在宅勤務が増えてきた昨今、パソコン仕事などで座りっぱなしの方も多いかと思います。そんな現代人の悩みといえば腰痛。腰痛はなかなか根深いものがあり、長年悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は「腰」の英語表現について紹介します!腰痛の一般的な言い方と医学的な言い方も紹介しますよ。
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腰の言い方4種類
日本語では一言で腰という表現を使いますが、英語では箇所によって4つの言い方があります。
英語の方が、部位や局面によって表現が細かいので、正確に覚えるようにしましょう。
①back
backは後ろ、背中、という意味です。背中全体を指してbackという表現を使うので、腰の上部も含まれます。
②lower-back
backの前にlowerをつけると、より低い位置、すなわち、もっと腰に限定した表現になります。
③waist
日本語でもカタカナの「ウエスト」として馴染みのある英単語ですね。
英語でも、日本語同様、腰の中央あたり、くびれた部分を指します。
ただ、読み方は日本語の「ウェスト」ではなく、「ウェイスト」となります。
④hip
日本語でも「ヒップ」として馴染みのある英単語ですが、日本語では、お尻の意味で使われます。
しかし、英語ではお尻ではなく、腰に近い意味で使われます。
具体的には、waistより下から足が始まる部分までの体の側部に当たります。日本語のヒップとは随分違いますね。
ちなみに英語でお尻は、butt、buttocks、bottomと言います。
腰痛の一般的な言い方
ここからは、腰痛の英語表現について紹介します。痛みの種類によって使う単語が異なりますので、しっかり覚えて使い分けられるようにしましょう!
acheとpainを使った表現
腰の表現方法4種類を紹介しましたが、その中で、1番多く使う表現はbackです。
「腰が痛い」や「腰痛」を表現する際にもbackを使ってbackacheやback painと表現します。
私は腰が痛い。
I have a backache.
私は長年腰痛で悩んでいる。
I have been suffering from backache for many years.
私は急に腰痛になった。
I suddenly got back pain.
痛みを表す場合にacheやpainを使うことがあります。この二つの語の違いを押さえておきましょう。
acheは痛みは軽いが、長く続く鈍い痛みや不快感に対して使います。
一方でpainは長時間、または短時間の鋭い痛みに対して使います。
私は頭が痛い。
I have a headache.
足腰が痛い。
I have pain in my lower back and feet.
腰痛に置き換えると、backacheは、長い期間に渡り、慢性的な腰痛をわずらっているときに使います。back painは、ひどくズキズキする痛みで、いますぐ病院に行きたくなるような状況で使います。
acheとpainを使わない表現
backacheとback pain以外にも、「腰が痛い」「腰を痛めた」を指す表現はたくさんあります。
腰が痛い。
My back hurts.
あー、腰が痛い。
Oh, my back is killing me.
腰がとても痛い。
My back hurts so much.
昨日から腰が痛い。
My back has been hurting since yesterday.
足腰が痛い。
My back and leg hurt.
腰に怪我をしてしまった。
I injured my back.
医学/医療的な表現
一般的な日常会話での「腰が痛い」の表現を紹介しましたが、ここでは病院などで症状を説明したりされたりする際のやや専門的な腰痛の表現を紹介します。耳慣れない言葉が多いですが、いざというときのために覚えておきましょう!
lumber
「腰」を表現する英語で最も使われるのはbackであると紹介しましたが、もう少し医学的な意味合いでの「腰」「腰椎」などと言いたい場合には、lumbarという単語を使います。
腰痛をサポートするランバーサポートという商品があったり、腰痛のサポートベルト(腰痛ベルト)をlumbago bandと呼んだり、lumbarから派生した腰関連の言葉は多くあります。
なお、木材を意味するlumberは綴りが異なりますので、混同しないように注意。
ぎっくり腰
ぎっくり腰(ギックリ腰)は英語でstrained backと言います。strainは「(ロープなどを)ピンと張る」という意味で、「使いすぎて痛める」「筋を違える」という意味もあります。
ぎっくり腰になったので、予定を延期した。
I postponed the appointment because I have a strained back.
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、椎間板が「ずれる」ことによって神経が圧迫されて痛みが生じることを言います。
その「ずれる」という現象をslip(滑る、ずれる)と表現するので、椎間板ヘルニアは英語でslipped diskと言います。
なお、ヘルニアはherniaと表現することもできます。
まとめ
今回は、腰にまつわる英語を紹介しました。慢性的に腰痛を抱えている方もいれば、ある日急にぎっくり腰になる方もいます。
海外でもしっかり自分の症状を伝えられるように、日ごろから多くの英単語に触れて、語彙を増やしておきましょう。