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ポイ捨ては英語で?ゴミのポイ捨ては禁止の例文やポイ捨て問題まで

ごみは英語で何と言いますか?と問われれば、trashやgarbage、rubbishが思い浮かぶ人が多いのではないかと思います。

しかし、ポイ捨ては英語で何と言いますか?と問われると、答えられない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、ポイ捨ての英語表現や例文に加え、海外でのポイ捨て問題や事情もあわせてお伝えいたします。

また、ゴミを捨てるという日常会話でよく使う英語表現についても解説していますので、ぜひ英会話勉強の参考にしてみてください。


ポイ捨ては英語で?

ごみのポイ捨ては英語でlitteringと言います。原型はlitterで、litterは名詞では散らかしたゴミのことを指し、動詞では散らかすという意味になります。

litteringの意味がわかったところで、例文で使い方を理解しましょう。

タバコの吸い殻を散らかすなんて、彼はひどい人だ。
He is a terrible person to litter with cigarette butts.

ポイ捨てが増えると、治安が悪くなる。
The more littering, the less public safety.

ガムのポイ捨てが深刻な問題になっている。
Littering of gum has become a serious problem.

そこにはポイ捨て禁止の標識があります。
There is a sign of no littering.

彼に道にポイ捨てをしてはいけないと伝えた。
I told him that he should not litter on the street.

ポイ捨てをする人がいるなんて、信じられない。
I can’t believe there are people who litter.

ポイ捨て問題は、多くの国が持つ課題だ。
The littering problem is an issue that many countries have.

litteringとlitterどちらの例文も紹介しました。伝えたい内容によって、上記のように使い分けられるように練習しましょう。

捨てるは英語で?

ポイ捨てやゴミを散らかすことをlitteringやlitterで表現することは、上でお伝えしました。ポイ捨てに関連して、日常生活でよく使う捨てるという英単語も確認しておきましょう。

捨てるは英語でthrow awayと言います。litterよりも馴染みがある方が多いかもしれませんね。

それでは早速throw awayを使用する場面や状況に関する英文を紹介します。

これを捨てておいてください。
Please throw this away.

タバコの吸い殻を捨てないでください。
Don’t throw away cigarette butts.

ゴミをポイ捨てしないでください。
Please do not throw away trash.

彼は古い新聞をゴミ捨て場に捨てに行った。
He went to the dump to throw away his old newspapers.

引越しのとき、彼女はほとんどのものを捨ててしまった。
When she moved out, she threw most of her things away.

litterやlitteringを忘れてしまっても、throw awayを使うことでポイ捨てを表現することも可能なので、代用ができることを覚えておきましょう。

ポイ捨てをすると罰金を取られることも

はじめにお伝えしたように、海外にはポイ捨てをすると逮捕される、罰金を課せられる国が存在します。

ガムやタバコのポイ捨ては日本では罪には問われませんが、海外でもそうとは限りません。
ここでは、海外のポイ捨て事情についてお伝えします。

シンガポール

ポイ捨てが禁止されている国として有名なのはシンガポールで、ポイ捨てをなくすための取り組みに非常に力を入れています。

ゴミをポイ捨てすると、初犯で最高1,000ドル、再犯だと最高2,000ドル+清掃などの罰が課せられます。

シンガポールは多民族国家であり、異なる文化を持つ人々にルールを守ってもらうため、さまざまな罰金制度が設けられています。またガムの場合、ポイ捨て以前に持ち込み自体が禁じられています。

イギリス

イギリスも、ポイ捨てを減らすためにポイ捨てに罰金を課している国のひとつです。近年のポイ捨てによるゴミ問題の悪化を受けて、2018年にはポイ捨てを減らすため、罰金を約2倍に引き上げることを決定しました。

それまでは現行犯に対し80ポンド以下の罰金を課していましたが、2018年以降は150ポンドの罰金に引き上げられています。

さらに、車両からのポイ捨てにも罰金があり、100ポンド以下の罰金が課せられます。

ゴミ問題やゴミの不法投棄は、海外だけでなく日本でもたびたび話題にあがるトピックです。

海にゴミを捨てる、道にゴミを捨てる、といったようなポイ捨てをしてはいけないことを多くの人に徹底することができなければ、日本でも上記のような罰金が導入される可能性があるでしょう。

Do not litter!(ポイ捨てはやめよう!)というメッセージを大切にしていく必要があります。

まとめ|英語圏でのポイ捨てについて理解しよう!

ここまで、ポイ捨ての英語表現やゴミを捨てるの英語表現、海外でのポイ捨て事情についてお話ししました。どこにいても、ポイ捨てをしない意識の重要性は変わりませんが、国や文化が違うと受け取られ方も大きく変わってきます。

litter、litteringという言葉を、それぞれの国のルールとともにちゃんと理解し、日常英会話で使えるようにしておきましょう!