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おせっかいの英語表現|よく使うフレーズを例文で紹介

「あの人はおせっかいだ」「おせっかいしないで」など、「おせっかい」という言葉は日常生活でもよく使いますよね。世話焼き、とも言い換えられるこの言葉。英語ではどのように表現すればよいでしょうか?気持ちは嬉しいけれど、少しありがた迷惑なおせっかい。

今回は「おせっかい」のいろいろな英語での言い方を例文で紹介します。


おせっかいの英語表現

「あの人はおせっかいだ」「おせっかいな人」と言いたい時に使う単語を見てみましょう。

busybody

busybodyはおせっかいな人、何でも首を突っ込んでくる人、という意味の名詞です。

ママがおせっかいな人だって、ママ以外みんな知ってるわ。
Everyone but my mom knows that she is a busybody.

interfere/interfering

interfereは動詞で、干渉する、妨害する、邪魔するという意味です。

おせっかいする、の意味で使うことができます。

どうしていつも私に干渉するの?
Why do you always interfere with me?

interferingと現在進行形になると、「おせっかいな」「世話焼きな」といった、人の性格を表す形容詞になります。

ママはたしかにおせっかいだ、でも、母親として君のことを心配してるんだよ。
I know she is interfering, but she cares about you as your mother.

meddle、meddlesome

meddle干渉する、余計な世話を焼く、の意味の動詞です。

interfereと大きな意味の違いはありませんが、interfereのほうが関与の仕方が直接的で、客観的なイメージになります。

それに対して、meddleはより口語的な表現。meddleを使うと、「口出しする権利のない人が余計なことを言ってきてうんざりする」というニュアンスが強くなります。

あなたに干渉したいわけじゃないの、ただ心配なのよ。
I don’t want to meddle with you, but I’m just worried.

meddleにsomeがついてmeddlesomeになると、「おせっかいな」「口うるさい」という意味の形容詞になります。

ママは口うるさすぎるときがある。
My mom is sometimes too meddlesome.

おせっかいしないで、口出ししないで、は何と言えばいい?

「おせっかいしないで」「口出ししないで」「余計なお世話」といったフレーズになると、先に紹介した単語を使わない表現が使われます。どれも相手を非難する意味合いがかなり強いので、相手を選んで、言い方に注意して使うようにしましょう。

none of your business

ここでのbusinessは、他人が口をはさむべきではない「個人の事柄」、という意味で使われています。

このフレーズ全体で、「あなたが口をはさむべきことではない」、つまり「余計なお世話」という意味になります。

余計なお世話よ。ママがなんと言おうと彼と付き合うわ。
It’s none of your business. I’ll go out with him whatever you say.

mind your own business

mindは、気にする、かまう、という意味です。

フレーズを直訳すると「あなた自身のことをかまっていて」となり、「おせっかいしないで」「口出ししないで」という意味になります。

口出ししないでくれる?私はこの水色のワンピースが好きなの。
Will you mind your own business?I like this light blue dress.

leave me alone

文字通り、「私を1人にして」という意味ですので、「私のことは放っておいて」「おせっかいしないで」の意味になります。

放っといてくれない?もうすぐ彼が迎えに来るの。
Can’t you leave me alone? He’s picking me up soon.

me の部分を他の人称にすることもできます。

あなたを放っておくのは簡単じゃないの。いつか娘ができたらあなたも分かるわ。
It’s not easy to leave you alone.
You’ll see when you have a daughter someday.

放っておいてあげよう。僕らの娘はもう大人なんだ。
Let’s just leave her alone. Our daughter is grown up.

言いづらいことを伝えるときの言い方

相手に少し言いづらいことを伝えるのはむずかしいもの。ストレートに言うのではなく、「おせっかいかもしれないけど、~」「よけいなお世話だったらごめん、でも~」と前置きすることがありますね。英語でも同じような表現を使いますので、いくつか例文を見ていきましょう。

I don’t want to be a busybody, but~

直訳すると「おせっかいな人にはなりたくないけれど」ですね。

これを「おせっかいするつもりはないけど」「余計なお世話かもしれないけど」という意味で使います。

おせっかいするつもりはないけど、彼はあなたにふさわしくないと思う。
I don’t want to be a busybody, but I think he is not right for you.

I’m sorry if I’m overstepping, but~

「おせっかいだったらごめんなさい、でも」という意味で、まとまったフレーズとして覚えておくと便利な表現です。overstep単独では、踏み越える、いきすぎる、という意味です。

余計なお世話だったらごめんね、でもあなたには水色よりピンクのほうがよく似合うわ。
I’m sorry if I’m overstepping, but you look better in pink than in light blue.

まとめ

「おせっかい」「おせっかいしないで」などは、英語でさまざまな言い方ができます。1つの表現だけではなく、状況に合わせた言い方を覚えておくようにしましょう。

ただ、「おせっかい」自体、相手の行為を非難する意味を持った言葉であることをお忘れなく。それは英語でも同じなので、使うときは十分気をつけてくださいね。