大人になってから、もう少し英語の勉強をしておけば良かった、英語が話せれば海外旅行も楽しいのにと思ったことはありませんか?
日本では、現在でこそ小学生から英語の授業がありますが、多くは中学生から英語の授業が始まり、英単語や英文法の暗記をして、点数を多く取ることを目指すというテストのための学習でした。
授業で学んだことを会話といったアウトプットするような機会がなく、学生時代が終わるとほとんど英語がわからない、話せないという方が多いのではないでしょうか。
大人になってから、やっぱり英語が話せるようになりたいけど、どうやって勉強したら良いかわからない、仕事や子育てで忙しいから英語のスクールに通う時間は作れない、というような理由で英語の勉強がなかなか進まない方も多いでしょう。
英語は独学でも学ぶことができます。日常会話は中学生レベルを勉強すれば十分習得できるのです。今回はどうやって独学で学んでいくか、そのステップを紹介していきます!
Contents
①どのくらいまで話せるようになりたいか目標を決める
まずはどのくらい英語ができるようになりたいか、目標を決めましょう。
例えば、海外旅行に行く時に現地の方と簡単な会話ができるようになりたい、職場に英語圏出身の同僚がいるから、雑談くらいできるようになりたいなど、日常の英会話ができるようになりたいというような目標を立てましょう。
英語の勉強に限ったことではないですが、どうなりたいかという目的があって、そのための目標を明確に立てることによって、目標に向かって頑張ることができますし、より集中できますね。
また、自分の立てた目標を周りの人に宣言することもおすすめです。1年後には海外に一人旅に行く予定なので、そのために英語を勉強してます!と宣言すると自分のモチベーションも上がりますよ。
②短時間でも英語学習を習慣化する
英語に限らず、何かを学び、達成するにはコツコツと毎日継続することがとても重要ですよね。ピアノでも野球でも一日二日では習得できませんよね。
英語も同じで、短時間でも継続して勉強していくことで英会話習得につながります。最初から1時間勉強できればそれがベストですが、無理なく継続することが大切なので、最初は10分からでもOKです。それを3日、1週間と続けて、少しずつ時間を伸ばしていきましょう。
英語学習は長時間勉強するよりも、短時間で集中して学習を繰り返すことで効率的に身に付きます。朝や夕飯後、寝る前など1日のうち、どこかで必ず英語の勉強するというような計画を立てましょう。
まとまった時間を取ることが難しい場合は、通勤時、仕事帰りにリスニングの勉強をして、寝る前に単語帳をみたり、一言でも英語で日記を書いたりといった一日のうちのスキマ時間を利用して勉強するという方法も良いですよ。
無理な計画は厳禁!1ヵ月達成できた時には、自分へご褒美をあげるとますます頑張ろうという気持ちになれますよ。
③英語脳とは?中学生レベルの英語で英語脳を鍛えよう
学生時代は受験勉強や英検、TOEICなど点数を取りに行く学習ばかりしていましたが、英語で会話をするための学習は少し違います。ここでは独学で英会話をするための学習の進め方について解説します。
まずは中学生レベルの英語を理解することから始めましょう。中学生だった頃には理解できなかったことも、大人になってから理解できるようになることもたくさんありますし、一度学習しているので、新しいことを勉強するよりも学習がやりやすいです。
「そういえばこれやったなぁ、懐かしい!」
「あの時先生こう言ってた!」
など学生時代を思い出しながら勉強できるので、楽しく勉強できますよ。
学習する際は学生時代のような暗記をする学習ではなく、英語脳を作ることを意識しましょう。
英語脳とは、英語を日本語に訳さずに英語を英語のままのイメージで理解することです。
学生時代は頭の中で英語を日本語に訳して学習していましたよね。
例えば、appleという単語を見た時に、appleは日本語でりんごと頭の中で訳します。
しかし、英語脳を鍛えるとリンゴそのものをイメージできるようになります。
英語と日本語では言葉の順番が違います。学生時代は英文を後ろから読んで日本語に訳すという方法で習いましたが、英会話をする場合、それだと会話のタイムラグが出てしまいます。
英文を日本語に訳してからではすぐ言葉が出てこないので、会話のスピードが遅くなり、会話が弾みませんよね。
英文を日本語に訳すのではなく、語順通りに理解する訓練が必要です。
ここで紹介する勉強方法を実践して英語脳を鍛える学習をしていきましょう。
