会話の中で「ふざけるな!」と言われると、少しビックリしますよね。理由によっては、言われてショックを受けてしまうこともあります。言う側も言われた側も、大きなトラブルに発展するのは避けたいもの。
今回の記事では、「ふざけるな!」の英語表現をご紹介します。
あわせて、きつくない言い回しで伝える方法や言い回しの注意点も解説しますので、ぜひご覧ください。
Contents
よく使われる「ふざけるな!」の英語表現
けんかや言い合いなどで怒りが頂点になり、「ふざけるな!」と言いたいときもありますよね。まずは、よく使われる言い回しと使用例からみていきましょう。
Screw you!
この「screw」という単語には「ねじを締める」という意味があります。
スラングの英語にもよく登場しますが、スラングとしては比較的マイルドな表現。とはいえ、スラングの一種には変わりないので使用には注意が必要です。
大事な書類を駅に忘れてしまったよ。
I forgot my important documents at the station.
ふざけるな!
Screw you!
You’re kidding me.
「kid」には、ふざけるという意味が含まれています。仲のいい友人や家族間での会話で冗談をいった場合の返事や、シリアスなシーンでも使える便利な表現です。
今日のデートの約束をすっかり忘れていたよ。
I had completely forgotten my date appointment today.
ふざけないで。
You’re kidding me.
Don’t be ridiculous.・Stop fooling around.
「ridiculous」「fool around」は「ばかばかしい」という意味を持つ単語です。「ばかな真似はするな」というフレーズの意訳にもなります。
上司の意見に納得いかないから、明日反論するよ。
I don’t agree with my boss’s opinion, so I’ll refute it tomorrow.
ふざけないで。
Don’t be ridiculous. / Stop fooling around.
Don’t be silly.
「ふざけるな」の表現で、もっとも幅広いシーンで使われる表現です。軽い冗談への「うそでしょ?」というニュアンスの表現から、本気で怒りを感じた時に使う言い方としてよく使われています。
君は世界で一番美しい女性だよ。
You’re the most beautiful woman in the world.
本気で言ってるの?冗談は言わないで。
Are you serious?Don’t be silly.
マイルドな「ふざけるな」の使い方
相手に何かしら腹が立ったとしても、できるだけきつい言い方は避けたいですよね。
やわらかめに「ふざけないで」と伝えたい際には、下記のような表現を使うのが賢明です。
I’m not happy about your opinion.
ふざけないで、と直接否定するのではなく、好ましくないという感じで、やんわりとたしなめるニュアンスで使えます。
あなたの意見は好ましくないわね。
I’m not happy about your opinion.
仕事が忙しいからオフィスの掃除はやりたくない。
I don’t want to clean the office because I’m busy at work.
あなたの意見は好ましくないわね。みんなやっているわ。
I’m not happy about your opinion.Everyone is doing it.
You must stop joking.
悪い冗談や、度の過ぎた発言に対して「 冗談はやめて」という時にはこのように言いましょう。
あいつの態度が悪いから、今度会ったら殴ってやるよ。
He’s got a bad attitude,so next time I see him, I’ll beat him up.
冗談はやめて。
You must stop joking.
Don’t say bad things.
こちらも、相手がヒートアップして暴言を吐いているときに、「悪いことは言わないで」とたしなめるときに使える言葉です。
こんな会社、明日にでも辞めてやるよ!
I’ll retire from this company tomorrow!
悪いことは言わないで。ちゃんと上司と話し合いましょう。
Don’t say bad things.Talk to your boss properly.
「kid」や「ridiculous」を使用しなくても、言い方次第で「ふざけるな」とやんわりと伝えられます。相手との関係を悪くさせずに言いたいことを伝える際は、こういった表現を使う方がベターです。
まとめ
会話をしていく中で、相手の意見に納得がいかず、「ふざけないでほしい」と言いたくなる場面もありますよね。しかし、「ふざけるな!」とストレートに怒りの感情をあらわにすると相手との関係がこじれてしまう可能性も否定できません。
「お願いだからふざけないでね」と、やわらかく伝えた方が相手との関係もねじれにくくなります。人間関係でのトラブルを少なくするためにも、マイルドな言い回しができるように心がけるのが大切です。
言い回しに注意して、表現の仕方を変えていきましょう。