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外国人のよくある日本語の勉強方法は?英語学習の参考にもなる、外国語を楽しく学ぶ方法

最近、コンビニなどでもよく外国人の店員を見かけますよね。流暢に日本語で会話できる人もいれば、カタコトでも一生懸命伝わるように話している人もいます。また、日本の歴史や文化、アニメをきっかけに日本を好きになり、日本語を勉強する外国人もいます。

外国語とは文法も発音も全く違う日本語を、外国人の皆さんはどうやって勉強しているのでしょうか。

今回は外国人が日本語をどうやって勉強しているのかをみていきます。一見すると英語学習には関係ないように感じますが、逆の立場に置き換えてみてください。きっと、あなたが英語を勉強する時の参考になりますよ!


どうやって勉強を進めるか

日本語は世界の言語の中でも習得するのが難しいと言われています。中国語は漢字があり、韓国語は文法も言葉も似ていることから、中国人や韓国人にとっては学びやすい言語でしょう。

ですがそれ以外の国から来た外国人にとっては、発音も文法も母国語との共通点がほとんどなく、とても難しく感じるようです。そんな彼らは一体どうやって日本語の学習をするのか?ここでは実際にみていきましょう。

まずは、あいうえおから

外国人が日本語を勉強するときは、まずはひらがな、カタカナの文字を勉強します。日本人が英語の勉強を始めるときもアルファベットから始めますし、韓国語の勉強を始めるときもハングルから始めるので、文字から勉強するというのはどの言語も同じです。

外国人は名前や国名をカタカナで書かなければならないので、ひらがなとカタカナを一緒に勉強し、発音も同時に勉強します。漢字は外国人には形が難しく、音読み、訓読みなどもあって複雑なため、ある程度文法の勉強を進めてから勉強する人が多いようです。

とりあえず日本語が話せればOKという外国人もいます。でも、日本に興味を持っているのだから、話すだけではなく文字も読めるようになって、もっと日本語の理解を深めようとする人も多いです。

また、日本の文化に直接触れてみたいという外国人も多いですね。日本に来たら、日本語表記ですし、文字が読めないと困る場合も多いです。そのためにも日本語の文字を勉強します。

私たちも興味のある国に行きたい!と思ったらその国の文字や挨拶を少しでも理解したいと思って、勉強しますよね。

勉強の始め方は文字を学ぶことから。

これは、どの国の言葉でも同じようです。

文法を勉強する手順は同じ

文字を一通り学んだら、次は挨拶を学びます。私たちも英語を学び始めた時はhelloやgood morningなど簡単な挨拶から勉強しますよね。外国人も同じように、こんにちは、さようなら、はじめましてなどの簡単な挨拶から学びます。

挨拶を学んだら、わたしはケイトです、わたしは学生です、というような簡単な文法から始まり、わたしはきれいな公園で遊びます、というような形容詞や動詞を入れた表現を学んでいきます。同時に助詞のてにをはも一緒に勉強します。

日本語を学んでいく上で、難しく感じるところは、日本語と外国語では語順が違うところです。

例えば、日本語では

私は美術館に行く。
主語→目的語→動詞

英語だと

I go to the museum.
主語→動詞→目的語

このように語順が違うので、慣れるまでに時間がかかります。これは英語を勉強する日本人も同じで、英語との語順の違いに苦労して、身につくまで時間がかかりますよね。

ここまでみると、外国人の日本語の勉強は私たちが英語を勉強する手順とほとんど変わらないことがわかりますね。また、外国人が日本語を学ぶときは絵や写真を見ながら覚えるのも効果的です。

例えば、水が飲みたいという文を学ぶ場合に、水という日本語がわからない外国人は水の写真や絵を見ることで視覚的に印象づけて覚えられます。飲みたい、などの動作はジェスチャーがあれば分かります。

コップやペットボトルなどを使って飲むふりをすればより伝わりやすくなりますね。

日本語を楽しく勉強する方法

日本語でも外国語でも言語を勉強するモチベーションをずっと維持していくのは、とても難しいことです。でも、自分の興味があることや好きなことを通じて勉強すると覚えるのも楽しく感じ、勉強するモチベーションも下がらずに続けられるのではないでしょうか。

外国人は日本の文化に興味を持ったことで日本語を覚えたいという人も多いですし、日本の文化に触れながら勉強することで、より一層日本語の勉強が楽しくなるはずです。ということでここからは、日本語を楽しく勉強する方法を紹介します。

日本語を楽しく勉強する方法からヒントを得た、英語学習に役立つコツも紹介しますね。

アニメ、映画、ドラマを活用しよう

日本のアニメに興味を持って、日本に来日する外国人も多く、実際にアニメで日本語を覚えたという外国人も多いです。日本のアニメは子どもだけではなく、大人も楽しむことができ、聞き取りやすく、実際の会話が使われているので、日常会話のリスニング練習になります。

アニメに限らず映画やドラマもストーリー性があるものばかりなので、夢中で見ると時間も忘れて見てしまうということもあります。時間を忘れてしまうくらい楽しめて、その上勉強にもなるのは一石二鳥ですよね。

