なにかを提案する時、英語ではどのような表現を使えば良いのでしょうか。
提案書やビジネスメール、会議など、ビジネスシーンでは提案する機会が多く訪れます。英語で提案する時は、状況によって適切な表現を選ぶことが重要。
今回は、ビジネスでも使える提案するときのフレーズを例文とあわせて紹介します。自信をもって提案ができるように、この記事を読んで英語で提案の表現方法をマスターしましょう。
Contents
ニュアンスによって変わる提案フレーズ
提案は英単語で、proposalやsuggestion。
提案といえば、まずこれらの単語を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。proposalとsuggestionはどちらも提案する時に使う単語ですが、状況によって使い分けることが重要です。
積極的な提案をする時の表現
①proposal
proposalは、クライアントに企画を提案する時など、積極的な提案が必要な時に使います。相手に提案を受け入れるか、受け入れないか決めてもらう時、proposalを使うことが多いです。
新しい従業員を雇うことを提案します。
I propose that we hire new employees.
どんなことを提案してくれますか?
What would you propose we do?
この提案書を確認していただけますか?
Could you review this proposal?
控えめな提案をする時の表現
②suggestion
suggestionは、proposalより控えめなアドバイスにとどまる提案で、判断は相手側に委ねられています。気軽に提案を行いたい時にはsuggestionを使いましょう。
このプロジェクトの再考を提案します。
I suggest that we reconsider this project.
あなたの提案は何ですか?
What’s your suggestion?
I proposed that や I suggest that の後には、さまざまな動詞を入れて提案が可能です。proposalとsuggestionのニュアンスの違いをしっかり覚え、提案の度合いに応じて使い分けるようにしてください。
日常的に使われる提案フレーズ
同僚に会議や食事などの提案をする機会は多く訪れます。
では、誘いやアイデアを伝える時、proposalやsuggestionよりもカジュアルな提案を行うには、どのような表現を使えばよいのでしょうか。
カジュアルな提案方法にもさまざまな言い方があるので、こちらも提案の度合いによって使い分けできるようにしましょう。
提案の度合いが強い時
③Why don’t we~?
カジュアルな場面において、積極的に提案したい時には、Why don’t we〜?が使えます。
〜の部分に動詞の原形を入れて色々な提案ができますが、weを使うのは、相手を巻き込んで提案する時です。相手に行動を促す提案をする時には、weではなくyouを使います。
明日、会議をするのはどうですか?
Why don’t we have a meeting tomorrow?
一緒にやりましょうよ。
Why don’t you join us?
④How about~?
話をしている時に、いいアイデアが浮かんで提案をする時には、How about〜?の表現が便利です。〜の部分に動名詞(動詞のing型)を入れて、〜することに変えましょう。
日本料理店に行くのはどうですか?
How about going to a Japanese restaurant?
⑤Let’s 〜
シンプルに、Let’s 〜.の定番フレーズを使うこともできます。Let’s 〜.はカジュアルな表現なので、初対面の人には使わないようにしてください。
プレゼンテーションを始めましょうか。
Let’s start our presentation.
控えめな提案の時
⑥could/would+動詞原型
相手に押し付けたくない軽い提案をする時には、相手が断りやすいように間接的な表現を使います。控えめな提案でよく使われるのはcouldやwould。
couldやwouldの後には動詞の原型を置きます。相手に負担がかからない聞き方なので、遠慮なく気軽に提案ができるでしょう。
あの新しい会場はどうかな?
We could try that new venue.
研修に参加した方がいいですよ。
I would recommend we participate in the training.
⑦should+動詞原型
提案をする時、shouldを使うことがあります。shouldは一見強い表現に思われがちですが、そうした方がいいなという程度のニュアンスであり、文頭にI thinkを入れることでより柔らかな表現になります。
shouldの後に動詞の原形を入れ、さまざまなトピックスに対応可能です。
我が社の事業計画について話し合うのがいいと思います。
I think we should discuss our business plans.
メールで提案する時の提案フレーズ
アポイントを取るときやクライアントに情報を提供する時など、まずはメールで提案を行うこともよくあります。
ビジネスメールの場合には、wouldやcouldなどを使い、丁寧な表現を心がけます。
アポイントメントを取る時
⑧would/could
初めてのコンタクトをメールで取る時には、wouldやcouldを使うことでより相手を尊重でき、丁寧で柔らかな印象を与えます。
弊社のサービスを紹介する機会をいただくことは可能でしょうか。
I was wondering if it would be possible to give us an opportunity to introduce our services.
ご面談の機会をいただければ幸いです。
We would appreciate it if you could set up a meeting.
情報提供をする時
⑨We would be pleased to〜
ビジネスメールでは、クライアントにまずメールで価格表や商品カタログなどを送ってから、アポイントや交渉につなげます。
ここでも、wouldを使い、〜させていただきますという表現を使うのが一般的。ビジネスでは、We would be pleased to〜、〜の後に動詞の原形をおき、喜んで〜をさせていただくという表現が便利ですので覚えておきましょう。
喜んで商品情報を送らせていただきます。
We would be pleased to mail you information about our products.
もしよろしければご面談をさせていただきましょうか。
We would be pleased to set up a meeting at your convenience.
提案に答える時のフレーズ
提案を受けたら、提案を受けるか、提案を拒否するかを答えなければなりません。逆に提案をちょっと待ってほしいという時もあります。英語ではどのように答えるべきか紹介します。
提案に賛成する時
提案に賛成する時には、シンプルな回答で相手の考えに賛成していることを伝えます。
いいですね。そうしましょう。
OK,let’s do that.
はい、それはいいアイデアだと思います。
Yes, that’s a great idea.
提案を保留したい時
提案にすぐに答えたくない場合、以下の表現を使うと便利です。
いいと思いますが、よく考えさせてください。
It sounds OK, but we should think it over.
私のチームと確認したいと思います。
I’ll have to check with my team.
提案を拒否する時
提案に賛成できない時には、丁寧な表現を使いながらもしっかりと意思を伝えることが重要です。
残念ながら、それはできません。
I am afraid we can’t do that.
御社の提案をお断りさせていただきます。
We have to decline your proposal.
まとめ
ビジネスで使える提案フレーズを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
ビジネスシーンの場面において、英語で提案する時には、提案の度合いに応じた表現の選び方が重要です。クライアントや同僚とのコミュニケーションを円滑にするために、適切なフレーズで提案してみてください。