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英語が話せる人が使う言い回し16個|ネイティブが言うTell me about itは何と訳す?

ネイティブと会話をしているときに、ニコニコしながら「Yes Yes」と相槌をうっているだけで他になんて言ったらいいかわからないという経験はありませんか?

相手ばかり喋っていて相槌や返事の仕方がわからない。英語を勉強し始めたばかりのときや英会話に慣れていない場合、そのようなシチュエーションに陥ることは、少なからずあるはず。こんな時、気の利いた言い回しや相槌がパッと言えたら、会話がもっとはずみますよね。

今回は、ネイティブが日常的によく使う16個の言い回しを紹介します!


英語の言い回し

英語には、直訳ではわかりにくい独特の言い回しがたくさんあります。言葉の意味を理解しておかないと、言われたときに間違った解釈をしてしまい、ちぐはぐな返事をしてしまうことも。

頻繁に出てくる定番の言い回しは、フレーズと意味をそのまま丸暗記しておきましょう。

①Tell me about it:わかる、そうだよね

直訳すると「そのことを教えて」となりますが、実はその意味で使われるのではなく、しばしば共感や理解を示すために使われ、人が何かについて不平を言っているときに最もよく言われます。

自分も同じ意見・感想や経験を持っているのでよくわかる、という意味でTell me about it「そうだよね」と返します。共感・同意の意味で定番フレーズとして頻繁に使われるのでぜひ覚えておきましょう!

最近、楽しいニュースがないよね。
There is no fun news these days.

わかる。
Tell me about it.

②Exactly:その通り!正確!

誰かが何かについて話しているとき、それに賛成するときによく使われるフレーズです。また、自分が言いたかったことを相手が言ってくれたときに同意する意味を込めて用いられます。

アンとレイチェルは怠け者すぎて全然働かないんだから!
Anne and Rachael are too lazy and that they don’t work very hard.

本当にその通り!
Exactly!

③Definitely:絶対に / 間違いなく

肯定文でも否定文でも用いられ、日常会話によく使われる相槌フレーズの一つです。

私の誕生日会に来る?
Are you coming to my birthday party?

間違いなく行くよ!
Definitely!

ねえママ、今週末友達のパーティーに行ってもいい?
Hey ma, can I go to my friend’s party this weekend?

絶対にダメ!前回飲みすぎて財布無くしたこともう忘れたの?
Definitely not. Have you already forgotten you lost your wallet as you were so drunk?

④Absolutely:全くその通り/もちろん/絶対に

Definitelyと意味や使い方は似ていて、どちらを使うかは好みの問題です。こちらも肯定文でも否定文でも使用できます。

これをちょっと拝見してもよろしいですか?
May I take a look at this?

もちろん!
Absolutely!

このチョコレート食べてもいい?
Can I eat this chocolate?

絶対にだめ。もう夜ごはんの時間なんだから。
Absolutely not. It’s almost dinner time.

⑤Totally:うん、もちろん

「うん!」「もちろん!」などの相槌に Totally という単語も使えます。Totalは合計、総量、総計などの意味をもつ名詞ですが、副詞になると「もちろん」というニュアンスで使うことができます。Sureと似ていますね。

発音は「トータリー」ではなく、トーダリ―と真ん中のTがDに聞こえるように発音します。

明日飲みに行かない?
Do you want to go get a few drinks tomorrow?

もちろん。
Totally.

⑥Probably:多分/おそらく

Maybeより確信度が高いとき(70-80%くらい)に、肯定文でも否定文でも使うことができます。

今週末のディナーにニコールが来るか知ってる?
Do you know if Nicole is coming to dinner this weekend?

うん、多分ね。
Probably.

昨日送った荷物、今週中にはアメリカの娘の家に着くかな?
Do you think the package will be delivered to my daughter’s house in the US by the end of this week?

んーおそらくそれはない。最低二週間はかかると思うよ。
Probably not. I think it will take at least two weeks.

⑦You know:あのさ、なんだっけ、だよね

ネイティブは意識せずに連発する「You know」。文頭、文中、文末に使う場合、それぞれ若干ニュアンスが異なります。

文頭で使う場合、 これから話す内容に対する相手の同意・理解・共感などへの期待を示します。

「ねえ」「あのさ」「ところで」「ていうかね」というニュアンスです。「by the way」と似ているかもしれません。

文中で使う場合は「あの、なんだっけ」のように言葉をつなぐ役割ができ、文末で使うときは「〜だよね」「〜じゃない?」という同意や、賛同、共感を求めるニュアンスになります。

ねえ、その服去年買ったのに一回も着てないじゃない。
You know, you bought that clothes a year ago but you never wore them.

この前行ったレストランの名前なんだっけ?あの、海の近くの。
What was the name of the restaurant that we went to last time? You know, near the beach.

