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温故知新を英語で?スピーチや座右の銘になる英語のことわざ・名言

日本にはたくさんの四字熟語があります。スピーチや座右の銘などでよく耳にする「温故知新」もそのひとつです。

日本語ではなんとなく意味を知っているこの言葉ですが、英語で説明するとなると、悩んでしまう人が多いのではないでしょうか。

この記事では、温故知新の意味や温故知新の英語での表し方を解説します。また、温故知新を英語で説明する例文も合わせてお伝えするので、ぜひ英会話の参考にしてみてください。


温故知新の意味と英訳

温故知新とは古きを知り新しきを知る、すなわち過去のことを研究することで新しい事実や見解を知ることを意味しています。もともとは漢文で、中国の『論語』に由来する言葉です。

「古きを知り新しきを知る」を英訳すると、By knowing old knowledge, you become to know new one.となります。これでも基本的な意味は伝わりますが、温故知新の持つ深い意味までは伝えきれません。

※温故知新と似た四字熟語として、不易流行もよく耳にします。ですが、温故知新と不易流行は似て非なるものです。不易流行は「新しさを求めて変化する流行性が、俳諧の変わらない本質(不易)であるとするもの」という芭蕉の考えを元にしています。

温故知新を英語で表すと?

温故知新という概念を英語で伝える場合、以下のような表現が考えられます。

reflectを使った表現

新しい考えを生み出すために過去を反映すること
reflecting on the past to create new ideas

reflect(反映する)という英単語は光が何度も反射する様子を表しており、過去をしっかりと省みるという温故知新の意味をある程度表現できているといえるでしょう。

insightを使った表現

過去の知識から新しい洞察を得ること
gaining new insights from old knowledge

insight(洞察)という英単語を用いることで、過去の知識から何か重要な見解を見出すニュアンスが伝わるでしょう。

developを使った表現

過去の学びをもとに、新しいアイデアを発展させていくこと
developing new ideas based on study of the past

温故知新は、過去に学び新しい知識や考えを生み出していくことです。develop(〜を発展させる、作り上げる)という動詞を使うことで、この「生み出していく」ニュアンスを表現することができるでしょう。

補足:温故知新に似た英語のことわざ

温故知新と似た英語のことわざ・名言に以下のようなものがあります。

愚者は経験(自分の失敗)に学び、賢者は歴史(他者の失敗)に学ぶ
”Only a fool learns from his own mistakes. The wise man learns from the mistakes of others.”

これはオットー・フォン・ビスマルクの名言とされることわざです。過去に学ぶという意味では温故知新に通ずるものがありますが、「新しい知識や見解を見つける」という点には言及していないため、厳密には温故知新とは少し違う意味です。

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温故知新を英語で言い換えるには?

日常英会話など、温故知新を平易な英語で言い換えたい場合に使える英単語を紹介します。

過去を見直すことによって新しいことを学ぶこと
learning new things by reviewing the past

歴史から教訓を得ること
taking lessons from history

過去から教訓を引き出すこと
draw lessons from the past

古いものを訪ねて、新しいことを知る
visiting old, learn new

古いものと新しいものを結びつける
bridging old and new

温故知新を英語で説明してみよう!

温故知新を英語圏の人に説明するときどう伝えればよいか、例文を紹介します。可能な方は例文を参考に自分でも英作文してみることをオススメします。

「温故知新」は、過去を振り返ることで新しいことを学ぶという意味の日本のことわざです。歴史や伝統を学ぶことで、新しい洞察や視点を得る重要性を強調しています。
“Onko chishin” is a Japanese proverb that means “to learn new things by reviewing the past”. It emphasizes the importance of studying history and traditions to gain new insights and perspectives.

日本には、過去から教訓を得るという意味の「温故知新」という概念があります。たとえば、私たちは今日の社会を理解し、将来に向けてより良い決定を下すために、歴史を学ぶことができます。
In Japan, we have a concept called “onko chishin” which means taking lessons from the past. For example, we can study history to understand our society today and to make better decisions for the future.

「archive」の意味と使い方を品詞別に解説

温故知新を英語で?スピーチや座右の銘になる英語のことわざ・名言を紹介まとめ

温故知新を英語で伝えるための表現方法について解説しました。

温故知新は日本ではよく使われるものの、英語に直訳することが難しい単語です。この機会に英語での表現方法をマスターし、英会話で使えるようにしておきましょう。