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仲がいいって英語でなんて言うの?closeをはじめとしたさまざまな表現を例文で解説

「わたしは弟ととても仲がいい」「仲がいい友達」「うちの家族はみんな仲がいい」など、親しい人との関係を表すために日常生活でよく使う「仲がいい」。英語ではどのように表現すればいいのでしょうか。

今回は、兄弟、恋人、友達など、いろいろな相手との仲をシチュエーション別に紹介します。例文を交えながらみていきましょう。


「仲がいい」の英語表現

まず、家族や友達など、いろいろな相手と「仲がいい」ことを表せる基本的な表現を見てみましょう。

close/be close to~

closeは「仲がいい」という意味の基本的、一般的な形容詞。もともとは距離が近いことを意味しますが、人間関係にもよく使う表現です。友達、恋人、兄弟、家族など、いろいろな人間関係に使うことができます。

仲がいい者同士(二者以上)を主語にして、be closeをつなげると「〜は仲がいい」という文ができます。

姉と私はとても仲がいい。
My sister and I are very close.

私の家族はみんな仲がいい。
My family is all close.

be close to~の形で使うこともあります。

「~(誰々)と仲がいい」という意味で、主語と仲がいい相手をtoの後に置きます。

彼はクラスメートと仲がいい。
He is close to his classmates.

彼らは互いに仲がよさそうだ。
They seem close to each other.

get close で「仲良くなる」の意味になります。

私たちは高校の時に仲良くなりました。
We got close when we were in high school.

ちなみにcloseを「仲がいい」の意味で使うときは、「クロゥス」のようにse の部分を濁らずに発音します。close the door (ドアを閉める)のときの「クロゥズ」と発音が異なりますのでご注意を。

get along/get along with~

get along は、いい関係である、うまくやっている、という意味です。

家族関係にも使いますし、友達と呼べるほどではないけれど、問題なくやっている、といった関係を表すのにも適しています。wellをつけると、より仲がいいことを表せます。

私の両親は仲がいい。よく一緒に出かけるし。
My parents get along well. They often go out together.

ときどきけんかするけど、姉(妹)とはいい関係よ。
Sometimes my sister and I quarrel, but we get along.

get along with ~ で、「~(誰々)といい関係である」の意味になります。

上司とそりが合わなくて仕事を辞めたよ。
I didn’t get along with my manager so I quitted the job.

同僚とは仲良くやってるんだ。楽しく働いてるよ。
I get along well with my co-workers. I enjoy working there.

be on good terms/be on good terms with~

be on good terms/be on good terms with〜 も、(誰々と)よい関係である、折り合いがいい、の意味です。

termsは人との関係、間柄、という意味で、この意味の場合は常に複数形で使います。

get alongと似ていますが、get along が家族関係にも使われるのに対し、be on good termsは家族間の関係には使いません。

今度は上司といい関係になりたいなあ。
I wish to be on good terms with my manager this time.

同じところで働いていたら、元彼といい関係でいるなんて無理よ。
You can’t be on good terms with your ex-boyfriend if you work with him at the same place.

intimateには気を付けて

closeの類語としてintimateが出てくることがよくあります。intimateは「親しい」「親密な」という意味で、closeよりさらに親しい人間関係を表します。ですが、男女関係を連想させる言葉でもあるため、安易に使わないほうがよいでしょう。

友達との仲、カップルの仲がいいことを表す表現

友達との仲、カップルや夫婦の仲のよさを表すおもしろい表現を紹介します。

BFF、BFFs

BFFは、Best Friend Forever の頭文字をつなげた言葉です。

「永遠の友達」「親友」の意味になります。BFFsとsをつけて、複数形で使用することもあります。

初めて会ったとき、あなたと親友になるって思ったの。
I knew you became my BBF when I first met you.

私たちは永遠の友だよ。
We are BBFs.

lovebirds

lovebirdsは、仲のいいカップルを表す言葉です。恋人同士、夫婦、どちらにも使います。日本語の「おしどり夫婦」とよく似た表現ですね。

彼らはとても仲がよかったけど、最近別れたみたい。
They used to be lovebirds but I heard they broke up recently.

おじいちゃんとおばあちゃんは50年以上のおしどり夫婦です。
My grandparents have been lovebirds for more than 50 years.

「仲が良くない」「仲が悪い」はどう表現すればよい

ここまで「仲がいい」のいろいろな言い方を見てきましたが、反対に「仲が悪い」はどのように言えばいいでしょうか?「仲がいい」で紹介した表現をnotを使って否定文にすれば、「仲が悪い」になりますね。その他に「仲が悪い」ことを表す決まり文句があるので見ていきましょう。

be at strife

be at strife で「仲が悪い」という意味になります。strife単独では、闘争、争い等の意味なので、文字どおり殺伐とした関係を表しています。

彼女はご近所さんと仲が悪い。
She is at strife with her neighbors.

> like cats and dogs

like cats and dogsは、直訳すると「ねこと犬のように」となりますね。日本語の「犬猿の仲」に当たる表現です。副詞フレーズとして使います。

彼らは犬猿の仲だ。
They fight like cats and dogs.

not like each other

not like each otherはとてもシンプルな表現ですが、「お互いに好きではない」ことから、仲が悪い、という意味で使います。

エリザベスとメアリーが仲が悪かったのは有名な話です。
It is famous that Elizabeth and Mary did not like each other.

まとめ

日本語では「仲がいい」のひとことで済んでしまうことでも、英語では関係性によって表し方のバリエーションがたくさんあります。誰と仲がいいのか、どの程度仲がいいのかによって、ぴったりくる表現をさらりと言えるようになりたいですね。