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英語を話すとなぜ声が低くなるの?その原因と簡単にできるエクササイズを紹介

英語で話すとき、声が変わってしまうと感じたことはありませんか?慣れ親しんだ自分の声とは違う、本来の声の存在感が英語では欠けているような気がする…。

母国語ではそんなことにはならないのに、英語を話すときにはこうあるべきだと身構えてしまい、意識して話すことで声が変わってしまって、自分の声ではないように感じてしまう、実はそんなふうに感じている人は意外に多いんです。

今回この記事では、なぜ英語を話すとき声が低くなるのか、そしてどのような改善方法があるのかを紹介します。


なぜ英語を話すと声が低くなるの?

母国語である日本語を話すときは、自分の口の動きに慣れているので意識せずに自然に話せています。一方で英語を話すときは、日本語にはない舌の動きがたくさんあり、顎、喉、全てにおいて動かし方が変わるため、ついつい頭で考えながら話してしまうことに。

この結果、慣れていない口の動きに不安を感じてしまい、声にそれが表れて、英語を話すと声が自然と低くなってしまうのです。

日本語でも、自信があるとき、嬉しいとき、悲しいとき、不安なとき、怖いときは、それらの感情が声に表れてしまいますよね。英語で話すときも、その原理と同じなんです。

あなたの声はなぜ低くなる?

人は不安を感じると最適なピッチレベルよりも少し低いピッチになる傾向にありますが、英語で話すときに声が低くなる理由はそれ以外にもあります。それは根本的な発音の違い。

日本語と英語では、発音するときの口や体の動かし方が違います。顎や喉など、動き方が変わるということは、音を出すための空気が日本語とは異なる方法で出てくるということ。

そもそもの持つ音や発音方法が違っているため、自分が普段出している声音とは違い、低くなってしまうのです。

しかし、もしそのような不安や悩みがあったとしても大丈夫。英語を話すときに声が低くならないように、簡単にできる声だしエクササイズを紹介します!

声だしエクササイズ

まずは、あなたの声が英語を話すときに実際に低くなるかどうかを試してみましょう。次のような文章を口にすることから始めてください。

「Hey, it’s really nice to meet you!」
やあ、お目にかかれて光栄です。

もう一度言ってください。そして、もう一度。

今度はハミングをしましょう。

Hmmm…

次に、もう一度ハミングしてから、Hey, it’s really nice to meet you! と言ってください。

Hmmmm…Hey it’s really nice to meet you!

さて、ハミングを始めたタイミングと、文章を始めたタイミングをお聞きしたいと思います。

同じ音でスタートしましたか?
声の位置、音程は同じでしたか?
それとも、声の高さが違いましたか?

最初に何も考えずに出したハミングの音があなたの最適なピッチレベル。

つまり、あなたの声が最も心地よい場所を示しています。

そして、もしこのハミングが、あなたが言った文章とかなり違う音の高さであれば、その文章を言ったときの声の出し方に注目し、なぜそのようなことが起こるのか考えてみましょう。

もしもハミングの音と違う高さの音でHey it’s really nice to meet you!と言った場合、同じ音程になるようにそこから文章を言い始める練習が必要です。

それではもう一度やってみましょう。

Hmmm(ハミング)…. Hey, it’s really nice to meet you!

自分の声を無理に出していないか、一生懸命になりすぎていないかチェックしてみましょう。

英語を話すときも、ゆったりとリラックスした気分で、声を出すことがポイントです。

それがあなたの声の質であり、本来持っている声の音ということ。自分の最適なピッチレベルを知り、自分らしい声を出し、英語を話す自分に慣れる必要があるのです。自分の声で英語を話すことに慣れたら、好きなように声を変化させることができるようになります。

まずは自分本来の声で英語を話せるようにし、慣れてきたらそこに自然な感情をのせて表現できるようになるといいですね。

まとめ

今回は、なぜ英語を話すときに声が低くなるのかを説明し、その解決法として簡単なエクササイズを紹介しました。英語を話すときに声が低くなるというのは、英語を勉強し始めたときに誰にでも起こりうる現象です。大切なのは、練習を重ねて自信をつけていくこと!

エクササイズの一例を応用して、違う文章でも練習してみましょう。