今回は多くの人が苦手としている「will」の省略表現のヒアリング方法を紹介します。聞き取りにくい省略表現ですが、きちんと聞き取れなければネイティブとの会話がうまくいかなくなることも。
なぜ聞き取りにくいのか、どうしたら聞き取れるようになるのか、ポイントを押さえて勉強していきましょう!
Contents
省略表現を正確に聞き取るポイント
まずは省略表現を正しく聞き取るために知っておきたいポイントを紹介します。コツは全部で3つです。
省略英語が聞き取れない理由を理解する
多くの日本人が英語の省略表現を苦手としているのは、「聞こえていない」からではなく「感じていない」から。
感じられるようになるには、何よりも「慣れ」が重要です。慣れるためには、毎日省略英語を集中して何回も聞き、自分でも発音練習をしてみましょう。そうすることで、だんだん聞き取れるようになっていきます。
慣れるとヒアリングが格段に楽になりますよ。
省略版と正常版の聴き比べをする
たとえばThat willならThat’llと、It willならIt’llと、You willならYou’llといった具合に、省略版と正常版を聞き比べてみましょう。一つ一つ聞くよりもまとめて聞いたほうが、わずかな違いや差がよくわかるようになります。そして聞いた言葉は繰り返すようにしましょう。
なんとなく理解できる感覚は英語学習では非常に重要です。
「比べて理解する」体験を増やすことが、早く聞き取れるようになる近道です。
英語の総合力を上げる
自分の語彙力や知識量、話せる単語が増えていくと、はっきりとは聞き取れなかった英語も自然と文脈でわかるようになります。英語の総合力を上げるためには、いろいろなパターンを試して、多くの声をリスニングしましょう。聞き取れる範囲がぐんと広がりますよ。
willの省略表現を練習してみよう
聞き取れるようになるポイントを理解したら、早速省略表現の発声練習を始めましょう!
大抵の人がぶつかる英語の省略表現と正しい発音は以下の通りです。
I will
I’ll (アイル)
You will
You’ll (ユール)
He will
He’ll (ヒール)
She will
She’ll (シール)
It will
It’ll (イル)
We will
We’ll (ウィール)
They will
They’ll (ゼィル)
That will
That’ll(ザル)
It’llやThat’llのようにtやwiの発音が省略されるものもあります。
洋楽の歌詞を使って練習してみよう
Jess Glynneの「I’ll Be There」は省略表現の発音練習にぴったりの曲。歌詞に出てくる省略表現には以下のものがあります。
すぐに戻ります。
I’ll be back.
そばにいるよ。
I’ll be there for you.
大丈夫だよ。
You’ll be fine.
彼なら大丈夫。
He’ll make a way.
彼女は気に入るよ。
She’ll love it.
大丈夫ですよ。
It’ll be okay
寂しくなりますね。
We’ll miss you.
見つからないでしょう。
They’ll never catch us.
それで大丈夫。
That’ll do.
まとめ
省略表現の聞き取りに慣れるには、練習あるのみ!よく聞き、よく声に出して発音し、違いを理解する感覚を身に付けましょう。
練習を継続するためには、楽しく練習することが重要なポイント。そのためには好きなアーティストのMVや映画、ドラマを見つけて繰り返し見ることをおすすめします。
省略表現を理解できれば、映画のセリフやネイティブの会話をより深く理解できるようになり、もっと好きになりますよ。練習する価値は十分にありますので、ぜひ今日から始めてみてくださいね。