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「刺激」は英語で?刺激的な味の表現からstimulateの発音まで例文解説

「刺激」と聞いて、何を思い浮かべますか?ぴりっと辛い風味でしょうか。確かにそれは、刺激的な味といいますね。

また、習い事で、友達から刺激を受ける人もいるでしょう。ボーナスが刺激になって、仕事のやる気がアップする、なんてことも。

このように、日常はさまざまな刺激に満ちています。あなたの感じたその刺激、英語で上手に伝えられたら、会話がさらに楽しくなるはず。

そこで今回は、いろいろな「刺激」の英語の表現を紹介していきます!例文もたくさん載せているので、しっかり確認してくださいね。


刺激を表す英語は?

刺激といえば、stimulate(刺激する)という動詞が代表的ですね。カタカナで表すなら、「スティミュレイト」とティを強く発音します。

形容詞や名詞の形もよく使われます。形容詞の「刺激的な」はstimulatingです。動詞の語末にingをつけただけですね。

名詞の「刺激」には要注意。単数形でstimulus、複数形ではstimuliと変化します。stimulusは「スティミュラス」、stimuliは「スティミュライ」のように、これもまたティを強く発音しましょう。

さて、ひとくちに「刺激する」といっても、ニュアンスはさまざま。シーンごとに、意味するところが違ってきます。そのため、例文や文脈といっしょに覚えることが大切です。

stimulateの意味①活性化する

stimulateの基本的なニュアンスは、「活性化する」です。刺激を与えて、行動を促す意味で使われます。

政治家たちは、国内経済を刺激するさまざまな方策を議論した。
The politicians discussed various measures to stimulate the domestic economy.

この本に刺激を受けて、人生についてもっと深く考えようと思いました。
This book stimulated me to think more deeply about life.

stimulateの意味②興奮させる

次は、「興奮させる」、つまり感情や興味を引き起こすことです。こんなふうに言ってみましょう。

新しい言語を学ぶのは、いつだって刺激的です。
It is always stimulating to learn a new language.

私は田中先生の講義に刺激を受けました。
I was stimulated by Ms. Tanaka’s lecture.

stimulateの意味③物理的な刺激を与える

身体や神経などに、摩擦や光といった「物理的な刺激を与える」という意味で使われます。

紫外線は肌を刺激して、日焼けを起こす。
Ultraviolet radiation stimulates the skin and causes sunburn.

受容体は、さまざまな刺激に反応する神経終末だ。
A receptor is a nerve ending that responds to various stimuli.

ちなみに、皮膚の「刺激、炎症、痛み」はirritationと表します。「いら立ち」という意味が浮かびがちですが、こんな使い方もあるのですね。

この精油は皮膚の炎症を起こす可能性があります。
This essential oil can cause skin irritation.

「むかつく」の英語表現

「刺激を受ける」にはこんな言い方も

ここまではstimulateという単語を中心に、刺激に関する例文を見てきました。

幅広いニュアンスで使える、便利な単語だとわかりますが、こればかりでは会話が弾みません。ここはぜひ、表現のバリエーションを増やしておきたいもの。

ということで、ここからは、さらに多様な表現を紹介します。

友達から刺激を受けるときは?

やる気を引き出してくれる。「よし、がんばろう」と思わせてくれる。そんな刺激を感じたら、motivateがおすすめです。

motivate+人で、人に「刺激を与える」、be motivated by ~で「~から刺激を受ける」という意味になります。

教育で最も重要なのは、生徒の学ぶ気持ちを引き出すことです。
The most important thing in teaching is to motivate students to learn.

新しいことに挑戦するとき、私はよく友達から刺激を受けるのです。
I am often motivated by my friends when I try something new.

良い刺激を受けたときには?

創造力を刺激されたり、新たな考えがひらめいたり。そんな良い刺激を受けたら、inspireの出番です。

inspire+人で、人を「触発する」、be inspired by ~で「~から着想を得る」という意味になります。

美術館は美大生にインスピレーションを与える場所です。
A museum is a place that inspires art school students.

彼女は祖父の日記から着想を得て、この小説を書きました。
She was inspired by her grandfather’s diary and wrote this novel.

incentiveはビジネスシーンに最適

もう1つ、覚えておきたいのがincentiveです。名詞、または形容詞として使われ、「動機、刺激」「鼓舞する、報奨の」を表します。

カタカナの「インセンティブ」は、すでにビジネスシーンでおなじみですね。

従業員がもっと働きたくなるには、動機が必要です。
Employees need an incentive to work harder.

優れたパフォーマンスに対する「報奨金」は、incentive paymentと呼ばれます。

わが社は、英語試験で高スコアを取った従業員に、報奨金を支給します。
We give an incentive payment to employees who get a high score in the English test.

確かに、報奨金がもらえるならがんばろう、という刺激になりますね。

刺激に関するスラングはある?

日常生活で受ける刺激といえば、かっこいい音楽、流行のファッションなど。「これっていいよね!」というフィーリングを表すスラングのひとつが、Awesome!(かっこいい!)です。

SNSなどで、Awesome!はとてもよく使われています。「いいじゃん」と思えるすてきな投稿を見つけたら、あなたもAwesome!とリプライしてみてはどうでしょう。

「イケてる」「最高にカッコいい」などの英語フレーズとスラングを解説

「子供には刺激が強い」は?

刺激の表す範囲は広く、そのため、「どんな刺激か」「どんな反応を引き起こすのか」によって、適切な英語を選ぶ必要があります。

たとえば、チョリソーというピリ辛のソーセージ。大人が食べると結構クセになる味ですが、子供には辛すぎ。そんなスパイシーな刺激については、こう言ってみましょう。

このソーセージは子供には刺激が強いよ。
This sausage is too spicy for children.

子供には刺激が強いものといえば、味に限りません。たとえば、映画やドラマです。

大人が見るにはいいけど、子供にはちょっとどうかな、というシーンがあったりします。そんなときは、shocking(衝撃的な)で表してみましょう。

この映画では、子供には刺激が強い場面がいくつか出てくる。
This movie has some shocking scenes for children.

まとめ

いかがでしたか?刺激の種類が多いように、それを表す英語にも、さまざまなバリエーションがあるとわかりますね。日ごろからたくさん英語に触れて、どんなときにどんな表現が使えるか、情報を仕入れておくのがポイントです。

ウェブサイトの記事に目を通すのもよし、SNSの投稿をざっと見てみるのもよし。ちょっと気になるな、と思う単語を見つけたら、意味をその都度、チェックしてみてください。話のネタをストックするつもりで、楽しみながら英語に触れていってみてくださいね。