世界中で広く親しまれるスポーツのテニスには、英語の用語やルールが欠かせませんよね。でも、意味や使い方まで正しく理解して、英語での言い回しを使いこなせますか?
この記事では、テニスを観る、またはプレイするときに必要となる基本的な英語表現や、テニスの基礎的なルールから得点のカウントなど、例文を交えて紹介します。
有名テニス選手たちのインタビューで生まれた名言まで紹介しますよ。英語でテニスをもっと深く理解できるよう、詳しく解説していきますね。
Contents
テニスの基本用語
テニスをプレイしたり試合を観戦したりするとき、基本的な英語表現を知っておくと便利です。まずは、テニスに関する基本的な動詞の使い方と、テニス用語やプレイ中によく使われる表現について説明します。
基本的な動詞の使い方
英語を習いたてでも、テニスを使った表現をよく見聞きしますよね。一般動詞を使い始めるときに、第3文型での
私はテニスをします。
I play tennis.
という例文になじみが深いことでしょう。また、否定文では
私はテニスをしません。
I don’t play tennis.
と書き表し、発音は「アイ ドォント プレイ テニス」となります。
私は毎日テニスをする
I play tennis every day.
のように、頻度を表す単語を入れて表現することも可能です。
さらに、今まさにテニスをしている進行形で言い表したいときは I am playing tennis.となります。
第2文型で主語に動名詞を使えば、以下のようにテニスをプレイすることの楽しさを伝えることもできますよ。
テニスをすることは楽しい。
Playing tennis is fun.
英語学習の初歩ではテニスという単語そのものをよく目にしますが、tennisのスペルではnを重ねることにも気をつけましょう。
また、tennisは集合名詞であり、可算名詞に付く a は付きません。
よって、I play a tennis.とするのは誤りです。正しくはI play tennis.となります。
テニス用語の英語表現
次にテニス用語について見ていきましょう。
テニス用語では volley(ボレー)や rally(ラリー)のように、日本でも英語と同じ言い回しをしている場合が多くあります。
ここでは日本では使っていないテニス用語の英語表現を解説します。
テニス用語(日本語) | 英単語 |
前衛 | net player / volleyer |
後衛 | baseline player / baseliner |
前衛の位置 | forecourt |
後衛の位置 | backcourt |
アドバンテージ サーバー | ad-in ※advantageを略してadと表し、サーバー側はinと表現する |
アドバンテージ レシーバー | ad-out ※advantageを略してadと表し、レシーバー側はoutと表現する |
コートチェンジ | change over |
対戦相手 | opponent |
壁打ち練習 | wall practice / practice against a wall |
テニスのルールに関する英語表現
テニスのルールを理解するためにも、基本的な英語表現を知っておくことは大事です。ここでは、スコアリング、ポジショニング、戦い方など、テニスの試合において重要な部分を英語でどのように表現するかを説明します。
スコアリングの英語表現
まずは、スコアリングに関する英語表現から見ていきましょう。
テニスのスコア表示は特殊で、ポイントが0(love)からスタートし、15(fifteen フィフティーン)、30(thirty サーティ)、40(forty フォーティ)そして試合が決まるとgame(ゲーム)のコールがされる順で進行します。
両者が40点で同点になると deuce(デュース)となり、先に2ポイント取ったほうがゲームを取るルールです。
デュースから1ポイント先に進んだ状態をadvantage(アドバンテージ)と言います。
彼女はデュース後にポイントを獲得し、アドバンテージを得た。
She managed to score a point after deuce, earning her the advantage.
ポジショニングや戦い方の英語表現
次に、ポジショニングや戦い方についての英語表現を例文も交えて見ていきましょう。
まずは前衛と後衛の位置の英語での言い方です。
前衛の位置は英語でup at net(ネット前)や forecourt(コート前方)と言い、後衛の位置はback at the baseline(ベースライン後方)や backcourt(コート後方)と言います。
彼は素早いボレーを打つためにフォアコートに突進した。
He rushed to the forecourt to make a quick volley.
その選手はバックコートに深いショットを打ち、相手に弱いショットを返すよう強いた。
The player hit a deep shot into the backcourt, forcing his opponent to return a weak shot.
また、ダブルスのときに一方の選手がネット前に、もう一方の選手がベースライン後方にいる戦術は up and back formationと呼ばれます。
ダブルスの試合で、ペアと私は強固なディフェンスを維持するためにアップ・アンド・バック・フォーメーションを使用することにした。
In the doubles match, my partner and I decided to use the up and back formation to maintain a strong defense.
名選手インタビューから生まれた名言
テニスの世界には数々の名選手が存在します。名選手たちは試合を通じてだけでなく、インタビューやスピーチを通じても多くの教訓を伝えてくれます。
ここでは、名選手たちのインタビューから生まれた英語の名言を紹介しますよ。テニスを通じて名選手が得た人生観を味わってみてください。
私は自分の命がかかっているかのように、1点1点をプレイする。 ラファエル・ナダル
I play each point like my life depends on it.
負けるのが嫌いだ – 何に対しても… しかし、私が最も成長したのは勝利からではなく、挫折からだ。 セリーナ・ウィリアムズ
I don’t like to lose – at anything… Yet I’ve grown most not from victories, but setbacks.
あなたが何を経験していても、立ち上がって前進することである。 マリア・シャラポワ
No matter what you’re going through, it’s about getting up and moving forward.
まとめ
テニスで使う英語でのルールや用語、さらには名選手のインタビューから生まれた名言まで紹介しました。
基本的なテニスの英語表現をマスターすることで、テニスの観戦やプレイがより楽しくなりますね。また、英語表現を学ぶことでテニスの世界をより深く理解することができます。テニスを楽しむ一方で、英語の勉強にもなるのがこのスポーツの魅力の一つです。
テニスの名選手たちのインタビューから生まれた名言は、テニスに関する洞察だけでなく、人生を生き抜くヒントももたらしてくれます。
テニスをすることが好きで自分でプレイしたり観戦するとき、これらの英語表現を活用してみましょう。そして、テニスの楽しさを十分に味わうきっかけにしてもらえると嬉しいです。