「調子に乗る」というと、どんな人を思い浮かべますか?
よく調子に乗っている身近な友達であったり、兄弟であったり。友達との会話の中で、冗談交じりや、時には本気で「調子に乗るなよ」と言いたくなる時がありますよね。
今回はそんな調子に乗る、図に乗るなどの英語表現と、「調子に乗るなよ!」と言い返したいときに使える日常的な英語表現を紹介します!
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①cocky
単純に「調子に乗る」を表現したいときはcockyという単語を使うことができます。調子に乗る、うぬぼれた、生意気なという意味です。
仕事を獲得できる可能性があると自惚れるのは禁物です。
Don’t get too cocky about your chances of getting the job.
生意気な若手俳優が、自分は演劇界の神様の贈り物だと思い込んでいた。
A cocky young actor thought he was a gift from the theater gods.
あなたの彼氏は正直とても調子に乗っていて私はあまり好きじゃない。
To be honest, your boyfriend is very cocky and I do not like him.
Don’t get cocky!で「調子に乗るなよ!」という意味で、よく若者の間で日常的に使われるフレーズなので覚えておきましょう。
②arrogant
cockyと似た意味を持つ単語にarrogantがあります。意味は、「横柄な、傲慢な」で、つまり自信過剰、自己肯定感がとても高い人(高すぎて傲慢)、気取っている人のことを指します。
aから始まるのでアロガントと発音したいところですが、「エレガント」と発音します。「elegant」(上品な)という単語とかなり似て聞こえるので、間違えないようにしましょう。
彼女はクラスで一番だが、そのことに傲慢さはない。
She’s first in her class, but she’s not arrogant about it.
傲慢な若い弁護士は、他の人と同じように待つには忙しすぎると言って、お客の列の先頭を肘で押しのけて歩いていった。
The arrogant young lawyer elbowed his way to the head of the line of customers, declaring that he was too busy to wait like everybody else.
③over-confident / selfish
arrogantやcockyと似た意味を持つ単語で、over-confidentとselfishがあります。selfishはよく知られている単語で、自己中心的という意味がありますね。over-confidentはover(超える)とconfident(自信)がつながった単語で、その名の通り自信過剰という意味があります。
彼に、友人と過ごす時間を減らして、私と過ごす時間をもっと増やしてほしいんだけど。私はわがままかしら?
I wish he’d spend less time with his friends and more time with me. Am I being selfish?
彼は少し自信過剰なところがあるが、いいドライバーだ。
He’s a good driver, if a little over-confident.
彼女の自信過剰な態度は、緊張を隠すためのものだった。
Her over-confident attitude was a cover for her nervousness.
④get carried away
get carried awayは、複数の意味があります。
一つ目は、特に会話において、熱意、興奮、熱意などが過剰になること、そして二つ目は、特に意図せずに極端な、あるいは過剰な程度に何かをすることを指します。また、三つ目の意味として調子に乗る、興奮しすぎるというニュアンスがあります。
ジェーン、落ち着いて。調子に乗らないように。
Calm down, Jane. Don’t get carried away.
ほら、ビル。このお金でキャンディストアに行くんだ。でも調子に乗らないようにね。
Here, Bill. Take this money and go to the candy store, but don’t get carried away.
私は調子に乗って、テレビに向かって怒鳴り始めた。
I got carried away and started shouting at the television.
⑤get over yourself
Get over yourselfを直訳すると「自己中心的でうぬぼれた態度をやめるということ」で、英語圏では「調子に乗るなよ」というニュアンスでよく使用される表現です。少し失礼に聞こえるフレーズでもありますが、友達同士や兄弟間で使われるフレーズです。
自己中心的な考え方をやめてくれ!他の人たちは飢えで死んでいるんだ。
Get over yourself! Other people are dying of hunger.
⑥too excited
be excitedやget excitedで興奮するという意味なので、too excitedで興奮しすぎるとなりますね。なので、「興奮しすぎないで」「調子に乗りすぎないで」というニュアンスで使用されます。
こら、調子に乗りすぎるなよ。まだゲームは始まってないんだから。君、もうすでに酔っぱらっているように見えるよ。
Hey, don’t get too excited. The game hasn’t started yet. You look already drunk.
その他「なめるなよ」などの言い方
その他、カチンと来た時に言いたくなるような「なめるなよ」等のフレーズをいくつか紹介します。 少し強めの表現になるので、使い方や場面にはくれぐれも気を付けましょう。
私をなめるなよ。
Don’t make light of me.
(make light of: 軽視する、馬鹿にしているの意味)
なめてるのか?
Are you messing with me?
(messing with: なめている、ちょっかいを出す)
お前、自分は誰だと思ってるんだ?
Who do you think you are?
ふざけるなよ。
Don’t fool around with me.
私のことを見くびるなよ。
Don’t underestimate me.
(underestimate: 過小評価する)
まとめ
今回は冗談まじりで使える「調子に乗る」から本気で頭にきた時の「調子に乗るなよ。なめるなよ。」等の単語とフレーズを紹介しました。
少し強い表現を使うときは、時と場合、関係性をよく考えてから、シチュエーションによって賢く使い分けるようにしましょう!