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古着を英語で?thriftedなのかusedなのか?インスタで使えるタグも紹介

今はまさに、お金を出せばなんでも買える便利な時代です。新しい服、新しい靴、新しい鞄、それらの新しいものを身に着ければハッピーな気持ちになる人もいます。

しかし、新しいものは常に流行を意識していて、数年たてばカッコよく見えなくなったりオシャレでなくなったりしてしまうと感じることもありませんか?

一方で、古着屋には、ヴィンテージものからアンティークなど一点しかない服がありますよね。これらの古着などは、新しいものよりオシャレであったりリーズナブルな価格でお財布にもとても嬉しいもの。

では一体、この「古着」を英語ではなんというのでしょうか?これらの英語表現を知っていればインスタグラムなどのSNSで英語のタグがわかり、世界中のオシャレさんと繋がることもできますね!それでは、今回は古着の英語表現について詳しく解説します。


古着を英語で

古着は英語で

used clothes(発音:ユーズドクローズ)
secondhand clothe(発音:セカンドハンド クローズ)
old clothes(発音:オールドクローズ)

と言います。

グッドウィルは古着を売っているお店です。
Goodwill is a place that sells used clothes.

サルベーションアーミーで売っている古着はとても安いです。
The secondhand clothes sold at The Salvation Army are very cheap.

今日古着を寄付してきた。
I went to donate my old clothes today.

日本にはオシャレな古着屋がたくさんありますよね。そこにしかない一点ものや時代を思い出す懐かしい衣料品があります。しかし、アメリカで上に示したような語句を使って「古着」というと、経済的に新しい衣料品を買うのが厳しい人向けの服を指します。

衣料品などの古着だけでなく、家具やその他の生活に必要なものを低価格で手に入れようと中古屋に行くことは多々ありますが、おしゃれな服を低価格で手に入れることを目的とした古着の言い方は、後の章で説明します。

続いて、「中古屋/古着屋」の英語表現を紹介します。

古着屋/中古屋を英語で

古着屋/中古屋の英語表現は主に3つあります。

secondhand stores(発音:セカンドハンド ストア)
thrift stores(発音:スリフト ストア)
consignment stores(発音:コンサインメントストア)

最初の二つ(secondhand storeとthrift store)はほぼ同じ意味として使われます。

この椅子は近くの古着屋で買ってきたものなんだ。
I just got this chair from a secondhand store near my house.

アメリカにはたくさんの古着屋/中古屋がある。
There are many thrift stores in the US.

友達が「子供服は古着屋で買うのがいいよ!」と勧めてくれた。
My friend recommended buying kids clothes at consignment stores.

アメリカにはたくさんのthrift store(スリフト店)がありますが、その仕組みは他とは異なります。

簡単に言うと、アメリカのスリフト店のほとんどは、チャリティーや非営利団体から寄付を募っているのです。

例えば、地元の非営利団体に衣料品や家庭用品を寄付し、その寄付品がスリフト店に持ち込まれるわけです。これらのアイテムは、時には少し傷んでいることもありますが、通常は、手頃な価格で素晴らしい品質の衣類を見つけることができます。

アメリカで有名なスリフト店にはGoodwill(グッドウィル)やSalvation Army(サルベーションアーミー)などがあります。一方で、consignment store(委託販売店)は、バイヤーが常駐している点が少し違います。

つまり、人々が服の寄付を店に持ち込み、そのバイヤーが衣料品を選別して、高く売れそうなものかを判断するのです。

つまり、thrift storeとconsignment storeの大きな違いは、コンサインメントストアはより厳選され、寄付のために持ち込まれたものは何でも受け取るわけではないことです。

アメリカ人が使う「thrifting」の意味

thriftingはショッピングに代わる動詞で、「古着屋で買い物をすること」です。スリフティングでは、古着を購入する意図がある限り、最終的にどこで服を見つけるかは自由です。

ガレージセール、フリーマーケット、エステートセール、チャリティストア、ドネーションセンター、古着屋などで古着を見つけ、一日中楽しめるお店やショッピングスポットに進化しています。

最近では誰にでも利用できるオンラインの古着屋がたくさんあります。
Nowadays, there are so many online thrifting stores available to everyone.

週末はよく東京で古着屋めぐりをします。
I often go thrifting on weekends in Tokyo.

