ofは、中学生が学ぶ英語にも必ず登場するほど一般的な単語です。おそらく、ofが登場しない英文は、ほとんど存在しないでしょう。
しかし、一般的な単語だからこそ、オブの意味や品詞などの基本的な知識が抜けているケースも少なくありません。基礎となる知識が抜けていると、英語を習得するまでの道のりが険しくなりやすいです。
今回は、そんな ofの具体的な使い方についてわかりやすく解説します。ofを使用したスラングやフレーズも一緒に取り上げるため、ぜひ最後までご覧ください。
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ofの基本の使い方
それでは、早速 ofの基本知識について、ofを使った例文と一緒に簡単に解説します。どのような意味で何詞といて使用するのか、一つずつ順番にチェックしていきましょう。
ofの基本の使い方①〜の
前置詞として使用する ofは「〜の」という意味があり、○○ of ○○ のように使用します。ofには、単語自体に材料の原料や原因、所有のイメージがあるため、覚え方に悩んでいる方は参考にしてください。
私には二人の娘がおり、彼女たちはどちらも弁護士だ。
I have two daughters, both of whom are lawyers.
上記の文章では、前置詞 ofの目的語として whomが使用されています。
ofの基本の使い方②〜という
A of Bで「BというA」を意味する表現になります。Aと Bの語順が日本語と異なるため注意しましょう。
私は早く出発しようと考えた。
I had the idea of starting early.
上記の文章の場合、直訳すると「早く出発するという案」となります。
ofとof theの違い
ofはそのまま使用する場合と、冠詞の theをつけて of theの形で使用する場合があります。英語の勉強を始めて間もないと、両者の違いがわからず混同してしまいがちです。
しかし、両者には以下のように明確な違いが存在します。
of:of以下が固有名詞の場合
of the:of以下が固有名詞以外の場合
例文にすると、次のようになります。
彼は世界の王だ。
He is the king of the world.
彼女はイギリスの女王だ。
She is the queen of England.
of の関連スラングやフレーズ
○○オブ○○をはじめとする、ofの基本的な使い方や意味は覚えられたでしょうか。続いて、of の関連スラングやフレーズについて取り上げます。こちらも例文と一緒に簡単に解説するため、使い方も覚えてしまいましょう。
ofの関連英語フレーズ①because of
接続詞である becauseと組み合わせて使用する表現で「〜のため」「〜が原因で」を意味します。becauseは動詞の前に置きますが、because ofは原因や理由を表す名詞の前に置くのが違いです。
風邪のせいで私は競技会に参加できませんでした。
I wasn’t able to take part in that competition because of my cold.
ofの関連英語フレーズ②sort of
sort ofは直訳すると「一種の〜」という意味になりますが、スラングとして使用する場合は「まぁね」や「ちょっと」を意味する表現になります。
私、あいつらのことあんまり好きじゃないのよね。
I sort of dislike those guys.
ちなみに、sort ofはイギリス英語で使用する場合が多く、アメリカ英語では kind ofといいます。
あんな様子の彼女を見るのは、ちょっと悲しかった。
I was kind of sad to see her like that.
ofの関連英語フレーズ③for the sake of
for the sake ofは「〜のために」を意味する表現です。of以下には、理由や目的などが入ります。
彼女は彼氏のために一生懸命働いた。
She worked very hard for the sake of her boyfriend.
ofの関連英語フレーズ④first of all
こちらは「まず第一に」「とりあえず」などを意味するフレーズです。日常会話でも頻繁に登場するため、ぜひ覚えてください。
まず最初に、その事件の事実関係を明らかにしなければならない。
First of all, we need to establish the facts of the case.
ofの関連英語フレーズ⑤on behalf of
on behalf ofは「〜に代わって」「〜を代表して」などの意味がある表現です。文脈によってニュアンスが変わるため、前後の文章に注意しましょう。
私は上司に代わって会議に参加します。
I will attend the conference on behalf of my manager.
ofの関連英語フレーズ⑥out of
out ofは「〜から外れて」「〜の外に」などの意味がありますが「不足する」という意味で使用されるケースも多いです。
コーヒーが切れています。
We are out of coffee.
ofの関連英語フレーズ⑦one of
one ofは「〜のひとつ」を意味する表現です。最上級を使用する際に登場するケースが多いため、試験対策のためにも覚えておきましょう。
大谷翔平は世界で最も優れた野球選手の一人だ。
Shohei Ohtani is one of the best baseball players in the world.
ofの使い方を中学生にもわかりやすく簡単解説!sort ofの意味とスラングまとめ
ofに関する疑問は、知恵袋にも多数登場するほど誰もが抱えるものです。実は、今回取り上げた ofの使い方や意味も、ほんの一部でしかありません。
今後英語の勉強を進めるなかでさらに多くの疑問を抱くことになるでしょうが、慌てずに一つずつ解決していきましょう。勉強の積み重ねが、やがて英語力の向上に繋がるはずです。