映画やドラマは実際の生活のシーンやセリフがあるため、実生活の想像がしやすいです。仕事やビジネスに関わるドラマも多数あるので、ビジネスシーンの様子も参考になりますよ。

英語の勉強なら、同じように海外のドラマや映画などを活用すると英語上達の一歩になります。

絵本、漫画、小説を読んでみよう

日本の漫画は日本人のみならず、外国人にもとても人気ですよね。日本の漫画は海賊版が出てしまうくらい人気があります。今では海外で翻訳してもらって正規版として読めるようになっているようです。

最初は英語で読んで、次に日本語で読むとこういう意味だったのかと理解しながら勉強できますね。

最初は絵本から読み始めると良いでしょう。

日本の文化を絵でわかりやすく、簡単に説明している絵本も数多くありますし、漫画や小説に比べて字数が少ないため、読みやすいです。

英語学習では反対に日本の漫画が英語になっているものを読んでみてはどうでしょうか。読んだことがある漫画を英語で読んでみると、話がわかるので英語の文章が頭に入りやすいですよ。

歴史、自然、文化に触れてみよう

日本の神社やお城など日本の伝統的な建造物に興味を持って、来日する外国人も少なくありません。日本の伝統的な歴史や文化に触れることで、より日本のことを知ることができます。歴史的に有名な建造物や観光地、例えば京都などを実際に訪問するのも日本の勉強になります。

また、欧米文化とは全く違う日本特有のくらしを体験できる民泊もオススメです。

日本人は靴を脱いで家に入り、お風呂にはシャワーだけではなく浴槽に入る、寝るときはベッドではなく布団など、日本独特の文化を感じられる日本のくらしを体験するという経験も日本の文化を感じられますよ。

インターネット、アプリ、YouTubeから学ぼう

インターネットを使ったeラーニングで日本語を学べるサイトを活用することも有効的です。また、スマートフォンやタブレットなどのアプリも日本語を勉強できるものが多くあり、アプリを活用すればクイズやゲーム感覚で日本語を楽しく勉強できます。

YouTubeは特に日本語の勉強には効果的です。動画で日本語を勉強することができますし、日本の文化を紹介している動画もあります。webを利用すれば来日しなくてもすきま時間でどこでも勉強できるので、とてもオススメです。

英語の学習にとっても学べるサイトがたくさんあります。

海外のYouTubeでは英語学習に特化したものだけではなく、自分に興味があるもの、例えばDIYに関することやゲームに関することでも全て英語なのでリスニングの勉強になります。

また字幕をつけることもできるので、最初は字幕をつけて、次に見るときは字幕を外すと自分がどのくらいリスニングができるようになったかがわかるので、とても勉強になります。

料理を作ってみよう

日本食は外国人にもとても人気があります。寿司や天ぷら、ラーメン、すき焼きなど、日本食はバラエティ豊かでとても注目されています。

最近では日本を訪れる観光客のための和食の料理教室に通うというプランも多くなっています。

こういった料理教室に通って、直接日本語に触れたり、今はYouTubeでも料理のコンテンツがあるので、日本人が料理をしている動画を見ながら料理をすると日本語も覚えますし、美味しい料理が食べられて得した気分になりそうですね。

逆に英語学習という意味では、英語圏のレシピを積極的に作ってみるのはいかがでしょう?

最近は動画で説明するレシピサイトも多いので目で見ながら英語を聴くことで、美味しい物も作れ、英語力もアップしますよ。

友達を作る

日本語を話す友達を作ることが、日本語上達の一番の近道になるはずです。実際に会話をすることで、間違いを指摘してもらったり、日本語での会話の進め方がわかるのでとても勉強になります。たくさん会話をすることで日常会話が自然と身に付きます。

会って話すことが一番勉強になりますが、今はなかなか行き来が難しいですよね。そんな時は自分の国にいながらでもチャット上で会話をしたり、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSなどを通じて、日本語でコメントのやりとりをすることも日本語の勉強になります。

どの方法でも友達ができれば会話が楽しくなり、日本語を話すのが楽しくなるのでしょう。

私たちも外国人にはあえて日本語で会話をすると日本をもっと好きになってくれるのではないでしょうか。これは英語学習でも同じことが言えます。

やはり英語が話せるようになるには、英語を話す友達を作ることが一番の近道です。

友達を作るのが難しい時は、ZOOMなどを利用したオンライン英会話で英語を話す機会を作ることができます。また、今はオンラインのゲームで世界中の人とつながることができるので、そこで英語を話す機会を得ることができます。話す機会を作ることが言語の上達の近道になります。

まとめ

今回は外国人が日本語をどうやって勉強しているのかということについてみてきました。外国人が日本語を勉強する方法は私たちが英語を学ぶ方法に共通していることがわかりました。

母国語ではない言語を学ぶことはどの言語でも難しく感じますよね。日本語は特に勉強するのが難しいと言われています。日本語を学んでいる外国人はビジネスのために学んでいる人もいますが、日本の文化に興味を持って楽しんで勉強している人も多くいます。

私たちも英語を楽しんで勉強すると上達も早くなりますね。