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【日米の違い】アメリカの割り勘の仕方は日本とは違う?

複数人で食事をする場合、代金を割り勘する機会が多くありますよね。この割り勘という文化はアメリカにもなくはないのですが、日本とは少し異なる様子。

そもそも「一人一皿」が当たり前のアメリカでは、大皿をみんなでシェアするという考え方が珍しいのです。「お皿を皆でつつくのは行儀悪い」と教育する家庭も一般的。

また、クレジットカードが浸透しているアメリカ社会では現金で割り勘することは非現実的で、割り勘するにしてもvenmoと呼ばれる個人間送金アプリで送金したり、カードで個別会計したりします。

食文化も多様化しているため、「割り勘はせずに、自分で頼んだものを自分で払う」という考えがスタンダードなのです。

今回は複数人で食事をしたとき、お会計時に使える便利なフレーズを紹介します。


割り勘するときに使えるフレーズ

アメリカでは浸透していなくても、日本では一般的である割り勘をするときには、以下の2つのフレーズを覚えておくと便利ですよ。

splitを用いた表現

We can split the bill

Let’s split it

「split」は「分割」「分ける」と、名詞としても動詞としても使える単語です。

会計時に割り勘をお願いするとき

Can we get separate checks?

店員さんに割り勘でお会計をしてもらうときに使いましょう。より丁寧にお願いしたいときには、「We’d like separate checks, please」を使います。

誰かが奢るときに使えるフレーズ

ときには割り勘ではなく、誰かの奢りというラッキーなシーンもありますよね。反対に何らかの機会に自分が奢ることもあるでしょう。どんなときにもサラッとかっこよく返せるようになれるといいですね。

誰かが奢ってくれた時

感謝を添えて「I’ll get you next time. Thank you!」と返しましょう。

「次は私が奢るよ!」と言うことで、次回の約束につながるかもしれませんね。

自分が奢る時

反対に自分が奢る時には、「I’ll get it.」または「I got it.」と伝えましょう。「it」は「the bill」でもOKです。

It’s on me.」や「It’s my treat.」もあります。得意げな顔をして言えば、相手もかえってホッとしてくれるかもしれません。

バーなどで「この回は私が!」というときには「This round is on me!」が使えます。

たまに奢るのはいいけれど、「なんだかいつも自分が奢っているな~」とモヤモヤしたときには

I get the bill all the time, so this time…?

とおねだりするように伝えてみては?くれぐれも嫌味っぽくはならないように気を付けて!

まとめ

お会計までがスムーズに済んで、初めて「楽しい会食だった」と言えますよね。気持ちの良いやりとりができるように、会計時に役立つフレーズは覚えておきましょう!