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すごろくを英語で?「一回休み」の表現・英語版すごろくトークのやり方

お年寄りから幼い子どもまで、親族が集まったときにみんなで遊べるものを探して、困った経験はありませんか?

そんなとき、すごろくゲームはとても便利です。誰もが一度は遊んだことがありますし、もし遊んだことがなくてもルールが簡単なので、年齢問わずどなたでも遊べます。

すごろく自体は日本で独自の進化を遂げてきた遊びですが、海外でも似たようなボードゲームはあります。

ホームステイ先で「(ホストファミリーと)雨の日に何しよう」と迷ったとき、子どもに遊びながら英語を教えたいときなど、すごろくを使ってみんなで楽しめるといいですね。


すごろくを英語で何という?

すごろくの由来は、諸説ありますが、室町時代には中国から日本に渡ってきていたようです。そして、江戸時代に庶民の間で流行するなど、その後も日本では独自の進化を遂げ、今のすごろくとなりました。

日本独自のものということで、すごろくは英語でそのままsugoroku、あるいはjapanese board gameと表現します。

日本では、すごろくは一般的な遊びです。
In Japan, sugoroku is a common game.

日本では、お正月にすごろくをして、その年の運試しをします。
In Japan, people play the Japanese board game on New Year’s Day to test our luck for the year.

ちなみに、すごろくは双六と書きます。これはゲームに欠かせないサイコロをもともとは2つ使って遊んでいたようです。そのため、6が2つ出ると強い(早くゴールに近づける)ため、双方6という意味の双六の字が当てられたと言われています。

「鬼ごっこ」を英語で表現すると?かくれんぼなども例文を用いて解説

すごろくで使う用語の英語表現

それでは、すごろくで使う用語を英語で見ていきましょう。最近では、小学校でもワークシートを活用して英語すごろくゲームを授業で行うこともあるようです。

すごろくで使う英語表現①サイコロ

まずは、すごろくで欠かせないサイコロ。英語では、dice(発音記号:dáis、カタカナ読み:ダイス)です。すごろく以外でも使う機会はあるので、何かのきっかけで耳にしたことがあるかもしれません。

サイコロ取って!
Please take the dice!

ちなみに、「サイコロを振る」は英語でroll the diceと言います。

すごろくで使う英語表現②一マス進む

すごろくでは欠かせないこの用語。特定の場所まで飛び越えて進むこともあることもありますね。言葉の一部が異なるだけなので、言い回しを覚えてしまえば、簡単です。

一マス進めるよ!
Let’s go ahead one space!

決められたマスまで一気に進めるよ。
You can move forward to the designated square in one go.

ちなみに、マスを表現するときはspace(発音記号:spéis、カタカナ読み:スペイス)やsquare(発音記号:skwέər、カタカナ読み:スクウェア)を使います。spaceが空間、squareが四角という意味なので、すごろくの場合どちらも当てはまりますね。

すごろくで使う英語表現③一マス戻る

こちらも、すごろくには欠かせない用語です。スタートまで戻る、となったときには愕然としますが、その分ゲームも盛り上がります。

一マス戻らないといけないよ。
You have to go back one space.

スタートに戻るんだって!?
Returning to the starting point?!

すごろくで使う英語表現④一回休み

すごろくをする中で、絶対に止まりたくないコマの1つですね。「一回休み」というのは、順番が回ってきても何もできないということなので、英語では以下のように表現します。

一回休みになっちゃった。
I missed my turn.

すごろくで使う英語表現⑤順番

すごろくを進めていくと、途中で次の順番かわからなくなることはありませんか?そんなときに使うのが、turn(発音記号:tə́ːrn、カタカナ読み:ターン)です。日常生活でも使われる機会が多い言葉なので、以下の例文とともに覚えてしまいましょう。

あなたの番だよ。
It’s your turn.

「turn out」の意味と使い方を例文を用いて解説

すごろくを使って英語力を上げよう!

すごろくは、単にマス目を進んでいくだけではなく、マス目に書かれた指示に従いながら進んでいくという遊び方もできますね。

すごろくのマス目にトークのお題を書いておしゃべりしていくゲームを「すごろくトーク」と言います。この遊び方は、テーマを英語に変えれば楽しい雰囲気で英語力をアップさせるアクティビティになります。

すごろくトーク・テーマ例①小学生向け

小学生向けに英語版すごろくトークをするならば、日本語で書いてある簡単な単語を英語で答えさせる方法が良いでしょう。「赤は英語で何という?」「6月を英語で言ってみよう」など、日常生活で用いる英単語を覚えるのにぴったりです。

すごろくトーク・テーマ例②中学生向け

中学生になれば、少しステップアップしたものでもいいかもしれません。「How’s the weather?」「What sport do you like?」などの質問に対して、センテンスで答えてもらうと会話に自信がつきます。

すごろくトーク・テーマ例③高校生~大人向け

高校生以上であれば、簡単な英会話からスピーチなども求められるので、「What country would you like to visit and why?(行ってみたい国とその理由を教えて)」「Who do you look up to and why?(憧れの人は誰?またその理由は?)」などに英語で答えてみましょう。

ランダムに問われるお題について瞬時に英語で答える練習になるので、英検の面接対策やTOEICのSpeaking testの対策などに活用できそうですね。

すごろくを英語で?「一回休み」の表現・英語版すごろくトークのやり方まとめ

昔からお正月など親族が集まると出番の多かったすごろく。英語版すごろくは、自分で作っても楽しいですし、公文(くもん)が販売しているものなど市販のものや、テンプレートが無料ダウンロードできるものもたくさんあります。

そのため、すごろくが手元になくてもプリントアウトすればすぐに遊ぶことができるのです。幼児、小学生、中学生など、一緒に遊ぶメンバーの年齢に合わせて、家族みんなで遊んでみてはいかがでしょうか。盛り上がること、間違いありません!