おやつは、食事と食事の間にとる間食のことです。江戸時代の中期ごろに午後2時から4時頃を意味する「八つ時」に食べていたため、おやつと呼ばれるようになりました。午後の疲れてきた時間におやつなどの甘いものを食べるとリフレッシュできますよね!
今回は、そんなおやつを英語でどのように表現するのか、主なワードの一覧や関連フレーズをまとめて取り上げます。興味を持った英語学習者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
おやつを英語で何という?
おやつを意味するワードは複数あり、それぞれニュアンスが異なります。以下で主なワードをいくつか取り上げるため、順番にチェックしていきましょう。
「おやつ」の英語表現①snack
小腹が空いたときにお腹を満たす、ちょっとしたおやつというニュアンスがあります。日本ではsnackと聞くと塩辛いお菓子をイメージするかもしれませんが、英語では甘いおやつもsnackで表現します。
私たちはおやつにクッキーを食べました。
We had cookies for a snack.
ちなみに、海外の学校では栄養補給、集中力の維持などを目的に、自宅から持ってきたフルーツやゼリーなどを食べるおやつの時間が設けられています。午後のおやつはafternoon snack、午前のおやつはmorning snackと呼ばれます。
「おやつ」の英語表現②light meal
ライトミールは、おやつのちょっとおしゃれな言い方というイメージを持っている方が多いかもしれませんが、サンドイッチやおにぎりなど、お菓子よりも軽食のニュアンスが強いワードです。
あなたは試験の前に軽食を食べた方がよいと思います。
I think you have to have a light meal before the exam.
「おやつ」の英語表現③dessert
おやつを意味するワードのなかでも、よりお菓子のニュアンスが強いです。筆記の際はsをひとつ抜いて、desert(砂漠)と表記しないように注意しましょう。
デザートの時間よ!
It’s time for dessert!
「おやつ」の英語表現④refreshment
おやつを意味するワードのなかでも、元気を回復させる食べ物というニュアンスがあります。マラソン大会で参加者に対して提供される飲食物も、refreshmentで表現します。
そろそろおやつにしましょうか。
Shall we have a refreshment break now?
「おやつ」の英語表現⑤nosh
軽食や量の少ない食事を意味するワードです。アメリカではカジュアルに使用されますが、イギリスではスラングに分類されるため、使うときは注意しましょう。
そのレストランは食事が美味しいことで有名です。
The restaurant is famous for good nosh.
おかしの英語名一覧
日本語 | 英語 |
クッキー | cookie |
あめ | candy |
ガム | gum |
ポテトチップス | potato chips(米) potato crisps(英) |
ドーナッツ | doughnut |
定番のお菓子の英語名の一覧は、上記の通りです。お菓子にはさまざまな種類が存在しますが、日本語と英語が同じものもあれば、そうでないものもあります。
ちなみに、ポテトチップスを意味するpotato chipsはアメリカ英語です。イギリスでは、ポテトチップスはpotato crispsと表現します。
おやつに関連するフレーズ
おやつを意味するワードの次は、おやつの関連フレーズを紹介します。後半ではおやつに関連するちょっとおしゃれな言い方も紹介します。例文と一緒に取り上げるため、使い方も覚えてしまいましょう。
「おやつ」の関連英語表現①afternoon tea
日本でも人気の「アフタヌーンティー」は、イギリス発祥のおやつの時間です。スコーンとミルクティーの組み合わせが定番ですが、本格的なアフタヌーンティーではサンドイッチやケーキなども一緒にサーブされます。
私は友人たちと放課後にアフタヌーンティーを楽しみました。
I had afternoon tea with my friends after school.
「おやつ」の関連英語表現②Today’s 3 o’clock snack
読んで字のごとく「3時のおやつ」を意味します。なお、3時のおやつは午後に食べるおやつのため、afternoon snackと表現する方もいます。
今日の3時のおやつはチョコレートケーキです。
Today’s 3 o’clock snack is a chocolate cake.
「おやつ」の関連英語表現③raw sweets
「ロースイーツ」とは、48度以下の非加熱で調理されたスイーツのことです。酵素やビタミンなどの栄養素をそのまま摂取できるのが魅力で、罪悪感のないお菓子として女性の間で高い人気を誇ります。
私はまだロースイーツを食べたことがありません。
I haven’t eaten any raw sweets yet.
「おやつ」の関連英語表現④dog treat
「犬のおやつ」を意味します。ボーロやジャーキーなど、犬のおやつにもさまざまな種類がありますが、まとめてdog treatと呼んで問題ありません。
私の犬は普段いたずらばかりしているくせに、私が犬のおやつを持っているときだけいい子になります。
My dog always does mischievous things, but when I have his dog treat, he becomes a good boy.
「おやつ」の関連英語表現⑤cat treat
こちらは「猫のおやつ」を意味します。猫用ペットフードであるチュールは、日本のみならず海外でも高い人気を誇ります。
猫のおやつを買うのを忘れないでください。
Please don’t forget to buy cat treats.
「おやつ」の関連英語表現⑥It’s a piece of cake
こちらは「めちゃ簡単」を意味するフレーズです。日常会話でも頻繁に登場するため、しっかり覚えておきましょう。
そんなの私にとっては朝飯前だよ!
It’s a piece of cake for me!
「おやつ」の関連英語表現⑦pie in the sky
「実現できない夢」を意味する表現です。「空に浮かぶパイ」なんて、ちょっとおしゃれな言い方ですよね。日本語にする場合は「絵に描いた餅」と訳されます。
そんな美味しい話なんてあるわけないでしょう。
It could all be pie in the sky.
「おやつ」の関連英語表現⑧eat humble pie
「自分の誤りを渋々認める」「屈辱的なことに甘んじて謝罪する」という意味のフレーズです。
自分の誤りに対して素直に謝罪するのが大切なのは海外でも一緒ですが、ときにまったく関係ないミスまで擦りつけられることもあるため、不用意に謝罪しないようにしましょう。
彼女は渋々誤りを認めた。
She ate humble pie.
おやつを英語で?定番おやつの英語一覧・おしゃれな言い方やスラングもまとめ
おやつを意味するワードと関連フレーズについて取り上げてきました。
同じ「おやつ」という意味があるワードでも、それぞれ細かなニュアンスが異なっています。使い分けができれば、相手により正確な意思を伝えられるようになるでしょう。
使い分けをマスターするためには、やはり実際の英会話で使ってみて失敗と成功を繰り返すのがおすすめです。失敗は成功のもと。みなさんも積極的に英会話を通じて言葉の使い分けを学んでみましょう。