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どうしてそうなった!?タイトルが英語と日本語で全く違う映画5選!

海外の映画は、作品としての魅力はもちろん、英語を学習するのにうってつけの教材。おそらくこの記事を読んでいる人の中で、英語学習として海外の映画を見ている方も多いのではないでしょうか?

そんな海外の映画の中には、タイトルを日本人向けに変更している映画がいくつもあります。理由としては、日本人にとって馴染みのない単語や言いまわしなどを、日本人に向けて分かりやすくするためという背景があるのです。

しかし、中には英語と日本語ではタイトル名がまったく異なり、思わず「どうしてこうなった!?」と言いたくなるような映画があります。

そこで今回は、英語と日本語でタイトルが全く異なる映画を5つ紹介します。みなさんが知っている有名な映画もあるので、ぜひ参考にしてみてください!


最強のふたり

お互い全く異なるバックグラウンドを持ちながら、時には衝突をしながらも徐々に友情を育んでいく物語で、笑いあり感動ありのコメディ映画「最強のふたり」

この映画のあらすじは、交通事故で全身麻痺になった大富豪の白人男性が、スラム街出身の黒人青年を介護員として雇うところから始まります。

映画の原題は「Untouchables
タイトルの意味は、「本来は触れるはずのない2人」

確かに大富豪の白人男性とスラム街出身の黒人青年は全く異なる環境で育ったでしょうし、もし大富豪の白人男性が事故で全身麻痺になっていなかったら、この2人が交わることはなかったでしょう。それをふまえると、邦題の「最強のふたり」には、どこか違和感を感じますね。

「最強のふたり」というタイトルからだと、ジャッキー・チェンとウィル・スミスが共演するようなアクション映画をイメージしてしまいますよね。

ワイルドスピード

カーアクション映画の代表的作品とも言えるワイルドスピードは、2001年に第一作が放映されてから世界中で多くのファンを獲得し、現在もシリーズとして続いている大人気映画。しかし、ワイルドスピードは英語では全く異なるタイトルであることを知っていましたか?

カーアクション映画であるワイルドスピードの原題は「Fast & Furious

直訳すると「速いと激怒」となりますが、fast and furiousは熟語なので、「ものすごいめちゃくちゃ速い」という意味になります。

邦題であるワイルドスピードの「ワイルド」は、日本語的な意味だと「男前」のようなニュアンスで使われますが、英語のWildの本来の意味は「野生」です。「スピード」という単語は「速い」とイメージされる方もいますが、英語としての意味は「速さ」。

つまり、ワイルドスピードを英語訳で言うと「野性的な速さ」という若干微妙なタイトルになってしまうのです。

とはいえ、日本人が「ファストアンドフューリアス」と作品名を言ったり覚えたりするのは難易度が高いため、「ワイルドスピード」という使い慣れた言葉に変更されてしまったのは、仕方ないかも知れませんね。

最高の人生の見つけ方

この映画は最初に紹介した「最強のふたり」とストーリーが若干似ています。

経済的にはそこまで豊かではないものの、家族と友人に恵まれ、長年整備工として働いてきた黒人男性と、実業家として経済的に成功しつつも、人間関係には恵まれなかった白人男性が共にガンを患い、2人が病院で出会うところから物語は始まります。

全く異なる人生を歩んできた2人が共に半年の余命宣告をされ、その後2人は死ぬ前にやり残したことを実現するための冒険へと出かけるストーリーとなっています。

この映画は世界中で多くの感動を呼びましたが、英語でのタイトルは「The Bucket List

バケットリストとは「死ぬまでにしたいことリスト」のことです。

物語の中で2人は残り少ない時間の中で死ぬまでにやりたいことにどんどんチャレンジしていくので、この原題はまさにぴったりと言えるでしょう。

ちなみに邦題である「最高の人生の見つけ方」の他にも、

邦題:「最高の人生のはじめ方」 原題:The Magic of Belle Isle
邦題:「最高の人生のつくり方」 原題:And So It Goes

という似たようなタイトルがありますが、同じ映画のシリーズではありません。日本人向けにタイトルが変わったとはいえ、タイトル名で混乱してしまいそうですね。

バス男

恐らく、この映画は最も酷い日本語タイトルを付けられた映画と言えるでしょう。

アメリカの田舎に住んでいる冴えない高校生の日常が描かれており、その冴えない主人公が学校で開催されるダンスパーティーまでに彼女を探し出すというストーリーになっています。この映画は低予算で造られたものの、当時のアメリカでは大ヒット作品となりました。

映画の原題は「NAPOLEON DYNAMITE

ナポレオン・ダイナマイトは主人公の名前なのですが、日本語では「バス男」というなんとも冴えないタイトルに・・・。

その背景として、この映画が公開された2004年、当時の日本では「電車男」が流行していたことが挙げられます。

「電車男」と「バス男」は主人公がオタクで冴えない日常を送っているという共通点がありますが、バスで通学しているというだけで、当時日本で人気だった「電車男」に便乗したタイトルを付けたことは、多くの映画ファンの反発を招きました。

その後制作会社が謝罪をし、日本語のタイトルも「ナポレオン・ダイナマイト」と変更されたものの、この映画は、「日本一最悪なタイトル」として、今でも映画ファンの間では語り草となっています。

ヤバすぎファミリー毎日がパラダイス

そして最後に紹介するのが、名前からしていかにもヤバそうな映画です。物語の主人公である18歳の青年クインは、家族がマリファナ栽培で生計を立てているというヤバい環境で暮らしていました。

そのせいもあってか一度も学校に行ったことがなく、今まで友達も恋人もいなかったのですが、自宅の前にある家族が引っ越してから彼に転機が訪れます。

その家族にはクリスタルという一人娘がいて、クインは彼女に一目ぼれ。彼女と付き合うためにクインは彼女の通っている学校に通おうと決心してから物語が展開していくという青春映画です。

主人公が成長していく姿を描いたこの映画のタイトルは「Growing Op

これは「麻薬植物が栽培されている場所」を意味するgrow opと、「成長する」を意味するgrowing upを掛け合わせた、とてもひねりが入っているタイトルとなっています。

原題の意味が分かると、麻薬植物と主人公の成長を重ね合わせているタイトルは、ストーリーの展開を表していてとても気が利いていますね。原題の意味する背景がわかった上で邦題を見ると、ちょっと感動が薄れてしまうのが残念です。

まとめ

今回は、タイトルが英語と日本語で全く異なる映画5選を紹介しました。日本人に馴染みのない単語を使うと売上に影響してしまうため、わかりやすく変更するのは仕方ないかもしれませんが、全く違う意味の単語を使っていたことに驚いた方も多いのではないでしょうか。

あなたが今までに見てきた映画の中にも、英語と日本語でタイトルが違っている作品があるかも知れません。これから海外の映画を見るときは、あらかじめ英語のタイトルと意味を調べておくと、より映画を楽しめるでしょう。みなさんも是非調べてみてくださいね!