英語ディスカッションとは、あるトピックやテーマについて参加者同士で英語で話し合い、結論を探していくことを言います。
営業や貿易、外資などの海外とやりとりをする仕事では、英語ディスカッションの能力が求められることが少なくありません。そのため、英語グループディスカッション(略してGD)が採用試験に用意されていることもあります。
また最近は、中学生や高校生、大学生も授業で英語ディスカッションを聴いたり、自分たちで行うケースもあるようです。
そこで今回は、英語ディスカッションで意見を述べるときの英語表現や相槌などを紹介します。英語ディスカッションができないとお悩みの方がすぐ覚えて使えるフレーズも紹介しますので、参考にしてみてください。
Contents
ディスカッションの始めに使えるフレーズ
ディスカッションの最初に、自己紹介をするのが一般的です。ビジネスの場での自己紹介の例文を紹介します。
①こんにちは。鈴木一郎といいます。営業部に所属しております。
Hello. I am Ichiro Suzuki. I’m in charge of the Sales department.
自己紹介のあとは、ディスカッションの開始を告げる言葉や、議題についての紹介をします。
②それでは今からディスカッションを始めたいと思います。
I would like to start the discussion.
③みなさん準備はよろしいでしょうか?
Is everyone ready?
④今日の議題は温暖化についてです。
Today’s discussion theme is global warming.
ディスカッションの中盤で使えるフレーズ
ディスカッションの中盤は、ディスカッションの中でもっとも重要なパートです。温暖化を題材に意見を述べるときの言い方を覚えておきましょう。
意見を述べる
⑤私は温暖化の解決には新技術が大切だと考えます。
I think that new technology is important to solve global warming.
thinkをsupposeに変えると、同じ意味ですがよりフォーマルな印象になります。
⑥私はそれは温暖化の影響だと推測します。
I guess that it is the influence of global warming.
⑦私の意見では、温暖化は私たちの日常生活が引き起こしていると思います。
In my opinion, global warming is caused by our daily lives.
⑧私が述べたことのポイントとしては、温暖化は人間にとって顕著な危機だということです。
The point of what I said is that global warming is a significant danger for humanity.
⑨たとえば、絶滅は温暖化によって引き起こされています。
For example, extinction is caused by global warming.
相槌を打つ
相槌を打つことで、発言者に安心感を与えることができます。相槌は、ディスカッションを円滑に進めるために非常に大切です。
⑩I think so, too.
私もそう思います。
⑪なるほど。/わかります。
I see.
⑫その通りですね。
That’s right.
⑬どうぞ続けてください。
Please go on.
相槌とは少し違いますが、時間がほしいときに意思表示ができる一言を言えると便利です。
⑭このテーマに答えるために、少し時間をください。
Please give me some time to answer the theme.
質問をする
ディスカッションを深めるためには、質問をすることが重要です。質問フレーズを紹介します。
⑮このテーマについて、なにかお考えはありますか?
Do you have any idea about the theme?
⑯この意見に賛成ですか、反対ですか?
Do you agree or disagree with the opinion?
⑰どうしてそう思うのですか?
Why do you think that?
聞き返す
英語ディスカッションをしていると、聞き取れないこともあるでしょう。そんなときに便利なフレーズも紹介します。
⑱すみません、もう一度よろしいですか?
Sorry, could you say that again?
⑲もう少しゆっくり話していただけますか?
Could you speak more slowly?
⑳すみません、聞き逃してしまいました。
Sorry, I didn’t catch what you said.
ディスカッションの終盤に使えるフレーズ
ディスカッションが盛り上がると、時間が押してしまうので、終わりが近づいていることを伝えるフレーズも押さえておきましょう。
㉑他に意見はありませんか?
Do you have any other ideas about it?
㉒残り時間が少なくなってきました。
We have a few minutes left.
㉓それでは、結論をまとめていきましょう。
Now, let’s summarize our conclusions.
㉔今日は以上とします。
That’s all for today.
㉕本日はご参加いただきありがとうございました。
Today, thank you so much for your participation.
英語ディスカッションのトレーニング方法
英語ディスカッションができないとお悩みの方は、まず身近なテーマでトレーニングすることがおすすめです。たとえば、以下のような問いであれば、英語ディスカッションのハードルを低くすることができます。
㉖勉強するには、どの科目がもっともよいと思いますか?また、その理由は?
Do you think which subject is best to study? And why?
ディスカッションの目的は、テーマへの理解を深めること、より良い結論をみんなで探ることです。ディベートのように相手を打ち負かすことが目的ではないので、気をつけましょう。
ディスカッションのテーマについては、ネットや本で多くのテーマ例が紹介されています。
上で示したような話しやすいものから、社会問題、環境問題といった本格的なものまで、さまざまなテーマがありますので、ディスカッションのテーマを探しているのであれば、ぜひ参考にしてみてください。
英語ディスカッションのコツ
ディスカッションを英語で行う際のコツは、相手の話をよく聞くことです。
相手の話をよく聞き、それに対して真摯に返答を考えることで、テーマがズレることなく議論を進めることができます。英語ディスカッションでは、ちゃんとした英語で意見を話さないといけない!と思うあまり、的の外れた発言をしてしまう人も少なくありません。
より良いディスカッションにするためには、単語だけの返事でもいいので、まずは相手の話をよく聞き、それに対して返答を返すよう心がけましょう。わからないときは相手の言ったことを言い換えたり、そのまま繰り返して確認するとよいでしょう。
まとめ
今回は英語ディスカッションで使えるフレーズやトレーニング、コツについてお伝えしました。コロナ禍を経た現代では、オンラインディスカッションも増えてきており、英語で司会をする方法やディスカッションの進め方を学びたい人が増えるでしょう。
ディスカッションで使える英語フレーズをできるだけたくさん身につけ、英語ディスカッションに参加できる能力を身につけていきましょう!