古着屋で買い物をすることで節約できます。
I can save my money by thrifting.

しかし、古着の中でも、ヴィンテージものと呼んだり、アンティークものと呼んだり、レトロと言ったりしますよね。これらも一般的には「古着/中古」のカテゴリーに入りますが、大きな違いがあります。

いずれも「新品」ではなく、「以前所有していたもの」であり、実際にある程度「着用したもの」という意味で、一般的な「中古」衣料に分類されます。これらの英語圏での違いを詳しくみていきましょう。

中古衣料の英語表現

ヴィンテージ:vintage

vintage(ヴィンテージ)は、通常ワイン製造の際に使われる名詞で「ブドウの収穫期」や「特定の年のブドウ」などの意味があります。

形容詞として使う場合には「車/家具などが古くて値打ちのある」という意味があり、服について話す場合のヴィンテージは、1980年代から75年前までの古い時代に製造された衣服のことを指します。

ヴィンテージは、ある特定の時代を思い起こさせるものです。ヴィンテージにはプレミア価格がつき、セカンドハンドにはただの中古でプレミア価格などは存在しません。

私はヴィンテージのドレスを着るのが好きです。
I like to wear vintage dresses.

これらのヴィンテージの服はすべてセール中です。
These vintage clothes are on sale.

私はヴィンテージのティーシャツを集めるのが好きです。
I like to collect vintage t-shirts.

アンティーク:antique

antique(アンティーク)の意味は「古くて価値のある」で、その目安は100年ほどです。

100年以上前のものは、ヴィンテージではなく、アンティークと呼ばれます。状態が良ければ、さらに高値がつくはずです。アンティークの場合は、その時代のコレクターが何を求めているかを知り、品質や個性にお金を払うので、市場もかなり違ってきます。

私のおじいちゃんの家にはアンティークの柱時計がある。
My grand-father has an antique clock in his house.

私の彼女はアンティークものの服が好きだ。
My girlfriend likes antique clothes.

今日古道具屋というアンティーク屋さんに行ってきた。
I went to a shop called an antique store.

さて、ここまで「セカンドハンド」という大まかな分類から、「ヴィンテージ」「アンティーク」といったより明確な分類まで、中古衣料品の英語表現について説明してきました。しかし、レトロはどうでしょうか?それはヴィンテージと同じなのでしょうか?

レトロ:retro

レトロは「復古調スタイル」という意味で、つまり新しいファッションのこと。

最近製造され、ある時代を彷彿とさせるようなファッションを指します。

レトロは「revival(発音:リバイバル)」と同じ意味で使われることもありますが、ファッションの用語としてだけではありません。

かつて流行し、一時的に衰退したスタイルやデザインを復活させることです。

私はレトロ調の服が好きです。
I like retro style clothes.

1980年頃に作られた琥珀色のガラスビーズを使った、とてもカッコいいレトロネックレスです。
This is a very cool retro necklace in lovely chunky amber colored glass beads, dating circa 1980.

これは1983年頃のブラックサテンのレトロで素敵なヴィンテージショートジャケットです。
This is a wonderful little retro vintage short jacket in black satin, dating to circa 1983.

インスタで使える古着/中古にまつわるタグ

最後に、インスタグラムなどで使える古着や中古にまつわる英語タグを紹介します。

#used(中古)
#usedclothes(古着)
#vintageclothes(ヴィンテージ服)
#retrostyle(レトロスタイル)
#antique(アンティーク)
#antiquestyle(アンティークスタイル)
#secondhandclothes(古着服)
#thrifting(スリフティング)
#thrifty(スリフティ)

などがあります。最後のthriftyというのは「倹約家」という意味です。

まとめ

今回は古着にまつわる英語表現を紹介しました。

今回この記事内で説明したように、日本でいう古着/古着屋とアメリカでいう古着/古着屋には少しニュアンスの違いがあります。英語を勉強する上で、単語や表現などを覚えるだけでなく、これらの文化の違いなどを知ることはとても大切になってきます。

これらの違いを理解できれば、ネイティブとの会話が楽しめるだけでなく、世界中の人と繋がるチャンスにもなります。

ファッション関係の仕事をしている人や目指している人はぜひ知っておきたい内容でしたね。今日勉強したことをぜひ生かしてみてください!