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預けるの英語表現7選|荷物・お金・保育園などシチュエーション別に詳しく解説

海外で荷物などを預ける時、意外と出てきづらいのが「預ける」という単語。この言葉、預けるモノや場所や気分によって使う単語が全然違うんです。ちなみに、日本の慣用句で「背中を預ける」なんてフレーズがありますよね。

これを英訳すると、I’ll leave the rest to you!

あとはお前に任せたぞ!という意味で、手放すイメージのleaveが使われています。こんな風に、預けるとひと口に言ってもいろんな解釈があり、単語の持つ意味をしっかりイメージすることで簡単にパターンを覚えられますよ。

空港やホテル、コートや子供、お金など、シチュエーション別にとっさに使える例文を見ていきましょう。


空港での荷物の場合

預ける時はcheck

空港で荷物を預ける時には、checkが万能に使えます。空港の受託手荷物はchecked baggageなので、イメージしやすいですね。

Q:預けるバッグはどちらでしょうか?
Which bags are you checking?

A:このバッグを預けたいのですが。
I’d like to check this bag..

こんな感じで、相手からの質問をそのまま返す形でOK!注意点として、空港では荷物と一緒に飛行機に乗るので、預けてその場から離れるイメージのleaveは使えません。

受け取る時はpick up

受け取る時は、簡単にpick upでOKです。

預けておいたバッグを受け取りたいのですが。
I’d like to pick up my checked bag.

pick upの代わりに、receiveを使ってもいいですね。

Baggage drop-off / Bag drop areaって何?

空港でよく見かけるのがdrop。空港の乗り継ぎ便などの荷物預け場所をBaggage drop-off、Bag drop areaと表現します。日本の空港でも、自分で手続きする「自動手荷物預け機」はdropで統一されていますよ。

【自動手荷物預け機】
・ANA:Baggage Drop
・JAL :Self Baggage Drop

ホテルでの荷物やカギの場合はleave

ホテルのフロントで荷物やカギを預ける時は、預けてその場から立ち去るイメージのleaveが使えます。

チェックインまでこの荷物を預かってもらえますか?
Can I leave this luggage until I can check in my room?

ちょっと散歩したい時は、カギを預けた方がいいですか?
Should I leave my room key when I want to take a little walk?

荷物を指す単語でよく似ているのが、baggageとluggage。どちらを使っても大丈夫です。ただし、baggageには精神的な悩みや重荷という意味もあり、luggageは高級感のあるイメージでよく使われます。

店頭や広告ではluggageが使われることが圧倒的に多いので、気をつけて見てみましょう。

子供や犬の場合

見ててもらうならleave

leaveは、子供やペットを預ける時にも使えますよ。子供や犬を見ててもらって、自分はその場から離れるというイメージです。

子供たちは保育園に預けました。
I left my children at day nursery.

彼に犬を預けたいのですが。
I’d like to leave my dog with him?

保育園や幼稚園は、対象年齢や実際の保育内容によってdaycare、preschool、kindergartenなど言葉が異なります。また、どこかの場所に預けたい場合はat~、誰かに預けたい場合はwith~です。

世話を頼むならtake care of~

世話をしたり面倒を見るという意味のtake care of~も、子供や犬を預ける時に使えます。見ててもらうより、ケアするイメージが強まります。

今日、子供の面倒を見てもらえますか?
Could you please take care of my child today?

コートを預ける場合はtake

コートなどの上着は、手で受け渡しするのでtakeを使います。レストランやバーでコートを預かってもらいたい時に、サラッと使えますよ。

コートをお預かりしましょうか?
May I take your coat?

コートを預かっていただけますか?
Could you please take my coat?

保管に使えるkeep / hold

checkやleaveの他にも保管する、取っておくというイメージのkeepやholdも使えます。

荷物はここに預けておくね。
I’ll keep your stuff here.

部屋の準備ができるまで、荷物を預かっておいてもらえますか?
Can you hold my bag until the room is ready?

書類や貴重品などを預ける時にも、しっかり保管して取っておくというイメージでkeepが使えます。

貴重品を預けたいのですが。
Can you keep my valuables?

どこかに書類を預けられる所はありますか?
Is there anywhere I can keep my documents?

大切なものを信頼できる人に預ける場合はentrust

単に保管してもらうkeepに対して、大切なものを信頼できる相手に託す感じで預けるentrustもよく使われます。特に信頼していることを強調するつもりで使ってみましょう。

昨日、娘を両親に預けた。
I entrusted my daughter to my parents yesterday.

兄にお金を預けるつもりです。
I will entrust my brother with my money.

銀行でお金を預ける場合はdepositやput

銀行に預金する場合は、depositを使います。putも同じ意味合いなので、窓口でお金を預けたい時にはどちらでも使えますよ。

普通口座に預金したいのですが。
I’d like to deposit money into my savings account.

銀行にお金を預ける必要があります。
I need to put cash in a bank.

普通預金口座はsavings account、当座預金はchecking account。moneyやcashを、thirty thousand yenなどの具体的な数字に変えるだけで、いくら預金するのか表現できますよ。銀行からお金を引き出すwithdrawも、ついでにセットで覚えておきましょう。

いくら預金をおろすの?
How much do you withdraw?

ATMでお金をおろしてくるね。
I will withdraw some money from the ATM.

まとめ

預ける、は海外旅行でもよく使う言葉ですが、日本語にとらわれてしまうと単語が出てきづらいですよね。何をどんな風にどこへ預けるのか?をイメージするだけで、身近にある言葉で簡単に英文が作れますよ。

意外と連想しづらいleaveは、自分が手放すのでIやWeが主体と覚えておくといいですね。普段からよく使っている単語で表現できるので、今日からすぐに使いこなせますよ。