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転勤は英語で?転勤が決まった人へのメッセージやスピーチに使える例文集

春は新しい一歩を踏み出す時期。転職や転勤で、新しい土地で新しい生活を送ることになる人もいるのではないでしょうか。

全国展開をする企業や組織に属していると、数年おきに転勤があるケースは多いですよね。世界規模の企業の場合は、海外転勤という可能性も。

今回は、転勤にまつわる英語表現を紹介したいと思います。転勤する方へのはなむけの言葉や感謝の挨拶なども例文付きで紹介しますよ!


「転勤する」の英語表現

転勤を英語で表す場合にはtransferrelocateを使うのが一般的です。

この二つの言葉には微妙なニュアンスの違いがあるので、特徴や使い方を例文とともに解説していきますね!

転勤や異動を表すtransfer

transferには、転勤の他にも「異動する、運ぶ、転校させる」などの意味があります。

同じ勤務地で部署だけが変わる異動であったり、勤務地が変わる転勤であったりする場合でもtransferが使われます。

私はマーケティング部門に異動します。
I’m transferring to the marketing department.

彼は大阪に転勤することになった。
He got transferred to Osaka.

彼女は本社から転勤してきました。
She has been transferred from the headquarter.

転勤が多い会社には応募しない。
I will not apply to the company that has a lot of job transfers.

私の家族は転勤で引っ越すことが多かった(転勤族でした)。
My family used to move around a lot due to job transfers.

自分の意思で転勤や異動をする場合は能動態で表しますが、会社や上司に転勤や異動をさせられる場合は受動態にしなければなりません。

受動態の場合はbe+transferred、もしくはget+transferredとなります。

必ず勤務地が変わることを表すrelocate

relocateは、転勤の他に「移転する」という意味を含んでいます。relocateは、必ず勤務地が変わる際に使われる英単語です。

私は来年大阪に転勤が決まった。
I will be relocated to Osaka next year.

出入国管理会社は、アメリカに移転されます。
The immigration office has been relocated to the U.S.

彼は転勤のためボストンに行きます。
He is relocating to Boston.

transferで紹介したように、自分の意思で転勤する場合は「relocate」、相手の都合によって転勤させられる場合は「be(get) + relocated」を使うようにしましょう。

「転勤する」に加えて、左遷や昇進の意味を含んだ英単語

転勤した場合、それに伴って昇進したり、降格する場合もありますよね。役職の変更がある場合はこういった表現を使います。

昇進の意味を含むpromotion

promotionは昇進や進級をあらわす単語。昇進の意味を含んだ転勤として使われることもあるため覚えておきましょう。

彼は昇進のチャンスを逃した。
He threw away his chance of promotion.

専務取締役ご就任と聞き、大変喜ばしく思いました。
I was delighted to hear of your promotion to senior managing director.

その昇進は私が仕事の上で成長するためのとてもいい機会でした。
The promotion was a great opportunity for me to grow professionally.

今度の昇進は、彼にとって大きな飛躍だ。
His new promotion is a real step up for him.

ヨーロッパ担当部署に昇進されたとのこと、おめでとうございます。
Congratulations on your promotion to regional manager for Europe.

昇進おめでとう!
Congratulations on your promotion.

名詞promotionの動詞の形はpromoteです。同じように昇進する、販促するといった意味として使われます。

左遷/格下げの意味を含むrelegation

relegationは左遷や追放、格下げという意味を表しており、先ほど紹介したpromotionの反対語です。

一般的に、ビジネスシーンでよく使われる英単語ですが、サッカーの専門用語としても使われています。

例えば、本社から支社へ転勤させたり、上位チームから下位チームへと下がったりなど、現在の位置から価値が下がる、ランクが落ちるといった表現が可能です。

彼は地方支社へと追いやられた。
He was relegated to a provincial branch.

わたしたちのサッカーチームは、2部門に降格させられた。
Our soccer team was relegated to the second division.

トップ14とプロD2との間には、昇格/降格システムが存在する。
There is a promotion and relegation system between the top 14 and pro D2.

事務職に異動させられて、彼女は仕事を辞めた。
She resigned when she was relegated to a desk job.

彼はその出来事を心の奥に追いやることができない。
He cannot relegate the incident to the back of his mind.

relegationは追放や格下げといった意味で使われることが多いのですが、他にも玄関に置いていた物を部屋の隅に追いやったり、面倒な仕事を他人に任せたりなど、ネガティブな表現をしたいときに使われます。

転勤する際に使えるメッセージ

ここでは、上司や同僚、部下など、さまざまな転勤者に向けて使えるメッセージを紹介します。

送別会などでお別れの言葉やスピーチを求められた時に便利なフレーズですよ。転勤の報告に対する返信としても使ってみてくださいね。

同僚へのメッセージ

すべてうまくいきますように!
All the best!
※All the best以外にも、Good luckを代わりに使うことも可能。

あなたは友達であり、同僚であり、恩師でもあります。
You’ve been a friend, coworker, a mentor to me.
※coworkerは同じ職場で働く人、colleagueは同じ職種やスキルの人。

あなたは今まで働いてきた中で一番の同僚でした。
You were the best colleague that I have ever worked with.

後輩へのメッセージ

幸運を!
Good luck!

いつでも連絡してください。メールひとつで連絡取れるので。
Always keep in touch, I’m just one message away from you.
※keep in touchで「連絡をとり続けようね」という意味。

上司へのメッセージ

ご指導とサポートありがとうございました。
Thank you for your support and guidance.
※kindness(優しさ)、advice(アドバイス)、everything(すべてのもの)といった感謝の内容を入れることも可。

あなたのような素晴らしい上司と一緒に働けて光栄でした。
It has been an honor to work with such an amazing boss like you.

今までのご指導や励まし、教えていただいた全てのことに感謝します。
I appreciate all your words, encouragement, and everything I have learnt from you.
※your words(ご指導)、encouragements(励まし)を、advice(アドバイス)やtraining(研修)に置き換えることも可。

まとめ

転勤にまつわる英語表現と、転勤する方に向けてのメッセージを紹介しました。転勤するということは、距離は離れても同じ会社に勤めるということ。今後の良い関係のためにも、一緒に働けたことの感謝をしっかりと伝えたいですよね。

転勤は突然決まることもよくあります。すぐにコメントやスピーチを求められた時にも適切な表現ができるように、しっかり頭に入れておきましょう!