英単語の意味をそのまま直訳で話せば伝わるだろうと思っていませんか?英会話の中に出てくる単語は、直訳の意味と変わって使われている場合も少なくありません。
今回は、直訳から意味が変わって伝わる危険なフレーズを紹介します。
わかりにくいからこそ、本当はどういう意味があるのかを正しく理解しておきましょう。
I’m off
日本語では「私は今日オフ(休み)です」という意味で使われますが、英語では「私は〇〇に行ってきます」という意味でとられてしまいます。
お昼に行ってきます。
I’m off to lunch.
銀行に行ってきます。
I’m off to the bank.
寝ます。
I’m off to bed.
このように使われるのが一般的なので覚えておきましょう。
Fight
日本では「頑張って!」という意味で使われるFightですが、英語だと「喧嘩しろ!」という意味で使われます。
アメリカでは殴り合いの喧嘩が結構な頻度で行われているため、この言葉が使われる機会は珍しくありません。もし「頑張って!」と英語で伝えたいのであれば、以下の3つの表現の中から使ってみましょう。
頑張れ!
Hang in there!
頑張って!
Keep it up!
頑張れ!
Keep going!
No way
直訳すると「道がない」ですが、英語では「まさか」「ありえない」といった意味合いで使われます。
A:ねえ、聞いた?スティーブン・スピルバーグが来年新しい映画を作るんだって!
A:Hey, did you hear? Steven Spielberg is making a new movie next year!
B:まさか!信じられない!
B:No way! I can’t believe it!
A:宝くじで1億円当たったの!
A:I won a million in the lottery!
B:絶対うそでしょ!
B:No way!
Kind of
Kind ofは本来の「種類の」という意味だけではなく、「そんな感じ」「まあね」という返答として使われます。
A:映画は楽しかったですか?
A:Did you enjoy the movie?
B:まあね。
B:Kind of.
カジュアルな意味合いになると、さらに短く「カインダ」と発音します。
Hit me up later
直訳しづらいこの表現は、「あとで連絡します」という意味で使われます。
どちらかと言えばテキストでやり取りすることが多い表現です。基本的に親しい人とのやりとりで使われるため、オフィスで使用するのはやめておきましょう。
A:何してる?ランチに行かない?
A:Hey, what’s up? Wanna grab lunch later?
B:1時からミーティングがあるのだけど、その後なら時間があるよ。
B:Hey! I’ve got a meeting until 1 p.m, but I’m free after that.
A:じゃあ家を出るときに連絡するね。
A:Cool, let’s do it. I’ll hit you up later when I’m heading out.
まとめ
おもしろい言い間違えだけではなく、間違えたらシャレにならない表現まであるので、ぜひ覚えておいてください。これ以外にも直訳では通じない表現はありますので、自分の英語でネイティブに怪訝な表情をされたときには、理由を尋ねてみましょう。
失敗もチャンス!新しい英語の知識を増やせるかもしれませんよ。