「英語を話せるようになりたい」と願っている人は多いですが、具体的な目標の決め方がわからないという人もチラホラ。目標を決めて満足してしまう人もいますよね。
一体どのように具体的な目標を決めたら良いのでしょうか。
今回は目標の決め方から、その目標を忘れないようにするためにできることまでを紹介します。
これから英語の勉強を始める人や、今の英語力をさらにアップさせたいと考えている人は参考にしてください。
英語学習の目標を決めるステップ
英語学習を始める前には、自分に合った目標を決める必要があります。
最終的に決定するために必要なステップは全部で11点。順番に説明していきます。
①英語を習得する理由を考える
「洋画を字幕なしで鑑賞できるようになりたい」でも「ネイティブの友達とスラスラ話せるようになりたい」でも、なんでも構いません。
なぜ英語を勉強したいのか、その理由を思いつくだけ書いていきましょう。
②英語が話せるようになった自分を想像する
英語に限らず、イメージトレーニングは人の能力を飛躍させてくれる行為です。
ペラペラに英語を話せるようになった自分を想像して、モチベーションを高めましょう。
③なぜそれをしたいのか考える
例えば「英語を使った仕事をしてみたい」と思っていたら、なぜそれをしたいのか、徹底的に深堀りしてみましょう。
「いろいろな人と会って、考えに触れたい」「アメリカ文化が好きだから」など、心の奥にある願望が見つかるはずです。
④それをどこでしたいのか考える
自分の希望がはっきりしたら、それをどこで叶えたいのかを考えてみましょう。フィーリングで決めても問題はありません。
アメリカなのか、イギリスなのか、オーストラリアなのかによって、学ぶ英語は微妙に違ってきます。
⑤達成する時期を決める
次に自分のやりたいことを達成する期限を決めましょう。
期限を決めることによって学習計画を立てやすくなり、モチベーションも維持できるようになります。
できれば短期的な目標と長期的な目標ごとに、2つの期間を決めると良いでしょう。
ここまで決めることができたら、一旦以下のように自分を褒めてあげましょう。
私は自分を誇りに思います!
I’m so proud of myself!
⑥目標達成のために必要なスキルを考える
英会話をマスターしたい人であれば、ライティングのスキルはあまり必要なく、発音やリスニングスキルを高める必要があります。
また、英語のスキルだけではなく、コミュニケーションスキルなど、やりたいことを達成するために必要になるスキルは一旦すべて書き出してみましょう。
⑦スキルと自分の夢を照らし合わせる
ステップ⑥で必要だとみなしたスキルをすべて身に付けたら、果たして本当に自分の希望は叶えられるのでしょうか?もう一度よく考えてみてください。
「スピーキング能力だけではなく、リーディング能力も必要ではないか」「外国の文化に関する知識も必要ではないか」などとじっくり考えてみてください。
⑧目標のためにすべきことを考える
続いて、目標のためにすべきことを具体化していきましょう。
例えば海外旅行が英語学習の目的であれば、以下の内容が挙げられます。
- 海外旅行に役立つ英語フレーズ集を購入し、毎日音読の練習をする
- オンライン英会話で日常会話から始めてみる
- 日本文化に触れてみる
- 海外旅行のオンラインツアーに申し込み、英語で書かれたガイドを教材に勉強してみる
- GoogleMapを英語設定にし、お店のレビューを英語で読んでみる
⑨1日の学習時間を決める
目標を達成するために、1日にどれくらいの時間をかけるか考えてみましょう。
最低何時間で最高何時間かけるのか、1日平均で何時間勉強するのか、最低週何日取り組むのかを決めていきましょう。
最初はハードルを低めに設定すると継続しやすく効果的です。
⑩学習の時間帯を決める
全体の学習時間が決まったら、1日のうちでいつ学習に取り掛かるのか、時間帯を決めましょう。あとで変更してもまったく問題はありません。
一度全部試してみる前提で、最初に決めておくことが重要です。
⑪決めたことを習慣化する
ここまで決めたことは、習慣化できるように頑張りましょう。
1日5分でも10分でも1時間でもOK。一番大切なのは毎日続けることです。
最初は厳しいと感じるかもしれませんが、1ヶ月継続できたら生活の一部になってきたと言えるでしょう。
目標を達成するためのコツ
目標を決めることができても、挫折してしまっては意味がありません。
それもここで紹介する3つのコツを押さえておくことで、格段に継続しやすくなるはずです。
1.第三者に自分の英語の目標を伝える
家族でも友達でも構いませんので、自分が決めた目標は宣言しておきましょう。
人の目を意識することで、人は高いパフォーマンスを発揮できるようになります。
SNSをしている人はそこでも宣言しておくと、自分の中で目標を強い意志へと変えられるでしょう。
2.紙に書いて毎日見えるところに貼る
紙に目標を書いて、毎日見えるところに貼っておきましょう。
この方法は大谷翔平選手も実践していることで有名な話です。
忘れたくないことや目標は自分へのリマインドとしてすべて紙に書き、見えるところに貼って毎日自分に言い聞かせましょう。とても良い刺激になるはずです。
目標を紙に記し、それを誰かに説明し続けた人は達成する可能性が33%も高いことが、アメリカの大学の研究で証明されています。
この方法で達成者の一人となれるようにチャレンジしてみてください。
3.自分に優しくする
学習を継続し、これまでできなかったことができるようになったときには、意識的に自分を褒めるようにしましょう。
自分を大切にすることが、モチベーションを持続させます。
長い目で見れば、未来の自分を喜ばせることになるはずです。
まとめ
今回は少し長くなりましたが、「目標」という一見簡単に決められそうで難しいものの決め方をまとめました。
挫折しないコツと合わせて、ぜひ英語学習に役立ててみてください。
実際に英語学習を進めていくなかで、思うようにいかないときがあれば、都度目標そのものを見直し、軌道修正することも大切ですよ。