日本とは文化が異なる英語圏では、良かれと思って発した言葉がかえって相手を不快な気持ちにさせたり、傷つけたりすることがあります。
円滑なコミュニケーションができるように、失礼にあたる言葉はできるだけ多く知っておきたいものですよね。
そこで今回は相手をイライラさせる可能性のあるNG英語を6つ紹介します。
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Sorryの連発
何度もSorryを使って謝り倒す人には、誠意よりも不快な印象が強まってしまいます。
日本語でもやたらと「ごめん」を繰り返されると、かえって軽薄だと感じますよね。それと同じことです。
特に海外はペコペコしすぎる人を「自信がない人」とみなして軽く見る風潮があるため、連発には気をつけましょう。
You know?の連発
Sorryと同様にYou know?の連発にも注意しましょう。
「〜じゃないですか?」「わかります?」という意味があるYou know?は、繋ぎ言葉として映画でもよく使われていますが連発するとしつこい印象に。
決して上品かつフォーマルな表現ではないため、相手を見て使いましょう。
I don’t know.
直訳すると「わかりません」ですが、ネイティブの間では一般的に「I don’t know.」=「I don’t care.」の認識で、「どうでもいいです」と投げやりな言葉に取られてしまうことも。
わからないことを伝えたい時には、I’m not sure.(わからないです)の使用がおすすめです。
How old are you?
ここ数年で日本でもよく知られるようになってきましたが、海外では目的もないのに年齢を聞くのはNG行為。「年齢で自分の価値を判断している」と捉えられる可能性があります。
「若いのにすごい」「歳の割に若く見える」は必ずしも褒め言葉ではないので、気をつけましょう。
Very funny.
直訳すると「とてもおもしろい」ですが、ネイティブの間では「全然おもしろくないよ」「はいはい、おもしろいですよ」と、皮肉がこもったジョークとして使われることが多々あります。
純粋に「おもしろいですね」と伝えたいときには
That’s interesting.
That’s funny.
That’s hilarious.
を使うのが無難です。
Can you ~?から始まる疑問文
日本語で「〜は食べられますか?」と聞くときには、「〜は好きですか?」と相手を気遣っている印象ですが、英語圏でCan you ~?を使うと「食べることが可能ですか?」という質問になってしまいます。
この聞き方をすると、もしも相手が「食べられるけど、別に食べたいわけではない」と思っている時にコミュニケーション上で誤解が生じる恐れがあります。
好き嫌いを聞きたいときにはシンプルに、以下を使う方が間違いはないでしょう。
お刺身は好きですか?
Do you like sashimi?
お刺身を食べたことありますか?
Have you eaten sashimi before?
「あなたはできるのですか?」と、見下しているような心象を与えることもありません。
まとめ
言葉通りに受け取ってもらえるか、それともジョークと捉えられるかは、実際に相手とコミュニケーションを重ねなければわからない部分もあります。周りの空気に合わせて話し方を調整していくことで、ニュアンスがわかるようになるでしょう。
今回の内容を知識として頭に入れておきつつ、失敗をおそれずに積極的にコミュニケーションをとっていってくださいね。