会話の中で自然に使われるけれど、学校では習わない英語表現スラング。
英語を勉強しているうちに、スラングをネイティブのように使いこなしたい、カッコいい英語スラング表現を知りたい、と思うようになった方は多いのではないでしょうか。
日本語でも、マジ?、ヤバいな、クサッ、など、くだけた口語表現はたくさんありますよね。スラングをたくさん知っていることで、より豊かな英語表現を学ぶことができ、親しいコミュニケーションが取れるようになります。
この記事では、日常会話でカジュアルに使用する英語のスラングを10個、例文とともに紹介します。これらの表現を習得して、他の人より一歩リードしちゃいましょう!
Contents
スラングとは?
そもそもスラングとは、どういった言葉を指すのでしょうか?ネットのweblio辞典のスラングの項を見てみると、次のように書かれています。
スラング:特定の社会や階層、または、仲間の間だけに通じる語や語句。俗語。卑語。
上記でも述べた通り、マジで?や、ヤバいなどの言葉を会話の中で自然に使用していると、日本の文化に馴染んでいる感や日本語を使いこなせている感が上がりますよね。
英語においても、スラングを適切に使いこなせるとネイティブから一目置いてもらうことができるでしょう。
ただ、日本語のスラングと同じく、スラングを使わない方がいい場面はありますので、使う場面や使用する頻度には注意するようにしてください。
ネイティブが使っているカッコいい英語のスラング10個
ここから、英語圏でよく使用されるスラングを一挙に紹介します。
①awesome(オゥサム)
なにか驚くほどいいものを見たり聞いたりして、最高、すごい、素晴らしいと言いたいときに使います。
コンサートのチケットを手に入れちゃった!
I got a concert ticket!
それは最高!
That’s awesome!
②swag(スワグ)
swagは、ヒップホップやラップで聞かれることの多いスラング。ストリートの人々が、かっこいい、イケてる、スタイリッシュだ、と何かを褒めたいときに使われます。
彼を見てよ!めっちゃイケてる!
Look at him! He is so swag!
③sick(シック)
sickは、本来病気という意味ですが、スラングでは違う意味を持っています。それはヤバい、最高、といった意味です。ニュアンス的には、かっこいいものなどを見たときに言うcoolに似ています。
彼女の新しいアルバム、ヤバいよ!ほんと彼女の曲好きだわ。
Her new album is sick! I really love her songs.
④dope(ドープ)
dopeはもともと、間抜け、バカといったネガティブな意味で使われていました。ですが、今では、最高、かっこいい、病みつきになるといったいい意味で使用されることの多いスラングです。3番目に紹介したsickと似た表現と言えるでしょう。
君の新しい靴いいね。めっちゃかっこいい!
I love your new shoes. It’s so dope!
⑤sweet(スウィート)
sweetはもともと、甘いという意味ですが、スラングとして使用される場合には、優しい人、もしくは、すごい、いいね、かっこいい、などの意味で使われます。
彼はとても優しい。
He is so sweet.
ちょうどいま仕事が終わったよ。
I finished my work just now.
いいね!飲みにいこう!
Sweet! Let’s go for a drink!
⑥lit(リット)
litは、とても楽しい、素晴らしいといった意味を表すスラングです。火をつける、という意味から派生して、こういった意味のスラングになりました。
昨日はすごく楽しかった!パーティ、最高だったね!
I really enjoyed yesterday! The party was so lit!
⑦hot(ホット)
hotは、熱い、暑い、がもともとの意味ですが、スラングになるとだいぶ意味が変わります。スラングのhotは(大人の魅力があって)かっこいい、イケてる、アツい、セクシーなどの意味を表します。
ただ、少し色気のあるニュアンスも入ってしまうため、使う場面には十分注意しましょう。
彼女、めっちゃセクシーだな。もっと彼女のことを知りたい。
She is so hot. I want to know more about her.
⑧chill out(チル アウト)
chill outは比較的いろいろな場面で聞かれるスラング。このスラングはほとんどの場合、落ち着く、のんびりする、ゆったりする、といった意味で使われ、relaxと同じようなニュアンスです。
最近ちょっといらいらしてるんだよね。気持ちを落ち着けないとな。
Recently I’m a little frustrated. I have to chill out.
⑨my bad(マイ バッド)
こちらも非常によく使用されるスラング。誰かに謝るときのカジュアルな表現で、ごめん、私が悪い、すまん、といったニュアンスを持っています。なにか自分がミスをして相手に謝りたいときに使ってみましょう。
ごめん、約束を忘れてた。
My bad, I forgot the promise.
⑩bae(ベィ)
baeは、before anyone else(誰よりも先に)の頭文字を取った表現で、sweetieやbabyなど、恋人に呼びかけるときに使用されるスラングです。
本当に愛してるよ、私の愛しい人。
I love you so much, my bae.
かっこいいスラングを使うときの注意点
ここまで10個のスラングを紹介しました。ただ、スラングを使用する際には少し注意点もあります。というのも、日本語のスラングもそれを使用する場面や状況が限られるように、英語のスラングにも適切に使う場面があります。
その判断を誤ってしまうと、相手を怒らせたり、失礼な人だと勘違いされたりしかねません。
ですので、英会話にまだ自信がないうちはあまり頻繁にスラングを使うのは控え、仲間内の会話に慣れてきたあたりで少しずつ使っていくのがよいでしょう。
スラングを知って使えるようになることで、ネイティブとの距離が縮まり、現地の文化などもより深く理解できるようになっていきます。
まとめ
使いこなせるとちょっとカッコいいスラング。ここでご紹介したスラングだけでなく、英語には無数のスラングがあります。ネイティブと円滑にコミュニケーションが取れるように、たくさんのスラングを学んでみてくださいね。