日本人にとって理解が難しい英語表現と言えば、「否定の同意」。
同意を示すフレーズとしては「Me too.」が有名ですが、使えないシチュエーションも少なくありません。
そこで今回は、英語での同意の示し方について解説します。なんにでも「me too」で同調していた人や、使い分けに苦手意識を感じていた人も、法則を知ることで簡単に克服できますよ。
否定文には「Me too.」が使えない
例えば、友達から次のように話しかけられたとしましょう。
私はホラー映画が好きではありません。
I don’t like horror movies.
「私も!」と同意を示したいとき、日本語と同じ感覚で「Me too.」と返すのは誤りです。否定文に対して同意したいときには、次のように伝えましょう。
私も(そうじゃない)。
Me, neither.
否定文以外で「Me too.」が使えない文例
否定文ではなくても、「Me too.」で返すと不自然だと思われる表現があります。代表的なものをいくつか紹介しましょう。
会えてよかったわ。
It was nice meeting you.
愛しています。
I love you.
これらのフレーズに対して「Me too.」と返すと、「私も私に会えてうれしい」「私も私を愛している」という意味になってしまい、相手を混乱させてしまいます。
「私もあなたに会えてうれしいわ」「私もあなたを愛しているわ」と伝えたいときには、次の表現を使いましょう。
私もです。
You, too.
まとめ
日本語と同様に、英語にも独特の言葉遣いがあるため、慣れるまではわかりづらいと感じるかもしれません。そのようなときにはぜひ洋画や海外ドラマに触れてみてください。正しい返事がスッと出てくるようになるでしょう。