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carryの意味は?「運ぶ」を意味するbringとの違いも例文解説

キャリーケースやキャリーバッグなどから、「キャリー」という言葉は日本語でも浸透してきていますね。このキャリーはcarryからきていますが、carryの正しい使い方を知っていますか?

今回はcarryの意味と使い方を例文とともにわかりやすく説明します。carryの意味や使い方を完ぺきにマスターしましょう!


carryの意味

まずはcarryという動詞の基本情報から。

原形はcarryで、yで終わる単語なので三人称単数の場合はcarriesとなります。過去形はcarried、過去分詞形もcarriedです。ing形(現在分詞形/現在進行形)はcarryingです。

carryには、実はいろいろな意味があります。例えば、身ごもっているなどもそうですし、支える、放送する、などもcarryの意味の一つです。ここではよく使われるcarryの意味を3つ取り上げて紹介します。

①(~を)持ち運ぶ

最初にとりあげるcarryの意味は(~を)持ち運ぶです。荷物や人などを広い意味で「運ぶ」ことを指しています。

送る、輸送するという意味も当てはまります。

彼らは輸出禁止の貨物を船で運ぶ。
They carry prohibited goods on a ship.

②(~を)伝える

次に取り上げるcarryの意味は(~を)伝えるです。ニュースなどを伝える時に使われ、目を通すという意味に使われることもあります。

音や水などを運ぶという意味もありますね。

ABCラジオはウクライナ軍の反転攻勢のニュースを伝えた。
ABC RADIO carried the news of the Ukrainian Army’s reversal offensive.

③(ボールや銃弾などの)飛距離、キャリー

carryは名詞として使うときは飛距離という意味になります。河川や運河などの水路間の陸上運搬のこともcarryと言います。

敵陣地までの飛距離は20メートルだった。
The carries to the enemy base were 20 meters.

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後ろにつく前置詞で意味が変わるcarryのイディオム5選

carryには色々意味があると前述しましたが、後ろにつく前置詞によって意味が大きく変化するのもcarryの特徴です。ここではよく使われるcarryのイディオムを5つご紹介します。

carry on

carry onにはたくさんの意味がありますが、最もよく使われるのは「続ける」という意味です。他にも「経営する」という意味でも使われます。

田中氏は新しい事業を経営する。
Mr.Tanaka carries on the new enterprise.

carry-on(carry-on baggage)と表記して名詞として「(機内に)持ち込み手荷物」という意味でも使われます。

また、keep calm and carry onという言葉があります。これは、イギリス政府が第二次世界大戦前に掲げたスローガンの一つで、「平静を保ち、普段の生活を続けよ」という意味です。

carry out

carry outは主に「実行する」という意味です。

彼は約束を果たした。
He carried out his promise to us.

carry away

carry awayはcarry(運ぶ)に「去る」を意味するawayがついているので、「運び去る」という意味です。そこから転じて、「心を奪う」「夢中になる」という意味でも使われます。使われるときは多くの場合受動態で「心を奪われた」という文章になります。

私たちはその歌に魅せられた。
We are carried away by the song.

また、getと組み合わせてget carried awayの形で「調子に乗る」という意味にもなります。

carry over

carry overは「キャリーオーバー」としてカタカナでも馴染みのある言葉ですね。持ち越すという意味です。

彼は修理の支払いを持ち越した。
He carried over the payment for the repair.

carry through

through は「~を通して」という意味の単語ですよね。carryと一緒に使うと「最後までやり通す」という意味です。ずっと最後までというニュアンスが伝わりますね。

彼の地球への愛があれば最後までやり通せるだろう。
His love for the earth will carry him through.

carryとbringの違い

carryと似た意味の動詞にbringがあります。どちらも「運ぶ」と訳されるケースが多いですね。carryとbringの違いはというと、carryでは単に「運ぶ」というアクションを示しています。また、carryは多くの場合「物」に対して使われます。

彼はあなたのスーツケースを運べます。
He can carry your suitcase.

一方bringは目的の空間や場所に運ぶというある目的によってアクションがなされ、持ってくるというニュアンスのcomeの動きを示します。「こちらに」持ってくるというニュアンスがあり、「離れたところ」から「ここ」へという方向性があるのです。

また、bringは何かをある状態に変化させる(至らせる)というニュアンスもあります。

レモンを(ここに)持ってきてもらえますか。
Can you bring a lemon, please?

彼の努力は彼に幸運をもたらした。
His effort brought him good luck.

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carryのスラング

アメリカではcarryだけで「銃を携帯する」という意味で使われることがあります。

銃の携帯を許可するべきではない。
We should not be allowed to carry.

他にも、アメフト用語で「ボールを持って走ること」をcarryと呼んだり、ゲームで上手なプレイヤーの活躍で自分たちが勝利した時などに「キャリーしてもらう」のような使われ方をすることがあります。

まとめ

carryの意味や使い方について紹介してきました。carryという単語を辞書で調べると、これでもか!というくらいたくさんの意味が出てきます。

あまりにも量が多いとやる気をなくしてしまうこともあるかと思いますが、そんな時は例文と一緒に覚えるのがおすすめ。例文と一緒に覚えると、大体のニュアンスがつかめるので自然と適切な語が使えるようになりますよ。

この記事でもたくさんの例文を紹介したので、ぜひ覚えてくださいね。