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実は全然意味が変わる!「家に帰る」は“go back home”じゃない!?

あなたは「家に帰る」を英語で表現するとき、どのように表しますか?

私は家に帰った。
I went back to my home.

このようにgoを使って表現する人が多いのではないでしょうか。
一方で、以下のようにcomeを使って表現する人も少なくありません。

私は家に帰りました。
I came back to my home.

この英文は、文法的にどちらも間違いではありません。ですが、実はこの表現、ネイティブにはあまり使われていないんです。

なぜ不自然なのか、正しい表現とは何かをこの記事では紹介します。


「家に帰る」の正しい表現

go back homeには、「予期せぬ理由で帰宅する」というニュアンスが含まれています。

そのため、「学校から帰宅する」「会社から家に戻る」と日常的な行為を表すときには不自然なのです。

普段「家に帰る」と言い表したいときは、以下のようにbackはつけずに「go home」だけで意味が伝わります。

私は帰宅します。
I’ll go home now.

人から言われるときも、人を誘うときも、同じように「go home」を使いましょう。

(ボスが部下に)帰っていいですよ。
You can go home now.

そろそろ帰りましょう。
Let’s go home now.

「come home」 の正しい使い方

「go home」の使い方を理解したところで、「come home」の使い方も覚えておきましょう。

話し手が聞き手に近づくときには、「go home」よりも「come home」のほうが適切です。

(家族に対して)今から帰ります。
I’ll come home now.

(恋人に)何時に帰ってくるの?
What time are you coming home, babe?

goその場から帰るというニュアンスなのに対し、come目的地に帰るというニュアンスで使われます。

「get home」 の使い方

「go home」と同じ「家に帰る」という表現に「get home」がありますが、意味は微妙に異なります。

go home」は家に向かって移動するという意味、「get home」は家に着くという意味です。

私は昨晩6時に家に向かいました。
I went home at 6 last night.

私は昨晩6時に家につきました。
I got home at 6 last night.

まとめ

「家に帰る」という表現は非常に使用頻度が高いため、正しい使い方を覚えておきたいものですね。「go home」「come home」、そして「get home」それぞれの違いを理解しておきましょう。