日常で会話をする中で、「私も」と共感を伝える場面は多くあります。そんなときに便利なのが、as wellです。asもwellもよく耳にする単語ですが、as wellと言われてパッと意味が思い浮かばないと困ってしまいますよね。
今回は、そのas wellを解説しながら、例文や類義語、慣用句の紹介もします。今日を機に、as wellを完璧にマスターしましょう!
Contents
as wellの意味
「私も」と同調を表すときに使います。「~のように」「~と同じくらい」という意味を持つasが、「充分に」「相当に」という意味のwellにかかっているので、「ほとんど同じ」「相当近い」つまり「~も」という意味になります。
as wellの類義語
前述の通り、~as wellは「~も」という同調を表す言葉です。「~も」という同調言葉と言えば、tooやalsoなどもありますね。ここではそれらとas wellとの違いについて見ていきましょう。
as wellとtooの違い
tooも、「~も」の意味を持ちますが、日常的に割とカジュアルな場面で使われるという違いがあります。一方、as wellはtooに比べると少し堅苦しいイメージです。
私も会えて嬉しいです。
I’m glad to meet you too.
資料も拝見させていただきたいです。
I would like to see the materials as well.
親しい間柄であれば、you too.で良いですが、かしこまった相手やフォーマルな場では、you as wellで表現します。訳し方は同じですが、TPOにあわせて使い分けましょう。
明日の試合、がんばってね!
Good luck in the game tomorrow!
あなたもね!
You too!
この規則はあなたも守らなくてはなりません。
This rule must be followed by you as well.
as wellとalsoの違い
alsoも「~もまた」という意味となり、似たような言葉です。alsoは、フォーマルでもカジュアルでもどちらでも使われ、書き言葉として用いられることも多いので、とても便利です。
私も風邪をひきました。
I also caught a cold.
as wellの位置と使い方
as wellは文末に持ってきます。文頭や文中に置くことはないので、注意してください。文頭や文中に「~も」という意味を持っていきたい場合は、alsoやtooを使います。
私は英語が好きです。また、同じくらい数学も好きです。
I like English. Also, I like mathematics as much as I do.
alsoが文頭に来るときは、カンマ(,)が必要です。訳し方は「また、」と接続詞的に訳すとよいでしょう。
alsoとtooは、文中に置くことも可能です。フォーマルな場面で使うときは、tooを「,(カンマ)」で挟むことで文中に差し込むことができます。
私もその日は留守でした。
I was also away that day.
私も賞をいただきました。
I, too, received an award.
なお、as wellが文末のみに来る理由は、受け手に「~も」という情報を追加するからです。最後にas wellが来ることで、聞き取りやすく「私も」ということが相手に伝わりやすくなりますね。
私も大変お世話になりました。
Thank you very much for your help as well.
as wellを使った慣用句
最後に、as well を使った慣用句を紹介します。as wellの意味を考えながら理解していきましょう。
as wellを使った慣用句①as well as
A as well as Bは、BだけでなくAも、というAを強調させるための表現です。
彼は英語だけでなくフランス語も話せます。
He can speak French as well as English.
Aを強調させるので、not only A but also Bの表現に言い換えることも可能です。
彼はサッカーだけでなく、勉強も得意です。
He is good not only at soccer but also at studies.
AとB、どちらかを強調する意味はなく、同等に扱う場合にもこのイディオムが使われます。as well asの後に主語、述語がきます。
昨日は、あなたと同じように私も休みを取りました。
I took a day off yesterday as well as you did.
~と同じくらい上手、~と同様にうまくという意味でも使われます。こちらも、as well asの後は主語、述語がきます。
彼は彼女と同じくらい英語が上手です。
He speaks English as well as she does.
as wellを使った慣用句②might as well
might as wellは、~した方が良い、~してはどうですか、という意味になります。多くの場合might as wellが用いられますが、may as wellも同様の意味です。
先に宿題を終わらせた方がいいよ。
You might as well finish your homework first.
as wellを使った慣用句③oh well
何か問題が起きたときに、仕方がない、まぁいいさと言った意味で使います。誰かを慰めるというよりは、軽くつぶやきながら諦めを表現します。
あなたの大事なコップを壊しちゃった!
I broke your precious cup!
まぁいいさ。
Oh well.
as wellの意味|文末での使い方・tooとの違い・as well asも例文解説まとめ
as wellは、tooやalsoに近い同調を表す意味だということや、必ず文末に来ることだけでも今日覚えてしまえば、フォーマルな場でも使えるので便利です。
英語は、単語によって使えるシチュエーションが異なるので、この辺りは何度も耳にしたり使ってみることで馴染んでいきましょう。