中学レベルの単語と文法を理解する
中学レベルの単語は大体1200語くらい覚えると日常会話には困らないでしょう。英単語を多く覚えることで英会話に使える語彙力が高まります。忘れないように、繰り返し学習していきましょう。
単語を暗記するのではなく、単語のもつイメージで覚えていくのが大切。
文法も中学生レベルの文法を勉強すれば、日常会話にはそれほど困りません。本屋さんでこれだ!と思う文法の参考書を選びましょう。この時の注意は難しすぎず、わかりやすいものを選ぶことです。中学生レベルの参考書一冊で十分です。
自分の言いたいことを正確に伝えるにはどういう文法を使うのか知りたい時に参考書を使いましょう。
学習する際には発音の仕方も正確に理解して、声を出して学習すると、スピーキングの練習にもなりますし、覚えやすいです。短くても良いので、毎日簡単な英語の日記を書く習慣をつけましょう。英単語や文法の復習にもなりますよ。
中学レベルのリスニングの学習方法
リスニングは英語を聞き流す勉強法もありますが、これは英語学習を始めたばかりの方には難しい方法です。英単語や文法がきちんと身についている人には効果がありますが、学習を始めたばかりの方にはあまり効果が得られません。
リスニングを効果的に身につけるにはディクテーションとシャドーイングがおすすめです。
ディクテーションとは英語の音声を聞いて、一文ずつ書き起こしていく方法です。ディクテーションは英文を一語一句聞き逃さないように集中して聞かなくてはいけません。どこが聞き取れなかったのかがわかり、英語の正しい発音やリズムや音を改めて覚えることができます。
ディクテーションがある程度できるようになったら、シャドーイングに取り組んでみましょう。
シャドーイングとは英語の音声を聞き、同時に真似て発音する学習方法。
最初は難しく感じることもあるので、慣れるまでは区切りの良いところで音声を停止して話すという方法のリピーティングの方法を取ることをお勧めします。英語の発音を音声に合わせていくことで、わかりづらかったLとRの違いなどを理解できるようになります。
シャドーイングを学習することで語順感覚を身につけることができるので、英語脳も鍛えられます。ディクテーションやシャドーイングも最初から難しい音声ではなく、中学生レベルの音声から初めていくと、段々と自分のレベルが上がっていくのがわかり、学習が楽しくなりますよ。
少しずつ英文を聞き取れるようになり、理解できるようになったら、YOUTUBEの海外動画や、海外映画やドラマを見るのも楽しく勉強できる方法の一つです。
専門用語が出てくるような医療ドラマやアクション系ではなく、日常を切り取ったようなドラマや映画だと初心者にはおすすめです。
④アウトプットとして英会話する
今まで学習してきたことをアウトプットしていく作業を始めましょう。
英語で独り言
頭の中で身の回りのことや景色のこと、自分が今からやろうとしていること、今日一日の出来事など、なんでもいいので英語で表現してみましょう。英語で独り言を言うのも大変効果的です。
その時にわからなかった単語をすぐに調べると勉強になりますし、次は使えるようになり、語彙力が増えていきます。
英会話サークルや英会話カフェなどを利用する
ここまで頑張って英語を学習したのですから、どのくらい英語が話せるか、試したいですよね。英語が話せる人と英会話をしないと、実際どのくらい話せるようになったかわかりません。
そのためには、英会話のサークルなどで実践してみましょう。地域によっては英会話のサークルや英会話カフェなどがあります。レベル分けをしているサークルもありますので、自分のレベルに合ったグループで会話ができて、おすすめです。
また、独学とは違いますが、オンラインでの英会話のレッスンもたくさんあります。英会話スクールに通うよりも安いですし、時間に関係なく受けられるところもあります。無料体験レッスンを行っているところも多くありますよ。
自分にあうレッスン方法を見つけて、ぜひ実践してみましょう。
まとめ
英語を独学で学ぶ方法について紹介してきました。英語の学習を毎日の習慣にすることが大切です。
毎日学習をすることは大変ですが、英語のドラマや動画を見て、楽しみながら学習をすることで、モチベーションを保つことにもつながります。それに、今は英語を勉強するためのアプリもたくさん開発されているので、アプリを利用するのも良いですね。
ぜひ、いろいろなものを活用し、自分に合った方法を見つけて、英語の学習をがんばりましょう。