「派手な服」「派手な色」「派手な人」など、日本語ではさまざまな場面で「派手」という言葉を使います。
英語で「派手」を表す代表的な単語はflashyです。ただし、英語では何がどのように派手なのかによって、showyやgaudy、flamboyant、vibrantなどを使い分けます。
例えば、鮮やかな色を褒めたいときにgaudyを使うと、「けばけばしい」「悪趣味な」という否定的な意味に聞こえることがあります。
この記事では、「派手」を表す英語の意味や読み方、ニュアンスの違いを例文とともに紹介します。派手な服・色・メイク・人の言い方や、「ド派手」「派手すぎる」「派手にする」といった表現も確認していきましょう。
「派手」は英語で何という?基本はflashy
「派手」を英語で表すとき、まず覚えておきたいのがflashyです。
flashyは「フラッシー」のように読みます。「目立つ」「人の注意を引く」というニュアンスがあり、派手な服や車、アクセサリーなどによく使われます。
彼は派手な服を着ている。
He wears flashy clothes.
彼女は派手な赤いスポーツカーを買った。
She bought a flashy red sports car.
あのネックレスは私には少し派手すぎる。
That necklace is a little too flashy for me.
flashyは便利な単語ですが、単純に「華やかで素敵」という褒め言葉とは限りません。
「目立とうとしている」「必要以上に派手」という少し否定的なニュアンスになることもあります。
そのため、相手の服やデザインを褒めたい場合は、後ほど紹介するvibrantやeye-catchingなどの方が適していることもあります。
「派手」の英語表現はニュアンスで使い分ける
日本語の「派手」は意味の幅が広いため、英語では場面に合わせて単語を選ぶことが大切です。
主な使い分けは以下のようになります。
| 英語 | 「派手」のニュアンス |
|---|---|
| flashy | 目立つ派手さ |
| showy | 人目を引こうとする派手さ |
| gaudy | けばけばしく悪趣味な派手さ |
| flamboyant | 華やかで大胆な派手さ |
| vibrant | 鮮やかで生き生きした色 |
| glitzy | きらびやかで華やかな派手さ |
| loud | 色や柄が強すぎる派手さ |
それぞれ詳しく見ていきましょう。
flashy|目立つ派手さ
flashyは、服装や車、アクセサリーなどが目立っている場合に使いやすい表現です。
「高そう」「キラキラしている」「目を引く」といった要素を含むこともあります。
彼は派手な時計をするのが好きだ。
He likes wearing flashy watches.
これはかなり派手なデザインですね。
This is a pretty flashy design.
「派手」と英語で言いたいとき、どの単語を使えばよいかわからない場合は、まずflashyを候補にするとよいでしょう。
ただし、褒め言葉として使う場合はニュアンスに注意してください。
showy|人目を引く派手さ
showyは「ショウイー」のように読み、人目を引くような派手さを表します。
服やアクセサリー、装飾、演出など、見た人の注意を引くものに使われます。
そのドレスは結婚式には少し派手すぎる。
That dress is a little too showy for the wedding.
彼女は派手なアクセサリーが好きだ。
She likes showy accessories.
flashyと意味が似ていますが、showyには「見せることを意識している」「見栄えを重視している」というニュアンスがあります。
こちらも文脈によっては否定的に聞こえる単語です。
gaudy|けばけばしく下品な派手さ
「派手」をかなり悪い意味で表したいときに使えるのがgaudyです。
gaudyは「ゴーディ」のように発音し、色や装飾が多すぎて「けばけばしい」「悪趣味な」と感じるような派手さを表します。
その部屋は派手な色で飾られていた。
The room was decorated in gaudy colors.
そのシャツ、ちょっと派手すぎない?
Isn’t that shirt a little too gaudy?
単に「色鮮やかで素敵」と言いたいだけなら、gaudyは避けた方がよいでしょう。
相手の服に対してgaudyを使うと、「センスが悪い」と受け取られる可能性があります。
flamboyant|華やかで大胆な派手さ
flamboyantは、服装や行動、性格などが華やかで目立つ様子を表します。
派手な人について説明するときにも使いやすい単語です。
彼は派手なファッションで知られている。
He is known for his flamboyant fashion.
彼女はとても華やかで派手な性格だ。
She has a flamboyant personality.
flashyやgaudyよりも、「大胆」「華やか」「個性的」といったニュアンスを出しやすいのが特徴です。
「派手な人」「派手な性格」を英語で表現したいときにも覚えておくと便利です。
vibrant|鮮やかで生き生きした派手さ
派手な色を肯定的に表現したいときは、vibrantが使えます。
vibrantには「鮮やかな」「生き生きした」という意味があります。
彼女は鮮やかな色の服を着ていた。
She was wearing clothes in vibrant colors.
私はこの鮮やかな青が好きです。
I love this vibrant blue.
