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英語で「承知しました」や「かしこまりました」は何と言う?ビジネス英語で使える丁寧なフレーズ

「承知しました」や「了解しました」などの表現はビジネスシーンで非常によく使用されます。

しかし、英語で話さなければいけない場面になるとなんと言ってよいかわからず、つい「OK!」や「No problem.」といった簡単な英語表現を使ってしまう、という人も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、「承知しました」の英語表現をテーマに、対面での英語表現とビジネスメールやチャットでの英語表現について解説します。


英語の敬語表現ってどうすればいい?

まずはじめに知っておきたいのは、英語にもちゃんと敬語表現がある、ということです。

英語には敬語表現がないと思っている人もいるかもしれませんが、日本語ほど複雑ではないだけで、英語にも敬語表現は確実に存在します。

たとえば、カジュアルな文とフォーマルな文では、以下のような違いが見られます。(TOEICなどのビジネス英語の試験では、フォーマルな文章が多く出題されます)

昨日の失敗について謝るシーン

昨日の失敗について、ごめんね。
I’m sorry for my mistake yesterday.(カジュアルな表現)

昨日の私の失敗について、申し訳ありませんでした。
I apologize for my mistake yesterday.(フォーマルな表現)

新しいアイデアを実行に移したいシーン

私はこのアイデアを実行に移したい。
I want to carry out this idea.(カジュアルな例文)

このアイデアを実行に移したいと考えています。
I would like to carry out this idea.(フォーマルな例文)

このように、英語にも敬語表現(丁寧な表現)は存在します。ここでは、承知しました、わかりました、了解しましたなどの敬語表現について、対面の場面とメールやチャットの場面に分けて紹介します。

ビジネスにおける対面での「承知しました」

ビジネスであっても、気を許せる同僚や仲の良い上司との間では、比較的ラフでカジュアルなコミュニケーションが行われていると思います。

そういった間柄であれば、承知しました、わかりました、と言いたいときに、「OK」「I got it」「No problem」といった言い方をしていても問題ないでしょう。

ただ、もう少しかしこまった表現として、Understood、Of course、Certainly、Sure thingなどの英語表現もあります。状況を思い浮かべやすいように例文で使い方を確認してみてください。

この資料には触れないでください。
Please don’t touch these papers.

わかりました。
Understood.

明日までにこの仕事を終わらせることができますか?
Can you finish this assignment by tomorrow?

もちろんです。
Of course.

このプロジェクトについて何か質問があれば知らせてください。
Please let me know if you have any questions about this project.

承知しました。
Sure thing.

そのバッグを彼らの事務所に必ず持って行ってください。
Make sure to bring the bag to their office.

確かに承りました。
Certainly.

ビジネスにおけるチャットやメールでの「承知しました」

ビジネスシーンでは、メールやチャット上で、承知しました、わかりましたと言いたい場面も多いですよね。そういうときには、「Noted on thist」など、文面のやりとり特有の英語表現があります。

前の会議が長引いているので、デスクに戻るのが遅くなるかもしれません。
Since the previous meeting is running long, I may be late getting back to my desk.

了解です。
Noted on this.

また、I will certainly 〜I will make sure 〜といった表現も覚えておくと、連絡のとき便利に使うことができるでしょう。

明後日までに次の予算案を作れますか?
Can you make the next budget proposal by the day after tomorrow?

はい、必ず準備します。
Yes, I’ll make sure to prepare for that.

まとめ

「承知しました」「わかりました」「了解しました」といった、日本語のビジネスシーンでよく使う表現は、英語でも色々な表現があることがわかりましたよね。

いきなり全部を使いこなすのは難しいので、まずは1つ2つを実際のビジネスの現場で使えるようにして、徐々に使いこなせる表現を増やしていくことをおすすめします。

取引先のお客様など、しっかりとした敬語対応が求められるシーンには、ここでお伝えしたような英語表現を押さえた上で臨むようにしてみてください。

英語圏は日本とは違い、あなたの言葉遣いで対応を変える人は少なくありません。気持ちを丁寧に伝え、気持ちのよいビジネスができるように十分に準備しておきましょう。