症状を英語で

ワクチンを打つと、個人差はありますが様々な副反応が出る場合があります。新型コロナワクチンに限らず、ワクチン接種後に発症するかもしれない副反応の英単語を覚えておきましょう。

打った腕に出る反応

pain 痛み
redness(レッドネス)赤み
swelling(スウェリング)腫れ

全身くまなく出る反応

tiredness(タイヤードネス)疲労
headache(ヘドエック)頭痛
muscle pain(マッソーペイン)筋肉痛
chills(チルズ)寒気
fever(フィーバー)発熱
nausea(ノウジァ)吐き気
allergic reaction(アレジックリアクション)アレルギー反応

これらは必ずしもワクチン接種後に出てしまう副反応というわけではなく、可能性がある副反応として、英語表現を覚えておくのがいいですね。

実際に副反応が出た時の表現

次に、これらの単語を使って、実際にコロナワクチンの副反応が出たときの表現をみてみましょう。

副反応が出た時の表現例
コロナワクチンを接種した次の日に患部がとても痛くなった。
The day after I got the COVID vaccine, the affected area became painful.
※affected areaは患部の意味。

コロナワクチンを接種した日の夜に寒気がし、発熱した。
The night of the COVID vaccination, I had chills and fever.

コロナワクチンの副反応が出た。
I had a side effect from the COVID vaccine.

コロナワクチンの副反応は軽かった。
I had a mild side effect from the COVID vaccine.
ここでの軽いはmildを使います。

気を付けたい表現

よく目にするのがI had an adverse reaction to the vaccine.という文章です。

これは「そのワクチンに対してかなり重い副作用が出た」という意味になります。この場合、ワクチン接種後に病院に行って医師にみてもらう必要があるほどのひどい副反応が出た時に使います。

adverse reactionというのは「悪い、有害な作用」などの意味があるので、単純にワクチンの副作用が出たことを英語で言いたい場合は、I had a side effect from the vaccine.で言い表すようにしましょう。

ここでもう一つ気を付けたいのが、I had a side effect from a vaccine.と「a vaccine」にしないことです。

「a」をvaccineの前に付けてしまうと、何かしらのワクチンを受ける度に、毎回副反応が出てしまうという不自然な響きになってしまうからです。確かにワクチンは可算名詞なのですが、ここでのthe vaccineは、すでに何のワクチンによって副反応が出たということがわかっているので「the vaccine」という形になります。

コロナワクチン接種後に渡されるパンフレットの内容を英語で

アメリカでは、コロナワクチン接種後、薬剤師さんに色々と説明をされるのが主流です。

しかし、話すスピードが速くて説明がわからなかったり、何を言っているのかチンプンカンプンの時もあります。パンフレットを読んでおいてくださいなんて、紙を渡されて終わることもしばしば。そんな時のために、パンフレットに書かれている、コロナワクチンの副反応を和らげるためのヒントの和訳を紹介します。

注射をする場所の痛みや不快感を軽減するため

腕を使ったり、エクササイズをしましょう。
Use or exercise your arm.

清潔な、冷たいぬれた手ぬぐいを患部にあてましょう。
Apply a clean, cool, wet washcloth over the area.

熱による不快感を軽減するために

水分をたっぷりとる。
Drink plenty of fluids.

軽装する。
Dress lightly.

これらの表現を覚えておけば、海外に住んでいる人も新型コロワクチン接種後の説明がわかるので、安心できますね。

まとめ

今回は、今多く報道されている新型コロナワクチンの副反応と、それに伴う便利な英語表現を紹介しました。

海外で生活している方や、日本で英語圏のニュースを見ている人も、これらの単語やフレーズをマスターしておけば、正しい情報を英語でも理解することができますね!