日本語では「派手な色」と表現する場合でも、「明るく鮮やかできれい」という意味ならflashyよりvibrantの方が自然なことがあります。
glitzy|きらびやかで華やかな派手さ
glitzyは、ファッションやイベント、ホテル、パーティーなどの「きらびやか」「華やか」な雰囲気を表す単語です。
そのホテルはとても豪華で華やかだ。
The hotel is very glitzy.
彼らは華やかなパーティーを開いた。
They held a glitzy party.
単に色が派手というより、「豪華さ」「きらびやかさ」があるものに適しています。
loud|色や柄が強すぎる派手さ
loudは通常「音が大きい」という意味で覚える単語ですが、服や色、柄について使うと「派手な」という意味になります。
そのネクタイは面接には少し派手すぎます。
That tie is a little too loud for a job interview.
私はそんな派手な柄は普段着ない。
I don’t usually wear such loud patterns.
loudを服装に使う場合は、「色が強すぎる」「柄が目立ちすぎる」といった否定的なニュアンスになることが多いです。
「派手な服」は英語で?
「派手な服」を最も簡単に表すなら、flashy clothesが使えます。
彼はいつも派手な服を着ている。
He always wears flashy clothes.
ただし、「派手」の意味によって表現を変えることもできます。
人目を引く服ならshowy clothes、けばけばしい服ならgaudy clothes、大胆で華やかな服ならflamboyant clothesといった使い分けができます。
また、「派手だけれどおしゃれ」「目を引くデザイン」と肯定的に言いたいなら、eye-catchingも便利です。
そのジャケットはとても目を引く。
That jacket is very eye-catching.
日本語ではどちらも「派手」と表現できますが、eye-catchingは「目を引く」という意味なので、flashyより褒め言葉として使いやすい表現です。
「派手な色」は英語で?
「派手な色」は、どのような色を想像しているかによって表現が変わります。
明るく鮮やかな色ならbright colorsやvibrant colorsが自然です。
私は明るく派手な色が好きです。
I like bright colors.
この絵には鮮やかな色がたくさん使われている。
This painting uses many vibrant colors.
一方、「けばけばしい」「目がチカチカするほど派手」という意味ならgaudyやloudを使えます。
このデザインには派手すぎる色が使われている。
This design uses colors that are too loud.
「派手な色=flashy colors」と機械的に覚えるより、明るくきれいなのか、悪趣味なほど目立つのかを考えて単語を選ぶと自然な英語になります。
「派手なメイク・髪型」は英語で?
「派手なメイク」はflashy makeupと表現することもできますが、実際にはbold makeupやdramatic makeupの方が自然な場面も多くあります。
彼女は大胆なメイクをしている。
She is wearing bold makeup.
彼女はパーティーのために派手なメイクをした。
She wore dramatic makeup for the party.
boldには「大胆な」、dramaticには「印象的な」という意味があります。
特にメイクの仕上がりを肯定的に表現するなら、flashyより使いやすい表現です。
「派手な髪色」も同様です。
彼女は明るいピンクの髪をしている。
She has bright pink hair.
彼は大胆な髪色が好きだ。
He likes bold hair colors.
日本語の「派手」をそのまま1語に置き換えるのではなく、何が目立っているのかを具体的にすると自然になります。
「派手な人」は英語で?
「派手な人」は、何が派手なのかによって英語表現が変わります。
服装や持ち物が目立つ人なら、flashyを使えます。
彼はかなり派手な人だ。
He’s a pretty flashy guy.
服装や話し方、行動まで華やかで目立つ人ならflamboyantが適しています。
彼女はとても華やかで目立つ人だ。
She’s a very flamboyant person.
一方、日本語の「派手な顔」をflashy faceと直訳するのは不自然な場合があります。
「目鼻立ちがはっきりしていて印象的な顔」という意味なら、strikingを使うと自然です。
彼女は印象的な顔立ちをしている。
She has striking features.
このように、人に対する「派手」は外見、性格、服装のどれを指しているのかを考えることが重要です。
「ド派手」「派手すぎる」は英語で?
「ド派手」は、extremely flashyやvery flashyで表せます。
あの車はド派手だ。
That car is extremely flashy.
より会話らしく「やりすぎなくらい派手」と言いたい場合は、over-the-topも使えます。
その衣装はかなりド派手だ。
That outfit is completely over-the-top.
over-the-topには「度を越した」「やりすぎの」という意味があります。
また、「派手すぎる」はシンプルにtoo flashyで表現できます。
このドレスは私には派手すぎる。
This dress is too flashy for me.
色や柄についてならtoo loud、けばけばしく悪趣味という意味ならtoo gaudyを使うこともできます。
「派手にする」「もっと派手にする」は英語で?
