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「つもり」は英語でどう表現する?意思の強さによって使い分けよう

「ゲームをしたら勉強するつもりです」と「来年カナダに留学するつもりです」では、同じ「つもり」でもニュアンスが違いますよね。なんとなく思っているだけなのか、どのくらい計画性・意志が強いのかによって使う英語も変わります。

ここでは、するつもりという先の未来を伝える表現と、するつもりだったのにしなかったという過去を伝える表現を解説します。


「するつもり」の英語表現

先の未来に向けて自分が思っていること・予定していること・意志がはっきりとあることを表すとき、その内容によって4つの使い分けができます。「しないつもり」という否定形も、例文のなかで一緒に見ていきましょう。

いま決めた未来のことはwill

willは会話の中や、今の状況で判断した未来のこと、予定や予測を表すときに使います。

A:すごい曇ってるよ。傘を持っていったほうが良いかも。
A:It’s so cloudy. You should bring an umbrella.

B:了解!傘持っていくね。
B:Ok ! I will bring it.

今日のパーティには参加しないつもりです。
I won’t attend that party today.

前々から予定していた未来のことはbe going to

be going toは前から予定していたこと・予定を表すときの表現。

前々から予定していることなので実行の確度が高く、「必ずやる」に近いことに使います。
※日常のカジュアルなシーンでは、going toはgonnaと略してもOK。

私は来月祖父を訪ねるつもりです。
I am going to visit my grandfather next month.
(I am gonna visit my grandfather next month.)

私はこれからも英語の勉強を辞めないつもりです。
I am not going to stop studying English from now on.
(I am not gonna stop studying English from now on.)

計画的なことはplan to

名詞planは予定・計画という意味なので、どこかに行く・何かをする等、特に予定や計画を立てていることに使います。

私たちは明日映画を観るつもりです。
We plan to watch a movie tomorrow.

今のところ日本に帰るつもりはありません。
I don’t plan to go back to Japan so far.

意思がある段階はintend to

名詞 intentionは意思・意図・目的という意味。

intend toもする意思がある、目的があるときに使います。

日常会話で使うには少しかたい表現です。

私たちは明日朝食を抜くつもりです。
We intend to skip breakfast tomorrow.

このホテルに泊まるつもりはありません。
I don’t intend to stay at this hotel.

「するつもりだった」(が、しなかった)の英語表現

するつもりだったけど実際にはそれをしなかった時の表現を見ていきましょう。その計画がどのくらいすべきことだったのか、その度合いによって使い分けをすることができます。

was going to do

するつもりではあったけれど、そこまで意思が強くなかったことに対して使います。やろうと思えばできたけれど、やらなかったというニュアンスです。

1時間ゲームをしたら、英語を勉強するつもりだった。(実際はしなかった)
I was going to study English after playing a game for an hour.

was supposed to do

するべきだったことを、しなかったときにはwas supposed to do。しなければならなかったのに、しなかったというニュアンスになります。

大阪行きの飛行機に乗るために、1時間前には空港にいるつもりだったのに…。(実際はいなかった)
I was supposed to be at the airport an hour ago to catch a flight to Osaka…

まとめ

いかがでしたか?冒頭で例に出した「ゲームをしたら勉強するつもりです」は、今決めたことなのでwillが適切(I will study English after playing a game.)。

「来年カナダに留学するつもりです」の場合は、計画を立てて行動することなので plan to が適切(I plan to go to Canada for study.)ですね。

同じ「つもり」でも、そのニュアンスによって英語の表現が違ってきます。。会話のなかで練習を重ねて、徐々に慣れていきましょう。