sisという言葉を目にしたり聞いたりしたことはありますか?
洋画やアメリカのテレビドラマで聞いたことがあるけどどんな意味なのかいまいちわからない。グーグルで検索してもなんか難しい言葉が出てきて本当の意味がわからない…という心当たりはありませんか。
実はこのsisという言葉はスラングの一つだったんです。今回はそんなスラング「sis」の意味と使い方、またそれに関連した表現を紹介します。
Contents
sisの意味
sisという言葉をGoogleやYahooなどの検索サイトで検索すると、何種類かの意味がヒットしますよね。その中で主なものをいくつか取り上げて見ていきましょう。
イギリスの情報機関
一つ目が、Secret Intelligence Serviceというイギリスの秘密情報部の略称。
M16(軍情報部第6課)の通称で広く知られている機関で、国外の政治・経済及びその他秘密情報の収集/情報工作を任務としています。
コンピュータ用語
二つ目が、Strategic Information Systemというコンピュータ用語の戦略的情報システムの略称。
コンピュータやネットワークなどの高度情報通信技術を用い、情報を収集/蓄積/分析し、企業の経営戦略に積極的に活用します。
日常会話で使われるsis
三つ目が、今回詳しく紹介する英会話において日常で使われる用語です。
ここでは、sisはsisterという姉、妹の略語。読み方は文字通り「シス」と言い、姉妹に対する愛称のようなもの。英語圏では、実際の姉妹を呼ぶときに「sister」と呼ばずに、略してsisと言うことが多いんですね。
しかし、sisの呼び名の対象となるのは、実際の姉妹だけではなく親しい友人にも気軽に使えます。姉妹のような強い絆で繋がっている仲の良い友人も対象ということなんです。さらには、男性が女性をナンパするときにも使われますよ。
sisの使用方法
sisという表現は日常会話でよく使われています。様々な例文をみて使い方をマスターしましょう。
家族向け
実際の姉妹の場合、親しみを込めてsisを使用します。
お姉ちゃんただいま~。
Hey sis, I’m home.
姉がそう言いました。
My sis said so.
お姉ちゃん、電気つけてくれない?
Hey sis, can you turn on the light?
(妹に向けて)あなたに感動したわ。
I’m impressed, little sis.
友達向け
親しい友達に、親愛の意味を込めて使うことができます。
やあ、元気?
Hey sis, how’s it going?
異性向け
男性が女性をナンパするときの掛け声としてもsisが使われます。
そこの彼女、乗っていかない?
Hey sis, need a ride?
その他の呼び名
親しい友人などに親しみを込めて呼ぶ方法はsis以外にもたくさんあります。海外の映画やドラマをよくきいていると、いろんな表現が頻繁に使われていることに気づくと思いますよ。
bro
broはbrotherの略称で、主にアメリカの南部で使われている男性同士の敬称です。
おい、元気か?
Hey bro, how’s it going?
dude
dudeもbroと同じようなニュアンスで使われる男性同士の呼び方。しかし、broに比べるとdudeはカリフォルニア州からテキサス州、さらには北のオハイオ州にかけて幅広く使われています。
今日遊びに行こうぜ!
Let’s go hang out today, dude!
buddy
broやdudeと同じように、大人や若者同士で親しみを込めて使います。この呼び方は主にアメリカの北部でよく使われていますよ。
また近いうちに近況報告しようぜ!
Let’s catch up soon, buddy!
man
こちらも親しい男性同士で使われる敬称です。通常「hey」と一緒に使われ、洋画やテレビなどで「hey man,」というフレーズをよく耳にするでしょう。
よぉ、調子はどう?
Hey man, how’s it going?
mate
mateというスラングは友達という意味で、主にイギリスやオーストラリアで使われています。
現在は知り合いだけでなく、初対面の相手に対しても使われるようになりました。また、mateは挨拶の時に「あなた」の代わりとしても使うので、もしイギリスやオーストラリアに行けばかなりの確率でこの言葉を耳にする事ができるでしょう。
このスラングはとても役に立つ表現なので、イギリスやオーストラリアに行ったら初対面の相手に「mate」と呼びかけてみるのも良い経験の一つ。あなたがmateと言えば、きっと相手は喜んでくれますよ。
やあこんにちは!
Good day mate!
pal
palは友人という意味です。インターネットが普及する前、手紙での文通友達のことをpenpalと呼んでいました。アメリカではノースダコタ州やミネソタ州など北の一部の州で主に使われます。
少し古い呼び方なので現在はあまり耳にしなくなりましたが、洋画やアメリカのテレビ番組などでお年寄りのおじいさんが互いにpalと呼び合うのを聞くかもしれませんね。
彼女は私の友達になりました。
She became my pal.
squad
squadの本来の意味は、軍隊の分隊、チームですが、若者の間では、仲良しグループという意味で使われます。
いつもの仲間で明日集まります。
My squad is gathering tommorow.
まとめ
今回は、sisを中心に親しい間柄の時に呼び合う表現を紹介しました。
礼儀正しい日本の文化では、ちょっと使うには恥ずかしかったり抵抗があるかもしれません。しかし、これらの呼び名を使うことで友人との距離をぐっと縮めることができ、より良い関係が築けるかもしれませんよ。
外国人の友人ができたら積極的に会話に取り入れてみてはいかがですか?