「~を派手にする」と言いたい場合は、make+目的語+flashierという形がわかりやすいです。
このデザインをもう少し派手にしてください。
Please make this design a little flashier.
背景をもっと派手にしたい。
I want to make the background flashier.
色を明るくしたいという意味なら、more colorfulやbrighterを使った方が自然な場合もあります。
この部屋をもう少しカラフルにしよう。
Let’s make this room more colorful.
デザインや服装などを「もっと華やかにする」「もっと面白くする」という意味では、カジュアルな表現のjazz upも使えます。
このデザインをもう少し華やかにしよう。
Let’s jazz up this design a little.
「派手になる」なら、become flashierやget flashierと表現できます。
彼の服装は年々派手になっている。
His clothes are getting flashier every year.
日本語の「派手に」はflashilyとは限らない
「派手に」という日本語を見たからといって、すべてflashyやflashilyを使えばよいわけではありません。
日本語の「派手に」には、「大げさに」「盛大に」「思い切り」といった意味もあるためです。
例えば、「派手に祝う」ならcelebrate in a big wayが使えます。
今年は派手に祝おう。
Let’s celebrate in a big way this year.
「派手にやる」なら、go all outを使うと「思い切りやる」「全力でやる」という意味を表せます。
今回は派手にやろう。
Let’s go all out this time.
また、「派手に転んだ」の「派手」は服装や色とは関係ありません。
彼は派手に転んだ。
He took a nasty fall.
このような日本語までflashyを使ってしまうと、不自然な英語になります。
「派手」という単語そのものではなく、文章全体で何を意味しているのかを考えて訳しましょう。
「派手」を表す英語のスラングは?
「派手 英語 スラング」で調べている人も多いですが、「派手」をどんな場面でも置き換えられる万能なスラングがあるわけではありません。
ここでは、派手さや華やかさに関係するカジュアルな表現を紹介します。
bling|キラキラした派手なアクセサリー
blingは、目立つジュエリーや装飾品などを表すカジュアルな英語です。
特に、大きく光るアクセサリーや高そうに見えるジュエリーなどに使われます。
彼は派手なアクセサリーをたくさん身につけている。
He’s wearing a lot of bling.
bling-blingという形を目にすることもあります。
ただし、blingは「派手な服」「派手な人」などすべてに使える単語ではなく、主にジュエリーや装飾品の派手さを表す表現です。
glam|華やかで魅力的
glamはglamorousを短くしたカジュアルな表現です。
単なる「派手」というより、「華やか」「魅力的」「ゴージャス」といったニュアンスがあります。
そのドレス、すごく華やかだね。
That dress is so glam.
パーティーやファッション、メイクなどの華やかさを表すときに使いやすい表現です。
swagは「派手」そのものではない
ヒップホップやストリートファッションではswagという表現もあります。
ただし、swagは「派手」の直接的な英訳ではありません。
「イケている」「おしゃれ」「自信のあるスタイル」といったニュアンスを表すスラングです。
派手なファッションについて「目立っていてイケている」という意味を含めたい場面では関連しますが、flashyと同じ意味だと考えないようにしましょう。
swagの意味やヒップホップでの使われ方をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。
「派手」の反対「地味」は英語で?
「派手」の反対にあたる「地味」も、英語では意味によって表現が変わります。
服装やデザインが飾り気のないものならplainを使えます。
彼女は地味な服を着ていた。
She was wearing plain clothes.
「シンプルで派手ではない」という意味ならsimpleも使えます。
私は派手なデザインよりシンプルなデザインが好きです。
I prefer simple designs to flashy ones.
上品で控えめという肯定的なニュアンスなら、understatedも便利です。
彼女のドレスは控えめだけれど上品だった。
Her dress was understated but elegant.
色について「落ち着いた」「派手ではない」と言いたい場合はsubduedも使えます。
この部屋には落ち着いた色が使われている。
This room uses subdued colors.
日本語ではまとめて「地味」と呼べますが、英語では「飾り気がない」「シンプル」「控えめ」「落ち着いた」のどれなのかによって表現を変えます。
まとめ
「派手」を英語で表す代表的な単語はflashyです。
ただし、日本語の「派手」にはさまざまな意味があるため、英語ではニュアンスによって使い分ける必要があります。
目立つ派手さならflashy、人目を引く派手さならshowy、けばけばしい派手さならgaudy、華やかで大胆ならflamboyantが使えます。
派手な色を肯定的に表すならvibrant、きらびやかな雰囲気ならglitzy、色や柄が強すぎる場合はloudも候補になります。
また、「派手なメイク」はbold makeupやdramatic makeup、「派手な顔」はstriking featuresなど、日本語の「派手」をそのままflashyに置き換えない方が自然なケースもあります。
まずは使いやすいflashyを覚えたうえで、「何が、どのように派手なのか」に合わせて英語を選んでみてください。











