これまでの人生で「悔しい!」って思ったことありますか?
誰しも後悔のない人生を送りたいと思っていますが、思い通りにできなくて悔しい思いをすることってたくさんありますよね。
そんな気持ち、英語で表現できるでしょうか?
試合に負けて悔しい!
悔しさをバネに努力するぞ!
こんな熱い思いを英語で表現できたら良いですよね。
今回は「悔しい」の英語表現を紹介します。定番の3種類の言い方からスラングまで、例文付きでたっぷり紹介しますよ。
Contents
「悔しい」は英語でどう表現する?
日本語の「悔しい」は英語でどう表現すればいいのでしょうか。
英語には「悔しい」に置き換わる単語は無く、当てはまる言葉は状況や感情の深さによって変わります。
具体的なシーンに合わせて言い方を変えることで、自分の感情をより的確に表現できます。具体的な英語表現と使い方を見ていきましょう。
一般的に広く使われている単語
悔しさを表す単語として一般的に使われているのは、frustrating、upset、regretです。
正式な文書や会話の中でも広く使われており、年齢や地域による使用の制限も特になく幅広く使われています。
「悔しい」を簡単に一言で表現したい場合は、frustrating、upset、 regretを使うことをおすすめします。
frustrating で「悔しさ」を広く表現できる
「悔しい」の感情は最も基本的な単語でfrustratingと表現されます。
発音は「フラストレイティング」で、日本語でも「フラストレーションがたまる」なんて言ったりしますよね。
物事が思うように進まない時や期待通りにいかない状況を指す一般的な表現で、It is frustrating~.の形が基本形となります。
この問題ができなくて、とても悔しい。
It’s frustrating that I can’t solve this problem.
彼が約束を破ったことは、本当に悔しい。
It’s so frustrating that he broke his promise.
コンピュータが急に壊れて作業が進まず、私は悔しい。
It’s frustrating that my computer broke down and I can’t proceed with my work.
upset で表現する悔しさは強い失望感
「悔しい」を表現するとき、より失望感を強調したい場合はupsetを使います。
upsetを使う場合は、想定外の出来事や望んだ結果が得られなかった場合が多いです。
upsetは英語で「動揺している」「気分が乱れている」「悔しい」などの感情を表す形容詞であり、怒りや動揺、悲しみなど、幅広い感情を表します。
結果が出なくて、とても悔しい。
I’m upset that the results didn’t come out.
彼が約束を破ったことに悔しくて怒っている。
I’m upset that he broke his promise.
彼の言動に悔しくて気持ちが乱れた。
I was upset by his words and actions.
regret で表現する悔しさは後悔
自分の行動に対して「悔しい」と感じる場合、後悔を表すregretを使うことができます。
regretは「後悔する」「悔やむ」を意味する動詞ですが、同じ形で「後悔」を表す名詞としても使われます。行動や選択に対する悔しさを表現する際によく使われる表現です。
主語にIを使い、自分の過去の行動や決定に対して悔しさを感じている状況を表す場合に広く使われています。
その選択をしたことを本当に悔しいと感じている。
I really regret making that choice.
彼女を怒らせてしまったことを、私は悔しく思っている。
I regret making her angry.
遅すぎて電車に乗り遅れたことが悔しい。
I regret being late and missing the train.
スラングで「悔しい」は?
ネイティブ同士の日常会話でよく耳にするのはスラング英語であり、特に「悔しい」を表すとき It sucks〜.はよく耳にする英語表現です。
suckは動詞で「吸う」という意味がありますが、It sucks〜.として使うことで悔しい気持ちを表現するスラングになります。「とても悔しい」や「がっかりする」などの感情を表すのに用いられます。
It sucks〜.は若者同士の会話の中や日常会話、非公式でカジュアルな場面で使用される表現です。
スラングに一般的に言えることですが、耳にする頻度が高くてもIt sucks~.を含め決して品の良い言葉ではないことが多いため、使う際には相手との関係性やTPOに十分注意してくださいね。
試験に落ちて悔しい。
It sucks that I failed the exam.
彼がパーティーに来なかったのが悔しい。
It sucks that he didn’t come to the party.
また、会話のやり取りの中で、悔しい思いをした相手に共感するときや、がっかりした相手に自身の気持ちを添える時にIt sucks.やThat sucks.のように使うことがよくあります。
試験に落ちたんだよね。
I failed the exam.
それは悔しいね。
It sucks.
彼女にフラれてしまった。
She dumped me.
それは悔しいね。
That sucks.
スポーツシーンで「悔しい」を表現する
スポーツシーンでは、勝負ごとに負けて悔しい思いを表現する専用のフレーズがあります。
例えばIt was a tough loss.やI hated to lose.がスポーツ場面で悔しさを表す一般的な表現です。
また、スポーツの世界では「悔しかったけど楽しかった」というような感情が折り重なる表現もよく使われます。
なお、悔しい気持ちはたいてい試合の後などに表すので、過去形で使うことが主です。
彼のゴール後、本当に私は悔しかった。
It was a tough loss after his goal.
試合で負けて、私はとても悔しかった。
I hated to lose the match.
試合で負けて悔しかったけど楽しかった。
Although we lost the game, it was still fun.
bitter defeatでスポーツでの悔しい敗北を表現する
競争や試合での失敗を「悔しい」と感じるときにはIt was a bitter defeat.という表現を用います。
スポーツのように勝ち負けがはっきりするシーンで、負けが非常に悔しく受け入れがたいほどの悔しい敗北という場合にa bitter defeat という表現を使います。
昨日の試合は悔しい敗北だった。
Yesterday’s match was a bitter defeat.
競争で彼に負けたのは悔しい敗北だった。
Losing to him in the competition was a bitter defeat.
まとめ
英語で「悔しい」を表現する方法は一般的に広く使える表現からスラングやスポーツシーンでの表現など様々あります。
悔しさの感情の深さや状況によって、最適な表現が変わることや単語の持つ意味合いから使いやすい特定のシーンを具体的に紹介しました。紹介した表現を使うことでより豊かな英語表現が可能になります。
状況に応じて感情を的確に伝える最適な表現を選んで使いこなし、自分の感情を英語でうまく表現する力を身につけましょう。