かつての通信手段は、手紙や電話が主流。その後メールが登場し、さらにはLINEなどのSNSが普及したことにより、今日の通信手段は大きくその姿を変えました。
それと共に登場した新しい概念が、既読や未読。
「メッセージを送ったのに既読がつかない」「既読なのに返信がこない」なんて、やきもきすることもありますよね。時にはそれが大きなトラブルにまで発展することも!今回は、そんな「既読」や「未読」に関する英語表現を紹介します。
Contents
書籍や資料の既読/未読
既読や未読はメッセージだけではなく、書籍や資料などを既に読んだ、まだ読んでいないという意味でも使います。
既読の表現
「既読」:既に読んだは、already readで表現します。
私はすでにこの物語を読みました。
I have already read this story.
未読の表現
「未読」:まだ読んでいないは、unreadやnot yet readで表現します。
私はまだこの物語を読んでいません。
I have not yet read this story.
彼女は本をよく買いますが、読まないままです。
She often buys books, but just leaves them unread.
unreadは、読まれていない、読書しないのニュアンスもあり、学問に通じていない、学がないという意味もあるので覚えておきましょう。
LINEにおける既読と未読
LINEで相手に送ったメッセージを、その相手が読んだ場合 read(既読)、読んでいない場合 unread(未読)というステータスが表示されます。
LINEのステータスは、表示を英語に変えることができるのを知っていますか?日本語で書かれている部分が全て英語表記になっているLINEって、ちょっとおしゃれな感じがしますよね。
LINEにおける「既読」の表示方法
以下の手順で設定をすれば、誰でも簡単に切り替えられますよ。
1:LINEアプリを起動し、友達一覧画面を開く
2:友達一覧画面の『歯車アイコン』をタップ
3:『言語』をタップ
4:デフォルトは『端末の言語』に設定されているため、『English』をタップ
5:『保存』をタップ
6:『言語を変更します』の確認画面が表示されるので『終了』をタップ
これで、先ほど紹介した、read、unreadが表示されます。
LINEにおける「既読スルー」の表現方法
LINEというツールは便利な一方で、人間関係に深刻な影響を与えます。それは、大流行した用語「既読スルー」や「既読無視」。
友人や恋人とメッセージのやり取りをしていて、相手にメッセージを送って、相手が読んだことも分かっているのに、返事が来ず無視されている状況のことですね。「既読スルー」「既読無視」には、何種類かの英語表現があります。
leave on read
この表現は若者たちの間で使用されているスラング。leave onは「そのままにしておく」という意味です。readはここでは「読まれる」という過去分詞で、発音は「レッド」になります。
あなたはいつも既読無視するね。
You always leave me on read.
彼女に既読スルーされた。もう一度メッセージを送った方がいいだろうか。
She left me on read. Should I text her again?
leaveとon readの間に、既読スルーされた人を入れます。上の例文では、いずれも「私」になるので、meが入れられています。
leave on seen
「読まれる」のreadの代わりに「見られる」のseenを使用しても同じ意味になりますよ。
彼は最初のメッセージには返事したが、今は既読スルーしている。
He replied to my first message, but now he has left me on seen.
marked as read but no reply
既読の状態をよりストレートに表現しています。「既読がついたが返事がない」という意味です。
私のメッセージは既読と表示されたが、返事が来ない。
My message was marked as read but there is no reply.
ignore
「既読スルー」ということは、「無視する」ということでもあり、ignoreが使えます。
彼女はLINEのメッセージを読んだが無視している。
She is reading my LINE messages but ignoring them.
not respond
「無視する」ということは、「返事をしない」ということでもあり、not respondも使えます。
彼女はLINEのメッセージを読んだが返事がない。
She is reading my LINE messages but not responding to them.
KS
KSという言葉を聞いて、その意味がわかりますか。「ケーエス」と読み、「既読スルー」の略語になります。
英語?にすると、kidoku suru。
英語ではないですね、これはいわゆるギャル語です。
まとめ
今回は「既読」や「既読スルー」について紹介しました。日常においては、「既読無視」や「既読スルー」のない平和なやり取りであってほしいもの。円満なコミュニケーションを取るようにしてくださいね!