日本人が英語学習をする時、特に苦手意識を感じるのが発音。
ネイティブのようにうまく発音できないことにコンプレックスを感じ、人前で話すのが恥ずかしいと考えてしまう人が少なくないようです。
そんな英語の発音は、どのように勉強したらネイティブにもスムーズに伝わるのでしょうか。
今回は英語の発音をキレイにする方法を、6つのステップで紹介します。
英語の発音勉強に抵抗がある方も、ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
STEP1:文字から入ることを止める!
教科書中心だった日本の英語教育の弊害で、私達は文字を見て英語を発音する傾向にあります。
しかし、実際には文字で書かれた英語と、耳で聞く英語は違うものですよね。そのことに気づかずに文字に引っ張られていると、いつまでたっても発音がキレイにならず、当然のことながらネイティブにも通じません。
まずはテキストを置いて、文字を追わずに発音することを意識しましょう。
STEP2:正しい英語の「音」を覚える!
Aは「エー」、Bは「ビー」と発音するように、私たちは英語を学習してきました。しかし、実際の会話でこの通りに発音をするわけではありません。日本人がLとRの発音の違いを理解できないのも、正しい発音を教わってないからだと言えます。
今から正しい英語の音を覚えるのであれば、フォニックス学習がおすすめ。これは「ABCD 」を「アブクドゥ」のように発音する、アルファベット読みの練習です。
これを毎日繰り返すだけで正しい英語の音を覚えられるようになり、LとRの使い分けのコツも身につくようになります。効率的な勉強方法で、忙しい人も隙間時間で始めることができますよ。
STEP3:普段ネイティブが使っている言葉をマネて口に出す
ネイティブの言葉をマネするのは、英語の発音をキレイにする近道と言えます。
この時のポイントはいくつかありますが、まずは英語教材ではなく、海外ドラマやYouTubeチャンネルを参考にすること。
市販の英語教材は単語をくぎって、キレイに発音しすぎです。また、単語単位ではなくて、フレーズ単位でマネすることも重要。
単語と単語をつなげる「リンキング」のコツもつかめてくるはずです。
最後に音だけではなく、話者の口の形や表情もマネると、よりネイティブの発音に近づけるのでおすすめです。
STEP4:録音して聴き比べする
自分の英語の発音を録音してネイティブの発音と比較し、違和感を覚えたところはどんどん直していきましょう。
最初は自分の声を聞くのが恥ずかしいかもしれませんが、すぐに慣れますよ。カラオケ気分で洋楽を歌ってみて、原曲と比べるのもいいでしょう。この練習は一回や二回で終わるものではありません。しっかり自分のものにするためには、最低10回は繰り返すようにしたいものです。
習得できるまでモチベーションが続くように、好きなドラマや音楽のフレーズを使ってみるといいですよ。
STEP5:Siriを英語モードにしてSiriに話しかける
キレイな発音をものにするには、とにかく毎日英語を話さなければなりません。
その時に重宝するのがスマートフォンのSiri機能です。
スマホを英語モードにして、「Open google map.(地図出して)」などと話しかけてSiriの反応を見ると、自分の英語が通じているのかいないのかがわかります。
最初は通じないこともありますが、言い方を変えていくと、通じる発音のコツが掴めてくるでしょう。「人前で英語を話すのが恥ずかしい」という人も、これなら周りを気にすることなくアウトプットできそうですね。
STEP6:ネイティブと話す機会を作る
これは住んでいる環境にもよりますが、やはりネイティブと話すことは英語上達への近道です。あなたの発音への反応がダイレクトにわかりますものね。
周りにネイティブがいないという方は、外国人ユーザーが多いマッチングアプリに登録してみるのもひとつの手です。英語でコミュニケーションを取れる人を簡単に見つけられます。
まとめ
キレイな英語の発音は一朝一夕で身につくものではありませんが、反復練習していくことで着実にネイティブの発音に近づけられるはずです。
「大人になった今から発音練習を始めても遅い」と諦めている方がいますが、決してそんなことはありません。今回紹介した6つのステップを意識して、日常生活に英語の発音練習を取り入れてみてください。英語の勉強に遅すぎるということはないはずです!