今日はどんな服装を選ぶか、ランチはどこで食べるか、会議は何時から始めるか、誰に投票するか…。日常生活の中には「選ぶ」必要がある場面がたくさんあります。
今回は、この「選ぶ」を意味する英語を5つ紹介します。
発音や過去形、語を使い分けるためのニュアンスについてもわかりやすく解説するので、参考にしてください。
Contents
「選ぶ」を意味する英語5選
「選ぶ」の意味がある英語の動詞を5つ見ていきましょう。
「選ぶ」の英語表現①choose
chooseは、「～を選ぶ」という意味の最も一般的な英語です。選ぶを英語で表す際に一番よく用いられる単語で、自分の好みや判断をもとに考えて選ぶというニュアンスをもっています。chooseの読み方をカタカナで表すと「チューズ」です。
パーティーに着ていくドレスを選ばないと。
I need to choose a dress for the party.
chooseは不規則変化動詞で、過去形はchoseで発音は「チョーズ」、過去分詞はChosenで発音は「チョズン」になります。
現在分詞はchooseの末尾のeをとってing形にするので、choosingとなり、発音は「チューズィング」です。
彼は英語力を伸ばすために、1年間留学することを選びました。
He chose to study abroad for a year to improve his English skills.
委員会はコンテストの受賞者を選びました。
The committee has chosen a winner for the contest.
chooseを名詞の形にした英語choice「選択」は、複数形choicesで「選択肢」という意味でもよく使われます。
新しいスマートフォンをさまざまな選択肢から選ぶことができます。
You can choose your new smartphone from various choices.
「選ぶ」の英語表現②select
selectも、「～を選ぶ」という意味のややフォーマルな動詞です。chooseに比べると、硬いイメージのある英語で、特定の基準や条件に基づいて慎重に選ぶというニュアンスがあります。読み方は「セレクト」です。
委員会は予選から上位の候補者を選出します。
The committee will select the top candidates from the preliminary rounds.
「～の中から選ぶ」と英語で言いたいときは、2つめの例文のように「選ぶ」を意味する動詞の後ろにfrom「～の中から」をつけましょう。また、「未選択の」は、selectの過去分詞selectedに否定を表すun-をつけて英語でunselectedと表します。
フォームを送信する前に、未選択の項目がないか確認してください。
Please ensure that no fields remain unselected before submitting the form.
「選ぶ」の英語表現③pick
pickは、深く考えずに適当に選ぶときの「～を選ぶ」です。「～を選ぶ」という意味の英語の中で最もカジュアルな響きがあり、さほど重要でない選択をするときや日常会話でよく用いられます。読み方は「ピック」です。
ピザのトッピングは好きなものを選んでいいよ。
You can pick any toppings you like for your pizza.
今夜見る映画を選ぼう。
Let’s pick a movie to watch tonight.
「選ぶ」の英語表現④elect
electは、主に投票や選挙において「～を選ぶ」という意味をもつ英語です。誰かをある地位に選ぶというニュアンスを持ちます。そのため、選挙に関するニュースで、electはよく耳にします。読み方は「エレクト」です。
先ほど紹介したselectとスペルはよく似ていますが、ニュアンスは全く異なるので、注意しましょう。
市民は来月新しい市長を選出します。
The citizens will elect a new mayor next month.
彼女は次の生徒会長に選ばれることを望んでいる。
She hopes to be elected as the next student council president.
ちなみに、英語で「選挙」はelectを名詞にしたelectionです。
彼は選挙で落選した後、落ち込みました。
He was disappointed after losing the election.
「選ぶ」の英語表現⑤opt
optは「選ぶ」という意味の動詞で、特定の選択肢がある中で選ぶというニュアンスのある英語です。optの読み方は「オプト」で、たいていopt for ～やopt to ～「～を選ぶ」という形で使われます。
すべての選択肢を考慮した後、彼女はオンラインコースを選ぶことに決めました。
After considering all the options, she decided to opt for the online course.
彼は新しいプロジェクトに参加することを選びました。
He opted to join the new project.
optを名詞にしたoption「選択」は、複数形optionsで「選択肢」という意味でもよく用いられます。
以下の選択肢から正しい答えを選べ。
Choose the correct answer from the options below.
同じく「選択肢」の意味があるchoicesよりも、optionsはややフォーマルで硬い響きがあります。
「選ぶ」の英語表現5選｜発音・過去形の読み方・chooseとpickの使い分けまとめ
この記事では、「選ぶ」を意味する英語5つを解説しました。日常生活で何かを選ぶ場面は多いので、英語で「選ぶ」と言えるととても便利です。
英語で「選ぶ」を意味する語で最も一般的なchooseに加え、よりフォーマルなselectとよりカジュアルなpick、選挙で使用されるelect、選択肢から選ぶoptも覚えてくださいね。状況に応じてより適切な英語を選び、使い分けられるようになりましょう！
