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no problemの意味や使い方を例文で解説!スラングや言い換えも紹介

no problemは、日常でもビジネスでもよく使われる英語表現のひとつです。

依頼や確認に対して了解したことを伝えたり、感謝に対して答えたりする際などに使える表現で、耳にしたことのある人も多いのではないしょうか。

この記事では、no problemの意味や使い方を例文を用いて詳しく解説します。

no problemは短く言いやすいですし、ネイティブも多用する便利な英語表現なので、ぜひともマスターしてスラスラと使えるようになりましょう。

また、no problemの略や言い換えについても紹介するので、参考にしてくださいね。


文中のno problemの意味と使い方

まずは文中に含まれるno problemの基本的な意味と使い方を確認しましょう。

否定を表すnoと「問題」という意味のあるproblemが組み合わさったno problemとは、直訳すると「問題ない」という意味になる英語表現です。

読み方は、カタカナで表すと「ノープロブレム」になります。

中身に問題がなければ、この書類を提出します。
If there is no problem with the content, I will submit this document.

例文のように、no problemは文中に組み込まれて文字通り「問題ない」という意味で使われます。

そして、「問題ないため賛成できる」というニュアンスで、have no problem with ~で「~に全く異存はない、~に同意できる」という表現もあります。

彼はこの政策に全く異存はない。
He has no problem with this policy.

「agree」の意味と使い方を例文を用いて解説

単独のno problemの意味と使い方

no problemは文中に組み込んで使用できる一方で、単独の熟語で相手に対する簡潔な返事としても使用される表現です。

この場合、どんな状況で使うかによって意味合いやどう和訳するかが異なってきます。

3つの場面に分けて、単独のno problemの意味と使い方、言い換えになる表現を見ていきましょう。

了解するとき

no problemをよく使う場面のひとつは、依頼や指示、お願いに対して了解や許可をするときです。

A:この書類をコピーしてくれる?
Can you make a copy of the document?

B:わかりました。すぐにコピーしますね。
No problem. I’ll do it right now.

自分が何かをお願いしたときに、no problemと言われたら、否定のnoが最初に聞こえるので断られたように感じるかもしれませんが、OKの意味なので気を付けてくださいね。

A:お手洗いをお借りしてもいいですか?
Can I use the bathroom?

B:もちろん、大丈夫ですよ。
Sure, no problem.

このような了解や許可の意味でのno problemは、日常でもビジネスでも広く使える便利な表現です。

ですが、目上の取引先との話など、ビジネスの中でもよりフォーマルな振舞いが求められる場面では、certainly「承知しました」を使うと失礼がなく、よりよい印象になります。

日本語での「わかりました」がno problem、「承知しました」がcertainlyだと思うと、使い分けがしやすいです。

感謝されたとき

no problemは、感謝されたときに「どういたしまして」に相当する返事としても使えます。

A:引っ越しを手伝ってくれてありがとう。
Thank you for helping me move out.

B:大丈夫だよ。
No problem.

相手から示された感謝に対して、カジュアルに「どういたしまして」と伝えたいときにno problemと言えます。

言い換えの表現としては、最も一般的でよく知られているyou’re welcome「どういたしまして」や、no worries「心配ないよ」などがあります。

謝られたとき

謝られたときに、大丈夫だと伝えるときにも、no problemを使えます。

A:迷惑かけちゃってごめんね。
I’m sorry for the trouble.

B:問題ないよ。
No problem.

このように相手から謝られたときに、問題ないから大丈夫というニュアンスで、簡潔に返事をするときにもno problemは使える表現です。

別の言い方としては、no worries「心配ないよ」やdon’t worry「気にしないで」、it’s OK「大丈夫だよ」などがあります。

また、問題ないから大丈夫という意味を強調したいときは、no problemの後ろにat allを付けましょう。

遅刻してごめんなさい。
I’m sorry for being late.

全く問題ないよ!
No problem at all!

ビジネスで使える丁寧な謝罪からお悔やみを表す表現までを解説

no problemを略したスラングnp

次に、no problemを略したスラングであるnpを紹介します。

npは、文字通りno problemの単語の頭文字を取ったスラングです。ネットやメール、ゲームでよく使われています。

例えば、チーム戦のゲームでミスをした際に、チームのチャットにsry(sorryのスラング)と送ると、np「気にしないで」と返ってくることがあります。

SNSでもこのnpはよく見かけるので、覚えておきましょう。

まとめ

no problemの意味や使い方を紹介し、no problemを略したスラングであるnpについて解説しました。

no problemは様々な場面で使えますし、端的に前向きな気持ちを伝えられる便利な表現なので、ぜひ使いこなしてくださいね。