毎日寒いからハワイに住みたくなるよね〜。
It is cold everyday, I want to live in Hawaii, you know?

⑧Seriously? For real:本当に?まじで?

日本語の、まじで?本当に?というニュアンスがあります。

スピード違反でチケットとっちゃったんだ…
I just got a speeding ticket…

まじで?いい加減に安全運転しなよ。
Seriously? Come on, drive safely.

じゃじゃーん!子犬拾ってきちゃった!
Ta-da! I just found a puppy!

本当に?
For real?

⑨Just kidding/I am kidding:冗談よ

ネイティブはジョークや冗談を言うのが大好き。何か冗談を言ったあとにJust kidding、I am kidding、Only kiddingなど「冗談よ」というフレーズがよく使われます。

さっき買ってきたドーナツ全部食べちゃったよ。
I ate all the donuts you just brought.

え、6個も食べたの?!
What? You ate all 6 of them?

はは、冗談だよ!
Haha, just kidding!

⑩How does it/that sound?:どうかな?どのように思いますか?

How does that sound (to you)? は、自分のアイデアや提案に対して、相手がどう思っているのかを知りたいときに使えるフレーズ。

直訳すると、その音がどんな風に聞こえる?となりますが、soundは「音」「鳴る」「聞こえる」の意味のほかに「〜のように思われる」と訳される意味合いがあります。

単純に「どう思いますか?」と尋ねる意味では What do you think? としてもよいのですが、sound を使うことで「どのように受け止めましたか」「あなたにはどう響きましたか」というニュアンスで見解を尋ねることができます。

数日間、日本へ行くことができるんだ。どう思う?
We could go to Japan for a few days. How does that sound?

素晴らしい響きだ。そうしよう!
Sounds great. Let’s do it!

トムに頼もうか?どう思う?
I could ask Tom to do it? How does that sound?

トムはやらないと思うけど、姉のロージーならやるかも。
Tom won’t do it. But his sister Rosie might.

⑪Give me a second:ちょっと待って

ちょっと待ってほしいときのカジュアルな言い回しにはGive me a second。直訳すると、「秒 (second) を下さい」となりますが、「少し待って」というニュアンスで使います。secondを省略してGive me a sec (ギヴミーアセク)と言うこともあり。

マミー、今お菓子食べたい!
Mommy, I want to eat snacks now!

ちょっと待って!今手を洗ってるの。
Give me a second. I am washing my hands now.

⑫It is up to you:あなた次第よ

判断を相手に委ねたい場合は It is up to you.を使います。

今晩何を食べようか?
What should we eat tonight?

あなた次第よ。私はもう夕飯食べてきちゃったから。
It is up to you. I had already had my dinner.

⑬It depends on~:~次第、~による

「〜次第」を表すもう一つの表現に It depends on〜があります。It is up to〜は人が対象でしたが、It depends on〜の対象に決まりはありません。

明日の天気次第。
It depends on tomorrow’s weather.

⑭Well…:えーっと…

会話初めや自分からなにを言ったらいいか困ったとき、自分の考えをまとめているときなどに「えーっとそれは…」的な感じで使える便利なフレーズです。会話の流れをスムーズにできるので自分が言いたいことの前に 「Well, 」を付ければネイティブのように聞こえます。

で、それについてはどう思うの?
So, what do you think of that?

えーと、それはいいアイデアだと思います。
Well… I think it is a good idea.

⑮You know what I mean?:わかる?

聞き手が同意し理解することを示す、または理解したかどうかを尋ねるための口語的でカジュアルなフレーズです。

Do you know what I mean? でも良いですが、省略して You know what I mean?でもOKです。

彼はちょっと変なんだよね。
He is kind of strange.

わかる?
Do you know what I mean?

⑯Can’t wait:待ちきれない

何か楽しみなことがあって待ちきれないときに使える短くて便利なフレーズです。I can’t wait! でもいいですが、省略して Can’t wait! といってもOK。楽しみなので、通常 wait のあとは「!」を使います。

ソフィア、明日の誕生日会楽しみ?
Sophia, are you excited for your birthday party tomorrow?

Can’t wait!
待ちきれないよ!

まとめ

今回は便利な16個の英語の言い回しを紹介しました。英語は学んで覚えるだけでは身に付きません。今日習ったことを実際に頭に入れた上で、海外ドラマなどを注意しながら観てみてください。ネイティブが実際にこれらの言い回しをどのように使っているかを聞くことが大切です。

このステップを繰り返し行っていくと、実際に覚えたものが身についていきます。英会話は、アウトプットができる場を積極的に作り、これらのフレーズを実際に使っていくことが上達のカギ。勇気をもって、ネイティブのように会話をしてみましょう!