英語表現で地味に使いこなしが難しいのが複数形。
一般的には名詞の末尾に「s」や「es」をつけるものですが、まったくスペルが違ったり、意味さえ違ってしまったりする名詞も少なくありません。
「足が痛い」と言ったときにも、それが1本だけなのか、両方なのかを意識して表現するため、複数形においては日本語よりも英語のほうが繊細なのかもしれませんね。
そこで今回は複数形を表現するときに覚えておきたい5つのルールを紹介します。
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①名詞の最後に「s」を付ける
名詞を複数形にするには、名詞の最後に「s」を付けるのが最も一般的な方法です。
cat(猫)の複数形は「cats」
dog(犬)の複数形は「dogs」
このルールは、名詞が子音で終わる場合に適用されます。
基本的に名詞の後ろにsをつけておけば複数形で表現したいことが伝わるため、わからなかったらまず「s」をつけておくと良いでしょう。
②最後が「s」の単語には「es」を付ける
classやlensなど、末尾がsの単語は「s」が発音されないため「es」をつけて表現します。
bus(バス)の複数形は「buses」
kiss(キス)の複数形は「kisses」
これも中学英語で習うため、知っている方がほとんどでしょう。
③最後が「ch」「sh」「 x」「o」の場合は「es」を付ける
名詞の語尾がch、sh、 x、oの場合は「es」を付けます。
Watch(時計)の複数形は「Watches」
Dish(お皿)の複数形は「Dishes」
Box(箱)の複数形は「Boxes」
Tomato(トマト)の複数形は「Tomatoes」
④「y」で終わる名詞は「y」を「i」に変えて「es」にする
語尾がyで終わる名詞には、「y」を「i」に変えて「es」にし、「イーズ」と発音できるように変換します。
Library(図書館)の複数形は「Libraries」
Country(国)の複数形は「Countries」
Lady(女性)の複数形は「Ladies」
発音するうえではスペルがわからなくてもほとんど影響はありません。
⑤単語の形が変わる複数形がある
名詞によっては、複数形になるときに形が変わることもあります。例えば、以下の単語は単数形と複数形とでスペルが大きく変わります。
Man(男性)の複数形は「Men」
Woman(女性)の複数形は「Women」
Child(子ども)の複数形は「Children」
Tooth(歯)の複数形は「Teeth」
また、歯磨きは1本だけではなく全体的に磨くことになるため、「歯を磨く」という表現は複数形を使い以下のようになります。
私は歯を磨きます
I brush my teeth.
ちなみにfoot(脚)も複数形はfeetと、ooがeeに変わります。
このルール5に関しては残念ながら法則性がないため、「こういうもの」としてとにかく単語を覚えるようにしましょう。
複数形はスピーキングのときにも重要になってくるので、何回も発音練習をして覚えるのがおすすめです。
まとめ
今回は5つのルールを紹介しました。名詞の複数形を作る方法はたくさんありますが、最も一般的な方法は名詞の最後に「s」を付けること。わからないときには単語の末尾にsをつけておけば言いたいことは伝わるはずです。
ただし、英語の試験を受けたり、ライティングをしたりするときに間違えるとちょっと恥ずかしいので、ぜひ覚えておきましょう。