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英語の死語15選|日本人が知らない古臭い英単語やスラング等を紹介

時代が変わるにつれて言葉も変わる。日本語だけではなく英語にも、もう使われなくなった単語や表現、スラングがたくさんあるんです。

もう使われていないのになぜ知る必要があるの?と思うかもしれません。若い人は使わないけれど、年代の高い人と会話をするときに耳にする表現もあるので知っておくと役に立つこともあるでしょう。

今回は、今はあまり使われなくなった古い英単語やスラング等を15個紹介します。


使われなくなった古い英単語

それではまず、今は使われなくなった英単語を紹介します。

①Crapulous

発音:クラピュラス
意味:食べ過ぎたり飲み過ぎたりして体調が悪くなること

例えば、誕生日ケーキを食べ過ぎた翌朝はうんざりするような気分になりませんか?若者が体調が悪いときに使う言葉のように聞こえますが、実はこの言葉には長い歴史があり、1500年代に生まれた言葉。

風邪や病気なのではなく、食べ過ぎたり飲み過ぎたりした後に体調が悪くなることを表現します。

例文:昨夜のパーティーでケーキを全部食べてしまい、今、完全に気分が悪い。
I ate all of that cake at the party last night, and now I’m feeling completely crapulous.

②Snoutfair

発音:スナウトフェア
意味:外見が良いイケメンや美女のこと

人の外見、特にあなたが魅力的でハンサムだと思う人の外見のことを指します。

例文:隣に座ってる男の子、すっごい鼻筋通っててカッコいい!
That boy who sits next to me is a total snoutfair!

③Brabble

発音:ブラボー
意味:ささいなものについて議論する

この言葉は、政治の話や子供の話など基本的にどんな場面でも通用する言葉。

例文:お前たち、そのおしゃべりをやめないと、食後にアイスクリームが食べられないぞ。
If you kids don’t stop all of your brabbling, you won’t get ice cream after dinner.

④Quockerwodger

発音:クオッカーウォジャー
意味:誰かにコントロールされる政治家のこと

この言葉は、1850年代には単に紐で引っ張ると手足がピクピク動く木のおもちゃのピノキオのようなフィギュアのことを指していましたが、時が経つにつれて政治的な意味も加わっていきました。

擬似政治家、つまり、誰かによって行動の糸を引かれた政治家のことを、しばしばクオッカーウォジャーと呼びます。

例文:昔の知事は立場が良かったが、今は企業利権のためのクオッカーウォジャーでしかない。
The governor used to be a stand-up guy, but now he’s just a quockerwodger for corporate interests.

古い表現とスラング

それでは次に、古い表現やスラングを紹介します。

⑤Beat feet

発音:ビートフィート
意味:ある場面や状況からすばやく逃げること、つまり(走るという行為のように)足を急速に地面に打ち付けること

何か悪いことをして、その場から急いで逃げるときに、足がビートを打つというニュアンス。

例文:そのアラームが鳴ったら、ここから素早く逃げなければ!
We’re going to have to beat feet out of here if that alarm goes off!

⑥Pad

発音:パッド
意味:家
日本語でもパッドと言いますが、当て物、詰め物を意味する単語です。50年代の人々は、この言葉を家という意味で使っていました。なんだか可愛い名前ですよね。

例:うちにきて飲もうよ。
Come to my pad and have some drinks.

⑦Ankle biter

発音:アンクルバイター
意味:子供

ankleは足首、biteは噛むを意味します。足首を噛むもの?犬ではありません。Ankle biterとは、小さくて、足元を這い、歯で周りにあるものを興味津々で噛む子供のこと。なんと面白い表現!

例文:かわいい子供がいるね。あなたは何歳?
You have a cute ankle biter here. How old are you?

⑧Knuckle sandwich

発音:ノックルサンドイッチ
意味:顔を殴る

サンドイッチという言葉が入っていますが、食べるサンドイッチの名前ではありません。Knuckle sandwichとは、顔面を殴るというスラングです。

例文:バカにし続けるなら、顔面殴るぞ!
If you keep mocking me, you’re going to get a knuckle sandwich!

⑨Do me a solid

発音:ドゥ―ミーアソリッド
意味:親切心から誰かのために何かをすること、あるいは誰かのために好意を持つこと

Do me a favorで、頼み事をしてという意味の表現がありますが、それとほぼ同じニュアンス。

例文:お願い、5ドルかして。
Do me a solid man, lend me $5.

⑩Cool beans

発音:クールビーンズ
意味:賛成するときの表現

Cool beansとは、Cool、Great、Awesomeなど何かに対してイイね!最高!などというときと同じニュアンスのスラング。

例:あなたのお気に入りの登場人物はソフィー?いいね!
Your favorite character is Sophie? Cool beans!

⑪Chrome dome

発音:クロムドーム
意味:禿げ頭

クロームドームとは、禿げ頭のことを指すスラングです。けして誉め言葉とは言えませんが…。

例文:いい禿げ頭じゃないか、お前の頭に俺が写ってるぜ!
Nice chrome dome. I can see my reflection on your head!

⑫Have a cow

発音:ハヴアキャウ
意味:怒ったり興奮したり動揺すること

何かに対して少し感情的になったり、動揺しているときは牛が自分の中にいる状態。現代では、この表現は年配の人だけが使う言葉になっています。

例文:ちょっとからかっただけだよ、怒るなって!
I’m just teasing you. Don’t have a cow, man!

⑬Talk to the hand

発音:トークトゥーザハンド
意味:ある人が言ったことを否定する軽蔑的な表現(しばしば、手のひらを発言者の顔の前にかざすジェスチャーを伴う)

1990年代に使われていた相手の言っていることを聞きたくないという皮肉なスラングの一つ。耳は聞いていないから手に言え、顔は聞いていないから手に言えのようなフレーズに使われることがあります。

こんなことを言う人がいたら失礼ですが、夫婦間での場面としては想像できる人もいるのでは?

例文:顔は聞いてないから、手に言え。
Talk to the hand, because the face ain’t listening.

⑭Booyah!

発音:ブーヤ!
意味:特にスポーツで活躍した時や勝利した時に喜びを表現する感嘆語

高揚感を感じているのに、その感情を表現するのに十分な言葉がないようなときに使われる感嘆語。

例文:ついに実家の地下室から引っ越しすることになった。やったぜ!
I’m finally moving out of my parent’s basement. Booyah!

⑮My bad

発音:マイバッド
意味:ちょっとしたミスに対して軽く謝る言葉

I’m sorryの、謝罪の意味をあまり含まないバージョン。親しい人に対してちょっとしたミスをした時に言う言葉。

例文:混乱させてすみません。私のせいね。
Sorry about the confusion. It’s my bad.

まとめ

今回は今は使われなくなった古い英単語やスラングなどを紹介しました。はじめて聞いた単語や表現はありましたか?死語にはユニークなものが多いですよね!発音のところでわからない部分があれば、辞書をひいて実際に聞いて発音してみると良いでしょう。

今は使われなくなった表現でも、年配のネイティブスピーカーは今でもたまに使うことがあります。実際に80年代や90年代にヒットした洋画を観てみると、今回紹介した表現がでてくるシーンがあるかもしれません。