感情を表す英語表現はすぐに使えて便利なため、ぜひ覚えて活用したいところ。しかし、使い方を間違えてしまうと意味が変わってしまうので注意しましょう。
間違えて覚えやすい表現の代表格といえばexcitingとexcited。
同じ間違いはinterestingとinterestedやboringとboredでも起こり得ます。
そこで今回は、知らずに使っていることが多いこの表現の違いを解説します。コツがわかれば、使い分けがスムーズにできるようになりますよ。
exciteの意味
動詞としてのexciteには、以下の3つの意味があります。
- 興奮させる
- 刺激する
- 楽しませる
一般的な動詞と大きく違うのは、自分がするのではなく人に「させる」ということ。exciteにingをつけると、以下の意味を持つ形容詞になるのです。
- (人を)興奮させる
- (人の)胸を躍らせる
- (人を)ワクワクさせる
私はワクワクさせています。
I was exciting!
「(自分が)ワクワクしている」と言ったつもりが、excitingを使ってしまったことで「ワクワクさせている」と伝わってしまっては、相手の捉え方が大きく違ってきますよね。
「私はワクワクしている」の正しい使い方
「私はワクワクしている」と伝えるときには、以下の表現が正解です。
私はワクワクしています。
I’m excited!
exciteを受動態にすることで、「ワクワクさせられている=ワクワクしている」という意味になるのです。
使い分けの覚え方
使い方を覚えたつもりでも、咄嗟には口から出てこず、「excitingとexcitedのどちらが正解だったっけ?」とわからなくなってしまう場合もありますよね。
そうならないために覚えておきたい法則がこちらです。
- 人が主語のときにはexcitedを使う
- ものが主語のときにはexcitingを使う
私たちはワクワクしています。
We’re excited.
ワクワクしていますか?
Are you excited?
その試合はワクワクするよな。
The game is exciting.
クラシックバレエに胸が躍ります。
Classic ballet is exciting.
バイクに乗るのは楽しいですね。
Riding a motorbike is exciting.
人が主語になるとき、大抵その人は物事を楽しんでいる状態にあるため、excitedを使うのが適切です。
一方で、物の場合は大抵その物が人を楽しませているのでexcitingが適切になるのです。
これでグッと使い分けしやすくなったのではないでしょうか。
excitedとexcitingの関係によく似ている動詞
interestedとinterestingも、excitedとexcitingの関係によく似ています。
私は面白い人です。
I’m interesting.
「おもしろい」「興味がある」という意味を持つ動詞のinterestも、使い分けを間違えるとこのような意味になってしまいます。
この動詞もexciteと同様に、人が主語のときにはinterestedを、ものが主語のときにはinterestingを使いましょう。
私は興味があります。
I’m interested.
あなたは興味がありますか?
Are you interested?
ハリーポッターはおもしろいです。
Harry Potter is interesting.
海外で働くことに興味があります。
Working abroad is interesting.
なんとなく使い分けのコツが掴めたのではないでしょうか?「退屈させる」「ウンザリする」という意味を持つ動詞・boreの使い分けも同じ。
人が主語のときにはedを、ものが主語のときにはingをつけるようにしてください。
私は退屈です。
I’m bored.
退屈ですか?
Are you bored?
このゲームは退屈です。
The game is boring.
まとめ
過去形や現在進行形として使われることが多いedとingですが、動詞によっては意味を変えてしまうことも。人に誤解を与えて気まずい思いをしないように、今回紹介した3つの単語は最低限使い分けられるようにしましょう!