「話す」を意味する英単語には、「say」「tell」「talk」「speak」の4つがあります。この4つの違いを明確に説明できる人は、決して多くはありません。
使用頻度が多い英単語だからこそ、それぞれの違いを説明できるようになっておきたいものですね。
そこで今回は「話す」を意味する4つの英単語の違いを紹介します。
①speakの使い方
speakは話し手だけが話しているとき、すなわち話す行為が一方向を向いているときに使います。
一人だけではなく、講演などで不特定多数に対して話すときにも、speakを使いましょう。
私のボスが会議で売り上げについて話しました。
My boss spoke about our sales figures at the meeting.
また、○○の言語を話すというときにも、以下のように使います。
彼女は日本語と韓国語と英語を話します。
She speaks Japanese, Korean, and English.
②talkの使い方
speakとは違い、talkは双方間で言葉のキャッチボールをしているときに使われる単語です。一方だけが話しているときには使えません。
週末の計画について話しましょう。
Let’s talk about our plans for the weekend.
私たちは先週そのポッドキャストについて話した。
We talked about the podcast.
このように複数人で話し合うときにもtalkを使えます。
また、会話を促すときには疑問文にして使うことができます。
少し話せますか?
Can I talk to you for a minute?
③sayの使い方
sayは発する言葉に対して、「〜と言う」のように使われます。吹き出しマークを提示する感じと言えばわかりやすいでしょう。
クリスは後で戻ってくると言っていた。
Chris said that he might be back later.
他にも日常会話で役立つsayを使った便利な言い回しもご紹介します。
何か言ってよ!
Say something!
何て言いましたか?
What did you just say?
④tellの使い方
tellはまとめた内容を相手に伝えるときに使います。
リサは家族に全部言いました。
Lisa told her family everything yesterday.
toldはtellの過去形です。
よく使われる「tell me〜」には「〜を教えて」という意味があり、この例文のようにまとまっている話を教えてもらうときにも使われます。
まとめ
「話す」を意味する4つの英単語の違いを理解できたでしょうか。違いを理解して説明できるようになると、英語の上達が早くなります。英単語の意味を覚えるだけではなく、使い方までマスターしていくようにしましょう。